No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

あまーい鰻重〜かおる堂の鰻重

2024-07-12 | その他



秋田県に6店舗を展開する「かおる堂」。和菓子から洋菓子まで揃える老舗のお菓子屋さんである。最近は毎年フェイクスイーツを販売し、それが話題になっている。今年はずばり「鰻重」。商品名も「鰻重」。鰻は練り切りで作られ、タレはカラメルソースで再現しているということだ。ローカルニュースで見て、あまりの再現度に衝撃を受けて買いに行った。540円(税込)だった。サイズ感が分かり難いけど、チュールと並べたので参考にして下さい。本物の鰻重よりはかなり小さくて可愛いお菓子である。鰻の照りの再現度が素晴らしい。ずっと飾っておきたいくらいだけど、ナマモノなので、実食した。

一言でいえば、実に不思議な感覚である。頭では理解していても、どうしても「鰻重」の味を思い浮かべる。ご飯の部分はスポンジケーキで出来ており、想像以上に「ケーキ」そのもの味がして、激しく困惑する(笑)。これはケーキとしても普通に美味しい。僕はあまりスイーツみたいなものは食べないので、味音痴で正確な表現が出来なくて申し訳ない。材料の詳細確認もせず、そのまま食べてしまった。手間も掛かっているし、味も良いので、これで540円はバーゲンプライスではないか。もう一回くらいは食べてみたいけど、まあ何回も食べるお菓子ではないことは確かである。


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ROKU GIN 〜「六」という名のジン

2024-06-09 | その他



僕のブログネームは「6x6」という。これは元々、二眼レフの写真を掲載するブログとしてスタートしたことに起因する。「6x6」というのは、二眼レフのフィルムフォーマット名であり、縦横6センチの正方形を意味する。ちなみに読み方としては「シックスバイシックス」となる。だがいつしか、僕は「ロクロク」とか「ロク」と呼ばれるようになった。最初は落語に出てくる胡麻塩頭のご隠居さんみたいだと違和感を覚えた(笑)。いまではすっかり慣れて、自分は「ロク」だと認識するに至った。

前置きはそれくらいにして、サントリーにジャパニーズクラフトジンを名乗る「六」というジンが存在する。2017年の発売らしい。僕はその存在をつい最近知った。日本伝統の「桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子」6種類の成分が入ったジンだという。「六(ロク)」・・・。どんな味なのか気になる。しかもボトルを見れば、「ROKU GIN」と書いてある。これは「ロクとギン」とも読める。僕と猫の銀次郎だ。もう買って飲んでみるしかあるまい。というわけで飲んでみたのが今回の記事だ。推奨通り、炭酸水で割った。山椒と柚子はすぐに分かった。あとは複雑に絡んだ奥深い味だった。1日1合だとすれば、写真の炭酸割り(ジン30ml、炭酸水150ml、氷たくさん)を2杯飲むことが出来る。惜しむらくは実売価格が4000円強とお高いことだ。うん、やはり1杯にしよう。

追伸:iPhone13PROが音声通話の際に雑音が多く入るようなって困っていた。やむなく15PROに買い替えた。使用感はほぼ同じだけど、カメラの性能が無茶苦茶良くなっていて吃驚。


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それぞれの「Perfect Days」

2024-04-11 | その他
映画「パーフェクトデイズ」を観た。これで二度目である。「二回目を観たい」と思う映画は数多くあるけど、実際に映画館で「二回目を観た」映画というのは余り記憶にない。少なくとも、ここ15年では初めてだと思う。「パーフェクトデイズ」は、ヴィム・ヴェンダース が監督を務め、役所広司が主演した作品だ。ヴィム・ヴェンダースは僕の大好きな映画「パリ・テキサス」の監督であり、相性が悪かろうはずもない。ストーリーを追うことに意味がある映画ではないが、大体次のような話だ。

