山形建築研究所 休憩室

ここは、山形建築研究所の休憩室です。ちょっとひと休みしていきませんか?玄関口ではなく勝手口からお気軽にどうぞ!

山形建築研究所 休憩室へようこそ!

山形建築研究所 休憩室にお越しいただきありがとうございます。 私たちは、首都圏北部の中核と言われる宇都宮市に事務所を置き、栃木県全域をはじめ、関東近県を設計業務範囲の核として、住宅設計を主として行っている建築設計事務所です。 このブログは山形建築研究所の休憩室です。 イベント情報や現在進行中の建築現場のレポートをはじめ、住まい、建築にまつわる諸々の話、事務所や我家での出来事等、日々感じた事などを趣味の写真を交えながら気の向くまま、勝手気ままに綴っていきます。 よろしくお付き合い下さい。

一坪階段

2016年02月12日 | 宮上野のすまい
着々と工事が進む<宮上野のすまい>では大工工事が大詰めといったところで、階段のかたちが見えてきました。(^^
<東原のすまい>でもお話ししましたが、今回も『五段回りの一坪階段』で・・・今回も大工職には苦労をかけています。
中心部分の段板が取り合う部分を前回の70mmから35mmへと半分に、手摺部分をちょっとスッキリと納まるように工夫しています。
同じような納まりに見えますが、少しづつ変えていくようにしています。(^^)


上り下りしてみると、心地よい『リズム』です。 GR DIGITAL 掘.痢璽肇螢潺鵐亜

うちの事務所の標準となる『一坪階段』ですが、まだまだこだわるところはありそうです。
Comment

30年

2016年02月08日 | 仕事
築30年の住まいをリフォームという相談で、今日は午後からすまい手であるTさんのお宅へ。
このTさんの住まいは、就職して2年目(24歳)の修行時代に担当した物件で、私が初めて設計をさせて頂いた住宅なのです。
製本されて残されている手書き(←当時は当たり前だったんですよ)の図面を広げて打合せ・・・ちょっとその頃の事を思い出して懐かしい気持ちと
当時の自分に再会したような、追試験の答え合わせをしているような気持ちに苦笑いといった感でした。
30年という時間の経過によって古びているところはありますが、大切に使って頂いている様子が伝わってきました。

写真はキッチン上部の吹抜けから、夕食の支度をする夫人を・・・GR DIGITAL 掘.痢璽肇螢潺鵐亜

30年を経た再試験でどんな答えが出るのか?お楽しみにといったところです。(^^)v
Comment

立春大吉

2016年02月04日 | 宮上野のすまい
今日は午後から<宮上野のすまい>の定例打合せ。外壁の板金工事がほぼ完了というところで、検査と云うと大げさですが工程毎の確認を。

ガルバリウム鋼板小波板の出隅部分 以下 GR DIGITAL
東原のすまい>でも板金職にお願いして施工して頂いたコーナーの納まり同様に小波山の部分を折り曲げて角を出す納まり。
現場では仕上がりが気になっていたようですが、丁寧な仕事をして頂ける板金職方のおかげで今回もスッキリとした仕上がりです。(^^)v

今回の現場での初めての試み、アルミサッシュを使った引込み窓の工夫。
木造住宅の設計で開いたり引いたり動く窓のデザインを考える場合、意匠面だけで考えれば既製品のアルミサッシや樹脂サッシを使うより
木製建具やスチールサッシを採用した方が空間に即した様々な形やディテールを工夫する事ができ
空間デザインにとって開口部の設えが特に重要な要素の一つであるが故に、空間全体の演出という点からも優れていると言えます。
でも、その場その場で一から造る木製建具の場合には、よほど凝ったディテールと厳選された木材を使わない限り(⇒ドカッとコストアップ)気密性に問題を抱えますし、経年変化による劣化も気になります。
また、スチールサッシの場合には製作費がこれまたドドーンと掛かる上に、ヒートブリッジによるサッシ枠(表面だけでなく内部共)での結露はよほどの対策を講じない限り避けられませんし
ディテールによってはかなりの重量ともなるため構造が木造の場合には構造体への負担も増します。
近年は木枠を使って半ば既製品化されたいわゆる木製サッシも様々なメーカーで造られ多く出回るようになってきており
なかには木の素材感を生かした空間であればかなりマッチする優れたデザインのサッシも見受けられるようになってきましたが
開口はできるだけシンプル、といった空間デザインの場合にはたとえ単体のデザインとしては優れていようともその大きな木枠(障子框といいます)はやはり不粋なものとなります。

ちょっと余談気味な話ですが、建築雑誌に掲載されるような住宅にやたらとFIX窓が多用されているのは、
簡単なディテール=ローコストで枠を消し去ったシンプルな開口部が造れるから、でもあります・・・もちろんその窓は開きませんから
そんな窓ばかりで設えられた住宅は、私の場合、写真を眺めているだけでもなんだか息苦しく感じたりも。(^^;

