山形建築研究所 休憩室

ここは、山形建築研究所の休憩室です。ちょっとひと休みしていきませんか?玄関口ではなく勝手口からお気軽にどうぞ!

山形建築研究所 休憩室へようこそ!

山形建築研究所 休憩室にお越しいただきありがとうございます。 私たちは、首都圏北部の中核と言われる宇都宮市に事務所を置き、栃木県全域をはじめ、関東近県を設計業務範囲の核として、住宅設計を主として行っている建築設計事務所です。 このブログは山形建築研究所の休憩室です。 イベント情報や現在進行中の建築現場のレポートをはじめ、住まい、建築にまつわる諸々の話、事務所や我家での出来事等、日々感じた事などを趣味の写真を交えながら気の向くまま、勝手気ままに綴っていきます。 よろしくお付き合い下さい。

ほぼでき!

2016年06月29日 | 南宇都宮のすまい
夏至から一週間が過ぎてすっかり夏らしさを増した宇都宮界隈、空の様子を気にしながら<南宇都宮のすまい>では、週末の取扱い説明へ向けて工事が進んでいます。
障子紙張りや塗装の残り、ちょこまかとした器具付けや手直し等が残っていますが、ほぼ出来上がり!


前回の記事でお伝えした<洗い出し仕上>の玄関・ポーチの床、塗装が残っている玄関建具。写真は2点ともGR DIGITAL Ⅳ


玄関ホールの見返し。手前の舞良戸にはワーロンプレートが入って出来上がりです。

夏至の日は一年で昼間が一番長い日ですが、日の出が最も早く、日の入が最も遅くなるわけではありません。
日本では日の出が最も早い日は夏至より一週間ほど早く、日の入が最も遅い日は夏至より一週間ほど後です。
昨年の記事<日が短くなった>でも書きましたが冬至も日の出が最も遅い日は冬至の後、日の入が最も早い日は冬至の前ということです。
その理由はふたつ・・・
1.黄道(太陽の通り道)と赤道との角度が23.4度傾いているため。
2.地球の公転軌道が楕円であるため。
と、難しいことが原因のようですが、やわらかく云うと昼間の長さを決める太陽の高さと日の出・日の入の時間を決めている太陽の動きのふたつが原因←やわらかくなってませんね。(^^;

日の入が遅い日ならば、今日は明るいうちから・・・なんて不埒なことを考えてみたり。
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洗い出し

2016年06月21日 | 南宇都宮のすまい
今日の<南宇都宮のすまい>は左官職による玄関土間洗い出し仕上。以下写真はすべてGR DIGITAL Ⅳ

大磯種石を練り合わせたモルタルを塗り、頃合いを見はからって表面のモルタルを洗い出して仕上げます。均質な工業製品にはない自然な風合いが魅力。
混入する種石の大きさや種類によって多彩なテクスチュアを得ることができ、プリミティブな質感と肌合いになります。

洗い出しに使う種石の砂利は、粒径(砂利の大きさ)や種類(色や形)によって様々です。

大磯の他にも種石には南部、金華(茶系)、桃山、錆御影(赤系)、那智(黒系)等などがありますが・・・
今回は、チョイシブ!落ち着いた風合いを狙って「大磯(おおいそ)砂利」を選び、粒径は2分砂利(6~7mm程度)大きすぎず小さすぎずのちょうど良い大きさ。











・・・そして、ここからはオマケ! この現場のすぐそばにも美味しい蕎麦屋を見つけたので・・・

少し太めの1分弱(2~3㎜)、少しザラついた舌ざわりは均質な工業製品にはない自然な風合いで←あっ、どこかで聞いたような。(^^;

・・・そして、さらにおまけ!! 

蕎麦の向こう側に写っているのは<野菜天> インゲン(緑系)、サツマイモ(茶系)、ニンジン(赤系)・・・さすがに黒系はありませんが。(^^;
オマケのおまけなので写真は小さめで。(-_-;)
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建て込み

2016年06月16日 | 南宇都宮のすまい
着々と工事が進む<南宇都宮のすまい>では、作業場で製作された建具が搬入され建て込みが始まりました。
木製建具工事は、現場での寸法採寸~作業場で製作~現場搬入~建て込み~建具調整の順に進んでいきます。