東京でトイレ清掃員として働く中年の男、平山(役所広司)。彼は木造の質素なアパートに殆ど物を持たず一人で暮らしている。その生活は大体において同じルーティンの繰り返しだ。早朝、近所のお寺の竹ぼうきの音で目覚め、布団を畳んで身支度をする。育てている植物に霧吹きで水を掛ける。家の前で缶コーヒーを買うと、軽ワゴン車に乗り込む。車内でカセットテープの古い音楽を聴きながら仕事場に向かう。清掃員として担当する都心のトイレ清掃を行う。彼は無口で黙々と、かつ丁寧に仕事をする。嫌々やっているのではなく、仕事に打ち込んでいる。何故という理由はないと思う。それが彼のやり方だ。休憩時間には樹々の枝葉が作る影の動きを、毎日フィルムカメラで撮影する。仕事が終わるとアパートに戻る。銭湯に行き、大抵は一番風呂に入る。その後、一杯飲み屋でささやかな食事をする。家に戻ると本を読み、眠くなったら寝る。以下、次の日も同じである。週末は仕事の代わりに、アパートの部屋を綺麗に掃除し、コインランドリーで洗濯をし、フィルム写真の選別をする。そして古本屋で文庫本を買う。週末の夜だけは小綺麗な料理屋で酒を飲む。料理屋のママは色っぽい石川さゆりであり、少しだけ鼻の下を伸ばす。平山は偉人でもなければ、何か大きなことを起こすわけでもなく、同じような日々を送っている。それでも生きていれば時折、心に波紋を起こす出来事もある。仕事場の後輩を巡る小事件、家出してきた姪っ子との交流とその母(平山の妹)との関係、料理屋のママの元旦那とのひと時。ネタバレになるのでこれ以上は書きません。無口で殆ど喋らない平山にも感情もあれば、過去だってある。それなりの影だってあるだろう。それでも彼は周囲の人との小さな触れあいの中で生きている。今日もまた新しい、いつも通りの一日が始まっていく。

という訳で、大きな事件もなければ、平山の人生が語られるわけでもないし、謎が解明されたり、新しい発見がある訳でもない。結局のところ、それが我々の人生でもある。平山の姿は、どんな人間にとっても「もう一人の自分」そのものになり得ると思う。「もう一人の自分」とまではいかなくても、「自分のある一部分」を具現化した人生であることを否定できる人は少ないだろう。二回目の上映を観た時、時間が流れるように進んだ。というより時間の流れそのものを意識しなかった。映画を観ているというより、その空間のなかに紛れ込んでいるような感覚があった。3回目を観れば、きっとその感覚は更に進化するだろう。5回目くらいになれば、僕は映画のどこかに登場しているかもしれない。そんな不思議な没入感は初めての経験だった。出来れば、もう一度観たいと思う。


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ブログ一時休止のお知らせ

2023-11-06 | その他


いつも拙ブログを拝見頂き、また沢山の応援クリックを頂きありがとうございます。誠に勝手ながら少しの間、当ブログは休止します。例によって意外と早く復帰するかもしれませんし、もうちょっと長く掛かるかもしれません。しれっと復活した際は(それが明日でも)、生暖かく見てやって下さい。大げさなことを書かなくても、ブログだから更新間隔は自由なので、告知は不要かもしれません。でも「天然松茸だよ!奥さん!」がトップページに居座るのも耐え難いし、「お前いつまで休むんだよ」とのメールも頂きましたので、お知らせします。可能なときは皆さんのブログは閲覧、応援クリックします。その間、皆さまが素敵な写真ライフ、ブログライフを過ごされることを!ではまた。

追伸:このブログは僕の縮図的なところがあるので、更新されなくても「やめる=廃止する」ことはありません。置き土産に「モノクロ猿と半月」という謎のメッセージを残していきます。


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料理修行は続く

2023-10-20 | その他
引き続き料理修行は続いている。「うちのごはん」シリーズのような専用合わせ調味料があるので、どうしても中華料理が多くなる。揚げ物はできないので、炒めもの中心となり、煮物を始めたばかりといった具合だ。先日は合わせ調味料を使わず、豆板醤とか甜麺醤を自分で合わせて麻婆豆腐を作ってみた。正直微妙な出来だった。近いうちにリベンジしたい。これからの季節に向かい、栄養バランスが整い、免疫力をあげる料理を作りたい。市販の合わせ調味料に慣れきる前に、野菜の切り方や、食材の処理(洗う、切る、)、調味料の使い方などの基本を習得していこう。そのうえで時短のための方法(冷凍野菜など)を模索していきたい。