でも、そんな開閉可能な窓にはしたいものの、時には、ココは障子框が見えないシンプルな開口として見せなければ空間が締まらない・・・という場面が出てくるときがあります。
あぁだけれども予算は限られているし、気密性の確保や経年変化も考えないと・・・
そんな時にウチの事務所で採用する定番のディテールが、アルミサッシ(樹脂サッシでも同じ)の中でも最もローコストな引違い窓を使った引込み窓です。


和室地窓に採用した片引き・引込みの窓は小窓ですが、アルミサッシュ、障子を引き込んだ時のスッキリとした感じはなかなかのものとなるはずです。


網戸、ガラス戸、ガラス戸のクレセント操作の工夫、障子と納まりは若干複雑になります。
引込窓納まりは、ウチの事務所オリジナルディテールというわけでもなく、昔からある工夫ですが
ここまで徹底してやっている事務所はあまり見かけない(←たぶん)・・・その辺が、まあ、その、ちょっとした自慢かも(^^)、です。
ただ、気密性・耐久性に優れながらも超ローコストな住宅用アルミサッシ引違い窓を使っているとはいえ、ディテールを実現するための大工職の手間はそれなりに・・・で
全体のコストバランスを考えると要所でしか使えないのが難点ではあります。

外壁や開口部の納まりなど、コストを掛けずにできるだけスッキリと見せよう・・・そんなことを考えながら現場はすすんでいきます。


本日は<立春>ということで、立春大吉のおまじない。

スッキリと晴れた現場からの眺め。前回の記事<朝の空>ではモノクロでしたが今日はカラーで。(^^
立春は冬が終わり春が始まる節目の日、暦の上では一年の始まりです。今節季もまた幸あらん事を祈願して。

Comment

明日から『春』

2016年02月03日 | 家族
今日は節分(せつぶん)です。「季節を分ける」つまり季節が移り変わる節目を意味する日で立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に4回あります。
春を一年の始まりと考えて立春の前日をさすことが多いようです。立春を1年のはじまりである新年と考えれば節分は大晦日ということ。
節分と云えば『豆まき』、我が家だけの慣わしなのかも知れませんが鰯の頭を串に刺して神棚などにお供えする『柊鰯』
そして、いつからはじまったのか、<その年の恵方を向いて太巻きを食べる>という慣わしも・・・


写真は話題とは全く関係ありませんが、朝晩の散歩がすっかり習慣になって・・・朝の散歩のひと時 GR DIGITAL 検.痢璽肇螢潺鵐亜.皀離ロ化

きっと、今夜の食卓には『福豆』『鰯』『太巻寿司』が並んでいることでしょう。(^^)
明日から春といったものの、まだまだ2月は冬そのものです。体調管理にはくれぐれもご留意してお過ごし下さい。
Comment

学芸員を展示する

2016年01月28日 | 我が街
今日の宇都宮は暖かく穏やかな一日でした。冬の日差しに誘われて出掛けた帰り道にちょっと寄り道をして・・・

事務所近くの桜美公園(通称貝殻公園←私だけ)の梅の木はつぼみがほころんで・・・平年より早いような気がしますが? GR DIGITAL 検]出補正-0.7

さらに寄り道ついでに栃木県立美術館へ・・・
お目当ては<学芸員を展示する>という企画展。ずっと気になっていたタイトルだったので。(^^
『学芸員』ってどんな仕事? 美術館の裏側を展示作品を通して観ることができる楽しい企画展でした。




美術館のランドマークである『すずかけ』はかなりの大樹で、開館以前からこの場所に立っていたそうです。 GR DIGITAL 検]出補正+0.7

栃木県立美術館
開館は1972年、大阪万博の2年後で、設計を手掛けた川崎清氏は万博美術館も設計している京大の名誉教授。
企画展の入口には当時の設計図の一部(青焼き)や開館当時の模型等も展示されています。
透明な印象の建物は時間の流れを感じさせないデザイン。(^^

Comment

朝の空

2016年01月23日 | 宮上野のすまい
<宮上野のすまい>では朝早くから現場での打合せ。
すまい手、施工者、設計者の三者の予定を合わせた結果←とはいえ、早朝になったのは私の都合にあわせて頂いた結果だったのですが。(^^;
(予定を合わせていただきましてありがとうございました。)

現場に到着したときには誰もいませんで、中に入れずに・・・足場を上って

冬の澄み渡った空!・・・というわけには行きませんでしたが、足場越しに広がる日光連山を。GR DIGITAL 掘.皀離ロ 露出補正-0.3
宇都宮界隈では夕方から雪がチラホラと・・・<大寒>を過ぎて冷え込む週末です。ブログをご覧の皆様、くれぐれも御自愛のほど。(^^)

Comment

階段には「シーン」がある

2016年01月21日 | 家族
ヒッチコックの「めまい」の鐘楼への階段、「ローマの休日」のスペイン階段などのように視界の上下の変化を強調したシーン
「ウエストサイドストーリー」などのミュージカルでダンスの舞台としての上下の変化、重力から解放された軽やかさを表現するシーン
ストーリー展開の重要なクライマックスで「マイフェアレディ」のように新しい人生に生まれ変わるときに階段から降りてくるシーン