4月の記事<道具>でお伝えした鴨居に障子が建て込まれていきます。GR DIGITAL Ⅳ 適宜トリミング。

大工工事と建具工事の精度の違いがぶつかる・・・といった場面でもあります。
現場からの言葉によって納まりが変わることがあります。図面はどんな風にでも描くことが出来ますが
新しい事を考えるほどに解らないことが増えて、難しい納まりになっていくことがあります。
スケッチを見てもらって『こんな風にしたい・・・』と職人さんに伝えることで、造る側の言葉が聞けて納まりが解ってきます。
両者の気持ちが良いものに仕上げていく・・・そんな風に考えています。

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ヒュー・スコット=ダグラス

2016年06月15日 | 雑記帳


6月15日は<栃木県民の日> お昼休みに事務所近くの栃木県立美術館へ
ヒュー・スコット=ダグラス(1988年英国ケンブリッジ生まれ、米国ニューヨーク在住)の最新作を中心とした展覧会。
スコット=ダグラスは、絵画の誕生からグーテンベルクの印刷術、写真や映像、そしてインターネットを経て今日にいたる画像の可能性を探求しながら
画像とは何か、その価値とは何かを追究するアーティストです。<美術館サイトより>

会場は写真撮影可。『ボケ』 2016 アルミニウムにマウントしたクロモジェニック・プリント GR DIGITAL Ⅳ


『アクティブ・サープラス』 2012/13 35mmスライドをアナログプロジェクターで投影させた画像。

・・・感想は抽象的すぎてピンとこないといった感。(^^;

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直して住む

2016年06月13日 | 仕事
2月の記事<30年>でご紹介した住まいの工事がそろそろ完了です。リフォームとリノベイションの違いは?・・・なんてことも書きました。
まあ、言葉の使い分けはあいまいですが、つまりは『直して住む』ということです。


玄関ポーチを照らしていた間接照明、照明ボックス。その形をそのままに残しちょっとだけ広くなった玄関。GR DIGITAL Ⅳ ノートリミング。


間接照明の照度だけではどうしても明るさ不足ということで・・・設計当時は薄暗いあかりをと提案したものですが・・・
高齢になると(←あまり使いたくない言葉ですが)それまで提案してきた明るさでは、どうしても生活に支障をきたすようになってきます。

ここでちょっと、加齢による明るさの必要性について・・・加齢による視覚特性の変化あわせて、年齢に対応した明るさが必要になってきます。
視覚特性の低下は、20代後半から始まり、40代後半からは高齢者の範疇に入るといわれています。
対策として目の老化や老眼の進む年代では、明るさを加えて対処していく必要があります。
一般的には60歳代の年代での明るさは、20歳代を1.0とすると、約3倍の照度で網膜に達する光量が同じになるそうです。


永く住まうためには、経年変化やライフスタイルの変化にともない10年~30年の間隔で「直す」ことが必要となってきます。
そのときに「まっさら」にやり直すのか、それとも悪くなったところを「直す」のかということが出てきます。
器やお皿など欠けてしまったり、割れてしまった時の修復をするとき、割れた箇所を漆で接着しその割れに沿って金を装飾していく<金継ぎ>と云われる方法があります。
修復したあとが独特の風情をもたらしたりするような感覚が「直して住む」ということかもしれません。(^^






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あさごワン!

2016年06月12日 | 家族

我が家の愛犬「チュウ」の朝ごはん! とてもおいしそうだったので。(^^
食べた順番は・・・茶色いやつからでした。
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パテかけ

2016年06月08日 | 南宇都宮のすまい
<南宇都宮のすまい>の現場では大工職から内装職へとバトンタッチ。壁紙張りの下地処理、<パテかけ>が進行中です。

ペンキを塗る、壁紙を貼る、塗り壁材を塗るといった仕上工事の前には下地の処理をします。これを下地調整とか素地調整と云います。
まあ、お化粧のファンデーションといったところ。
工具や機材は専用の本格的なものなので以前にも書きましたが、素人の手ではまあ無理。年月が経ってもクロスの浮きや継ぎ目が目立たないようにする技術が詰まっています。
月末竣工をめざして、もうひと頑張り・・・といった感です。(^^)v


先日の記事<薄浅葱>で浅葱色のことを書きましたが。その後<あさぎ>について調べてみると<浅葱色>と<浅黄色>があるようです。
<浅葱>は前述のように「薄い葱の葉の色の意」というところから葱の葉を思い浮かべると葱の葉は青味を帯びています。
でも<浅黄>は場面によって青だったり黄色だったりします。(-_-;) この点は、「浅葱は浅黄とも書く」と広辞苑の説明にもあります。


浅葱色 あさぎいろ
#00a3af
R:0 G:163 B:175
H:184 S:100 B:69
L*:58.9 a*:-54.06 b*:-22.21
C:100% M:7% Y:0% K:31%


浅黄 うすき
#edd3a1
R:237 G:211 B:161
H:39 S:32 B:93
L*:86.15 a*:7.37 b*:31.23
C:0% M:11% Y:32% K:7%
どちらも出典は:日本の伝統色

青か黄色か混乱しないように「浅黄」は「うすき」と読んで「浅葱」と区別することもあるようですが
・・・全く別の色、信号の緑色を「青」と言うように日本人にとって色の表記は「玉虫色」・・・ところで「玉虫色」って?