まだiPhoneで記録写真を撮っているだけだが、最近の料理はこんな感じです。左上から「豚肉とニラの卵炒め」、その右が「ペペロンチーノ」、真ん中左が「油揚げとほうれん草の煮物」、その右「台湾風ぴり辛野菜炒め」、下段左「海老とブロッコリーのガーリック炒め」、その右「ポトフ」。自分としてポトフが一番美味かった。海老とブロッコリーのガーリック炒めは、チューブではなく本物のニンニクを使ったことと、市販の合わせ調味料を使わなかったことが画期的だった。次回あたりは盛り付けをちゃんとして、カメラで撮影したものを掲載したいものだ。
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不穏な情勢

2023-09-30 | その他
僕の自動車保険(任意)は、いま話題のJ社に加入している。これまで幾つかの事故処理をして頂き、その対応には概ね満足している。事故はないに越したことはない。でも昨日、某所駐車場で軽微な接触事故の被害にあった。停車中にぶつけられたのである。フロント部分を少し擦った程度で、大きな被害はなかった。相手も「他のクルマに気を取られて全く見ていなかった」と率直に認めている。警察の自己処理と合わせ、一応J社に連絡を入れて状況を説明すると「これはもう相手側が100%悪いので、そちらの保険で全部修理してもらうよう要求して下さい。それで間違いないです」とのことだった。後ほど、相手側の保険会社から電話が入った。僕はそちらの100%負担で修理して下さいと念押しした。

相手側保険会社:「そうなる可能性もあるが、現時点でははっきり言えません」
僕:「当方の保険会社は、そちらの負担で修理してもらってくれと言っている」
相手側保険会社:「それはまあそう仰るでしょう(笑)・・・。どちらの保険会社ですか」
僕:「あなたと同じJ社です」
相手側保険会社:「・・・・・」
僕:「ちなみに秋田県では、夏の豪雨災害で軽く数百台のクルマが水没し、ディーラーは修理待ちの状況です」
相手側保険会社:「ディーラー以外で修理見積もりを取れるところはありますか?」
僕:「今だったらビッグモーター秋田店が空いていそうですね」
相手側保険会社:「・・・・」

週明けにディーラーと近くの自動車整備工場で見積もりを取る予定となった。嗚呼、面倒臭い。今回は僕も事故相手も両方ともJ社の保険に入っていた。最初の対応にはイラっときたが、契約者(相手側)を守ろうとしていると好意的に判断しよう。いらついて嫌味なやりとりをしてしまったが、J社さんお願いします。

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実は料理をしています

2023-09-26 | その他
今月から料理をしています。これまでは年に数回、カレーライスとか簡単な目玉焼きを作る程度だった。それが今は料理当番を仰せつかり、素人料理なりに徐々に進歩してきたような気がする。写真はiPhoneで単に記録したものだけど、いずれはきちんと盛り付けしてカメラで撮影してみようと思う。まあもう少し技術が上がってからだな。ちなみに左上から時計回りに「ソーセージエッグ」、「春雨入り麻婆茄子」、「野菜たっぷりの鶏出汁鍋」、「チキンのトマト煮」で、他にサラダと副菜、スープまたは味噌汁(これはインスタント)を付けております。二ヶ月くらいしたら、料理のウンチクを語りだすかもしれません(嘘)。
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Flamingo Skethces

2023-09-24 | その他



マイルス・デイビスの「Flamenco Skethces」をもじった駄洒落である。折角買った望遠レンズを殆ど使わないので、動物園に行ってみた。入場したのは、閉園の1時間前だった。入園と同時に急速に雨雲が広がる不穏な天候だった。それにも関わらず、入り口付近にいるフラミンゴで時間を費やしてしまった。これは良い写真を撮るというより、望遠レンズのテストとか練習をする時間だった。それがこの写真だ。やっと歩き出して、象とかキリンとかライオンのいるエリアに行く頃には土砂降りの雨が振り始めた。多くの動物も隠れてしまい、雨宿りだけして帰ってくる始末となった。続編はないと思うが、よほどネタに困れば何か掲載するかもしれない。まあこういう写真は技術と経験が肝要なので、僕は駄目だな。