朝早くから、何が云いたいのかって・・・昨日まで降りられなかった階段を愛犬チューが降りられるようになったので!←朝からの親バカぶりですが。(^^;

<犬ブログ>と勘違いされてしまっては困りますので、階段について・・・
階段を上っている、あるいは下りているときには、視界レベルの変化によって、怖れ、驚き、苦痛などの心理的、身体的影響が生じるといわれています。
視覚に関する基礎データによると、人間の視線は自然に立った状態で0〜30°対象に適した領域があり、この範囲外のものに対しては特別な眼球や頭の動きが必要になるそうです。
また、身体的には階段の上り下りをすることで、重力に逆らって身体を移動させる力を必要とすること、同じ幅で足を動かすことから苦痛やリズムが生じます。
このように階段は、人の視覚、身体に影響を与え、意識変化の分岐点になるものです。だから、そこからシーンの変化が生まれるというわけです。


階段にはシーンがあり、ドラマがある。
階段で繰り広げられるシーン、階段の上と下で変わるシーンがある。
階段が空間と時間に変化を与えるから生活のシーンが変わる・・・そこからドラマが生まれる。←ちょっと大袈裟。(-_-;)

Comments (2)

春渡祭

2016年01月15日 | 我が街
今日は『おたりやさん』
以前にも書いたことがあると思いますが、春渡祭と書いて『オタリヤ』と読みます。12月15日の冬渡祭も『オタリヤ』と読みます。
二荒山神社の境内では御焚きあげが行われています。我が家の松飾りも焚き上げていただくようにと、夕方に神社へと。以下2点ともGR DIGITAL


ピンが左奥の半纏、二荒山神社にいってしまいましたが。(-_-;)

オタリヤのお焚き上げの火に手をかざすと、風邪を引かないといいます・・・モニターに手をかざして見てください。(^^;

1月15日の春渡祭は正月の松飾りやしめかざりを持ち寄り境内で焚き上げるという儀式で、お正月の終わりを感じさせるお祭りです。
無病息災や家内安全、火災防止などのご利益があるそのほかには、針仕事をしてはいけない、風呂に入らない・・・などの禁忌もあるようですが
今夜は冷え込んでいますので、風邪をひかないようゆっくりと温まってから休むことにします・・・(^^)


Comment

一年点検

2016年01月13日 | 停車場線のすまい
一昨年暮に竣工した<停車場線のすまい>が一年経ちました。(正確には一年と約一カ月ですが・・・)
そこで、今朝は工事を行った荒井工務所さんと一年点検のために鹿沼市樅山町へと
点検の主旨は<建物を1年間使ってみて、何か不具合はありませんか?具合の悪いところは治しましょう>というものです。


外壁に張られた<米杉羽目板> 一年たって味わい深くなってきたようです。 GR DIGITAL 検.痢璽肇螢潺鵐

点検ではいつものように、竣工後木材が若干収縮することによるボードのチリ切れや塗装、コーキングの浮き、建具、特に木製建具のチェック。
気温や湿度の影響を受けやすい木製建具も今回、若干のメンテナンスや調整を必要とするものの大きな不具合はない様子でした。
<機嫌がいい時と悪い時があるんですよ>と理解ある住まい手に、感謝・感謝・・・(^^)

そこで、木製建具についてちょっと・・・
木が人間のための材料としてよい材料である事、建具が建物の中で人が最も多く触れる場所である事は誰もが認めることです。
だから、建具をさわり心地の優しい木でつくろうとしています。
でも、最大の問題は木製建具がメンテナンスを必要とする事!そして、木製建具で性能を上げようとすると、コストに反映する事!
メンテナンスフリーのアルミサッシュの性能がよくなって普及している事を尻目に木製建具を使い続けるべきだと思います。
せめて、家の顔となる玄関扉くらいは、木の建具にしたい・・・コストと性能に悩みながら。(^^;


Comment

木ずり下地

2016年01月08日 | 宮上野のすまい
松の内もあけて正月飾りを外して今日から本格的な仕事始めです。進行中の<宮上野のすまい>の現場は6日から作業が始まり、外部の工事が進行中です。


東側道路面の外壁左官仕上の部分では<木ずり下地>がほぼ完了。GR DIGITAL 掘.痢璽肇螢潺鵐亜]出補正-0.7

下地のざら板が張られた状態も、これはこれで美しい状態です。(^^
木ずり下地とは・・・モルタルを塗るための下地として杉などの小幅板(巾60〜90mm、厚さ7〜9弌砲髻10mm程度の隙間で水平もしくは垂直に釘で打ち付けた下地
この下地の上にアスファルトフェルトとラス網を張りモルタルを塗ます。荒(粗)木のままで使われる。木裏を外側に向けて張ります。



Comment