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薄浅葱

2016年06月07日 | 我が街

今朝の散歩で目に付いた<ガクアジサイ> GR DIGITAL Ⅳ ノートリミング 露出補正+0.7 コントラスト弱めで…
薄浅葱(ウスアサギ)は浅葱色(アサギイロ)を薄くしたような淡い青緑色のこと。『浅葱色』は日本の伝統色で若いネギにちなんだ色。
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薫風

2016年05月31日 | 雑記帳

新緑の間を吹き抜ける風が心地いい、風薫るといった感の我が街界隈。以下2点ともGR DIGITAL Ⅳ ノートリミング



初夏を思わせる、おなじみの貝殻公園。ベンチに腰掛けてのんびりと…なんて。(^^)



じゃあなくて…午後は自転車に乗って打合せに出掛けます。(^^)v
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留め

2016年05月25日 | 南宇都宮のすまい
親子の大工職による木工事が、いよいよ大詰め…といった<南宇都宮のすまい> 昨日は寡黙な棟梁(お父さん)と現場で詳細確認の打合せ。


写真左:先月の記事<道具>でご紹介した刃掛け納まりの引込障子鴨居と竪枠部分…今回もピンが甘いようで。(-_-;)
写真右:キッチンカウンター笠木の<留め>納まり。2つの部材が45度に取りあうことを留めといいます。
窓枠や額縁などを45度の接合線だけをそのまま見せて納めること。幅広材を<留め>で納めるのは難しい細工であり、後で留めの内側部分に隙間が出来やすい。
隙間が出来ることを嫌って、ほぞの組み方に工夫をしたりしますが透かないようにするのは難しく完全な乾燥材を使うことが良いようです。


外はどうなっている?…ということで、サッシュメーカーのPRのような写真ですが。(-_-;)
玄関の様子をモノクロで…この後、木製の玄関扉が吊り込まれますのでカラー写真はその時まで、お・あ・づ・け

工事が大詰めといったところで、なんですが、リフォームと最近良く耳にするリノベーションの違いってどんなところなのでしょうか?
住まい等を改修することを規模や内容によって「増改築」や「営繕」と呼んでいました。その後、これらを表す言葉として「リフォーム」が使われるようになりました。
リフォームとリノベーション、同じような意味に感じるけど、具体的に何が違うのと思われる方が多いのではないでしょうか。

そこでちょっと調べてみると…
「リフォーム」は、古くなった設備や内装を新しくしたり、間取りを変えたりすることを指し、「住まいの改修」全般を表す言葉として最もよく使われています。
ちょっとしたクロスの張り替えや、古くなった設備の取替えから大がかりな改修や増築まで何でも「リフォーム」と呼ばれていますが
どちらかというと、老朽化したものを新築の状態に戻すというニュアンスで使われることが多いようです。

一方「リノベーション」は、古い建物のよさを活かしながら、給排水、電気などの設備も全面的に新しくし、断熱性や耐震性などの性能を新築時以上に向上させたり
住まい手の好みのデザインや間取りに変えたりすることにより、住まいに「新たな付加価値」を生み出す手法としてよく使われます。
最近、住宅購入の新しい手法として、中古マンションや一戸建てを購入し、大がかりな改修を行うことを総称して「リノベーション」と呼ぶようになってきています。
建物の用途を変更する場合には「コンバージョン」と呼んだりしますが「リノベーション」の範囲のなかに含まれるようです。

ちなみに、『reform』という言葉は和製英語であり、英語圏では『renovation』もしくは『remodel』が使われているとのことです。
言葉の使い分けは曖昧で、横文字にすることでさらにややこしくしてしまうことで明確な線引きは出来ていないようですが、名前が持つイメージっていうのもあります。
でも、大切なことは現状の住まいのことををきちんととらえて、機能や性能、そしてコストなどを考え、すまい手の要望を反映しながら、どのように『組直し』をしていくのかということ。
なので、名前にあまり深い意味は無いと考えていますが・・・どうでしょうか?


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