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真っ赤に染まるラーメン

2023-09-13 | その他


何年も通っている店なのに、いつも同じ品ばかりを注文している店は多い。というより、特定の一品しか食べたことがない店が結構ある。写真の「中華そば華月」は、秋田県にかほ市の店であり、いわゆる「酒田ラーメン」系列の店である。煮干しスープの正統派中華そばであり、特に「ワンタン麺」の人気が高い。僕はワンタン麺が特に好きなわけではない。でも何となく「華月」といえばワンタン麺だと思い込んでいて、それ以外のメニューを頼んだことがない。今ではラーメンは月に1〜2度しか食べないので、いつもと異なるメニューを選ぼうと思った次第である。

今回頼んだのは「坦々ワンタン麺」。やはりワンタン麺なのか、そこは変えないのか、というご指摘は置いておく。この坦々ワンタン麺は何となく選んだだけで、どんなメニューなのかも知らなかった。辛さを問われたので、「中辛」を選んだ。言ってもここは、煮干し中華の店である。本格的な激辛メニューなど存在しないと、どこかで舐めていたのかもしれない。出てきたラーメンには赤い粉がたっぷりと掛けられ、スープも不気味な色に染まっている。大丈夫なのだろうか。まずはスープを啜る。とても旨い。旨いけど、同時に吸い込んだ赤い唐辛子の粉が喉を刺激して咳が出る。身体がカーっと暑くなる。でも旨い。旨味成分??。赤いスープが麺とワンタンに絡み、得も言われぬ旨さである。ピリピリとした刺激的な辛さではなく、身体の奥が熱くなる感じだった。無駄にスタミナをつけた僕は、元気に店を出るのであった。でもこれは食べるのにも、食べた後の消化にも体力が必要なラーメンだった。夏には辛い料理は似合うけど、ほどほどが良いと痛感した。

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清水エスパルスVSブラウブリッツ秋田の試合を見に行った

2023-08-30 | その他







何度も書いているが、僕は西伊豆の出身だ。僕が生まれた町にはフェリー航路があり、それは駿河湾越しの対岸、清水に繋がっている。当然、僕はJリーグ創設時から清水エスパルスのファンになった。現在は秋田県に住んでいて、秋田県にはブラブリッツ秋田というチームがある。でも僕はあくまでエスパルスのファンだ。今シーズン、エスパルスがJ2に降格したことに伴い、同じくJ2に所属するブラウブリッツ秋田との対戦が実現した。8月27日の日曜日、秋田市のソユーススタジアムにその試合を見に行った。

実はソユーススタジアムに行くのは初めてである。近くの秋田県庁の駐車場(試合の時は無料開放される)にクルマを停めて、スタジアムに入った。秘蔵の沢登の10番Tシャツを着て行った。地元にいながらアウェイ感、不思議な感覚である。ブラブリッツ秋田ファンの方々はジェントルなので、浦◯レッズみたいなことは起こらないので安心である。午後6時の試合開始時は、まだ相当暑かった。それが試合経過と共に涼しい風が吹くようになり、とても気持ち良かったことが印象的だ。照明の向こうの空は無駄ともいえるほど美しかった。後半早々にブラウブリッツ秋田に先制される苦しい試合展開だったが、後半28分にCジュニオの同点ゴールで追いつき、そのままドローの結果となった。前節では首位を独走する町田に勝利し、この試合に勝てばJ1自動昇格圏の2位に上がるのに、肝心のところで勝利を逃した。試合自体も精彩を欠くものだった。無念である。それでも久々のJリーグ観戦は楽しかった。エスパルスがJ2に留まれば、来期も観戦することが出来るのは事実だ。でも例え、地元秋田で試合を観戦できなくなっても、エスパルスにはJ1昇格を果たして欲しい。それにしてもビールを飲みながら観戦している人が羨ましかった。



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