No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

風と影

2013-08-18 | 街:神奈川





朝の光が自転車にあたり、優しい影をつくっていた。海の近くの公園では、自転車で犬の散歩をしている人がいた。
暑い一日を予感させる気配はあるものの、朝の空気はまだ冷たさを保っている。海から吹く風は、潮の香りと共に頬をかすめていく。
自転車は、こういう所でこそ乗りたいものだ。

Leica M8 / Summaron 35mm F3.5 ,ColorSkopar 25mm F4


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横浜元町それぞれの朝

2013-08-17 | 街:神奈川











田舎の朝は早いが、朝の早い時間を思い思いに楽しむ、なんてことは殆どない。朝から農作業、朝から車に乗って出勤。どこかに寄るとか、何かを眺める余裕はないのである。故郷の静岡伊豆からも、10年住んだ東京からも横浜は遊びに行ける距離ではあったが、帰れる距離でもあったので、滅多に泊まることはない。今回、中華街近くに宿を取り、海風を浴びながら、朝の散歩を楽しんだ。
人通りが少ない早朝の静かな街を、人々は思い思いの時間を楽しみながら歩いていた。街自体も静かに流れる朝の時間を楽しんでいるように見えた。


Leica M8 / Summaron 35mm F3.5 ,ColorSkopar 25mm F4

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ノスタルジーホテル

2013-08-16 | 街:神奈川





横浜中華街に佇む怪しげなホテル。50年以上前に船員向けのホテルとして営業開始したそうで、何と現役営業中だそうだ。さすがにここに泊まる勇気はないので、外からパチリとしただけである。DxOフィルムパック(画像処理ソフト)でコダクローム風に変換したところ、古臭い描写になった。被写体に敬意を表したかのようだ。


Leica M8 / Summaron 35mm F3.5

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中華街モノクロスケッチ

2013-08-15 | 街:神奈川











学生時代、アルバイト先の社長が太っ腹で、忘年会は毎年、中華街に連れて行ってくれた。池袋からタクシーで横浜。バブリーな時代だった。とても自分では払えない値段の高級店の味は確かに旨かったけれど、庶民派の僕には落ち着かない味でもあった。社会人になってからも、年に何回かは中華街で食事をしていた。普通の価格のお店は、味も普通で、わざわざ中華街に行かなくてもよいのではと思うこともあったが、雰囲気を楽しんでいたのだと思う。
その後、関西に住むようになると、神戸の中華街に行くようになった。神戸では安い値段の店に行くことが多かったが、味はやはり普通であった。そんなことから、今回久しぶりに横浜の中華街に来たのだが、「味」については過度な期待を持たず、普通であれば良いと思っていた。そして久しぶりに食べた、中華街の味。それは結論からいうと「とても旨かった」のである。
何故旨かったのか、その理由は分からない。全体的に以前より旨い店が多くなったのかもしれないし、必要以上に過去の味をネガティブに記憶していただけかもしれない。あるいは、田舎の味に慣れたので、以前は普通と思った味が美味しく感じるようになったのかもしれない。いずれにせよ、記憶よりも広い中華街を彷徨い、記憶よりも美味しい料理を食べたのであった。


Leica M8 / Summaron 35mm F3.5

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