60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

,17 北海道( 3 )

2018年01月14日 | 北日本


 6/18 6:40出発、晴。
 今日も天気は良好のようなので三国峠に向かう、本別中心からd88に乗る、麦や豆の
苗が植えられた畑地を走る、日曜日の早朝で交通量は殆ど皆無。しばらく快走して足寄湖
東岸でR241に出合い乗り換え西進、交通量の少ない国道を少し走ると国道を離れ芽登の集
落に入る、人の気配のしない集落を抜けるとd468に乗る。本来はd88に乗り置戸から石北
峠を経て三国峠に向かいたいが、今日は日曜日で休業しているGSが多い、200km超の
走行で当てにしているGSが開いているか不安、逆回りで天候次第で三国峠以後のコースを
再考するつもり。d468は相変わらず凹凸が激しく走り辛く速度も出せない、しかしまだ除
草作業が入っておらず道端のアヤメ・エゾスカシユリ・グンナイフウロなどの花が美しい。
和歌山№の軽自動車に乗った同年輩の男性が花の写真を撮りながら同じペースで移動して
いる。清水谷でR273に乗り換え北上、交通量はまだ少なく新緑の樹林を快走する、正面に
雪をたくさん残した山が見える、ウペぺサンケ山のようだが定かでない。糠平源泉郷通過
してタウシュベツ橋梁に寄る、今年も水が無く全体が現れている。再びR273を北上、三股
を通過してシラカバ林を行くと正面の山腹に三国峠橋が見えて来る、今日は気温が高く
靄が広がり景色は不鮮明、この付近から後続車が増加する。

タウシュベツ橋梁


三股南方R273より


三股北方R273より


 松見大橋を渡り三国峠PAを通過してトンネルを抜ける、トンネル北側からの眺めは靄が
懸かり遠景は不鮮明、この先も期待出来ないため引き返し三国峠PAで休憩。
三国峠からの眺めも靄が懸かり残念、今日は気温が上がり過ぎた。

三国トンネル北側より


三国トンネル北側より


三国峠より


松見大橋


 往路を快走して上士幌に到る、意外にもGSは二軒も営業していた。給油後、町役場の
前からd660に乗り東進、R241の下を潜ると丘陵地の広い畑地を行く、景観良好なコース
だが今日は遠望が利かない。交通量のほとんど無い畑地や牧草地のコースを道なりに進む、
しばらく走ると押帯でループ橋を下り美蘭別川沿いに出る。ショートカットで本別に
向かうべく、下流に向かうd660と別れて農道を上流に向かう、廃村の小集落を過ぎて少し
走ると牧場が在りその先はダート、コースを見落としたようだ、引き換えしながらコース
を探すと廃村の外れで川を渡る小橋が有り狭い農道が山の方に続いている。西美蘭別との
古びた地名表示板の有る古びた橋を渡ると未舗装の農道を進む、山間に入ると丸い石の
ダートになる、轍はしっかり付いており車は走っているようだ。暗く湿った林間の時折
泥濘になる狭いコースをアップダウンと小カーブでしばらく上る、速度は20kmしか出せ
ないし引き返したくなるが意地で前進するとジャリダートに出合う。左は上りですぐに
空が広がっている、右の下りを行く、林間のコースは暗く7~8%の勾配が続く、右手の
丘は牧場らしく放牧の牛が見える。荒れたコースをしばらく下るとゴルフ場のゲート跡に
出る、かなり前に閉鎖したようでかなり壊れている、ここから舗装路だがかなり荒れた
1車線のコース。しばらく下ると2車線の道路と出合う、美蘭別農免農道との表示が有る、
左折して勾配をしばらく上るとダートが左手から下って来る、最初に出合ったジャリ
ダートを左折するとここに来たようだ。位置確認は出来ないが合流して広くなった道路を
しばらく下ると2車線のコースとぶつかる、本別の案内に従い左折して進むと再び2車線
のコースと出合う。地名は勇足西となっているからかなり南部で元のd660の到達点と大差
のない場所、時間は50%超増しか、少し下るとd499に出合い本別に到る。

 6/19 6:30出発、曇。
 今日は天候不順の予報、釧路へ土産購入に向かう。R392に乗り東に向かう、交通量は
ほとんど無く道東道の浦幌ICを通過すると皆無となる、山間に入ると穏やかな上りを鹿の
親子を見たりクリンソウを眺めて快走、何度走っても飽きないコース。釧勝峠を越えると
霧が広がる、覆道とカーブの連続で二股に下ると霧は更に濃くなりシールドが曇る。二又
から南下して道東道の白糠ICを通過すると水滴は大きくなり霧雨状態、シールドだけで
なくジャケットからも水滴が滴る、毎度の事ながらまたも雨具着用のタイミングを失った
まま走る、雨具は釧勝峠で着用すべきなのは解っているのだが。白糠ICを通過してやっと
対向車と出会う、更に霧の中を南下して白糠市街に入る、2時間ぶりに見た歩行者は傘を
差していない、白糠駅で休憩。遅まきながら雨具を着用して出発、R38に乗り釧路に
向かう、意外に交通量は少ないが半数以上が大型車、この濃霧の中で大型車に追い越され
るのは恐怖、しかもこの付近は道幅が狭く路肩寄りは路面状態がかなり悪い。白糠市街を
出て最初の信号で左折して西庶路の市街に入りR38と並走する元国道を東進、今日のこの
コースは交通量が少ない、フラット直線で信号もほとんど無い走り易い道路。霧は濃いが
快走して大楽毛でR38バイパスの高架を潜りR38で大楽毛市街地を進む、今日は市街地も
交通量は少ない。大楽毛から霧は晴れて走り易くなる、快走して釧路市街に入ると和商市
場で土産を購入。和商市場は朝から観光客で賑わっており勝手丼の鉢を持った男女が
ウロウロしている、数年前にはよく見かけた地元の買い物客は全くいなくなった。帰りの
コースは霧を避けて阿寒経由にするかと思うが、駐輪場で出会ったライダーは阿寒から
来たがやはり霧が深かったとのこと。それならばと往路を戻ることにする、市街地を抜け
て大楽毛で元国道に乗り継ぎ西進、西庶路でR38に乗り白糠に到る。白糠付近からは相
変わらずの濃霧、給油して陸橋を渡るとR392を北上、市街地を抜けると霧は薄くなり身体
も濡れなくなる、交通量は少し有るが走り易い。二股を通過して釧勝峠の上りに掛かる、
クリンソウがたくさん咲いている、今咲き始めのようで至る処に見える、林の中の流れの
傍には小さな群落も見られる、この付近はかなりの自生地かもしれない、峠を越え農地に
下るまで左手の林間にはクリンソウを見ることが出来る。本別に戻ると冷え切った体を
温めるため温泉に向かう。

 6/20 7:45出発、曇。
 本別で長逗留しているので今日は移動する、撤退作業をしながら行き先を検討、好天で
暖かいのは日本海側だが早く知床を訪れたいので標津に向かう。昨日のような濃霧を再び
走りたくない、阿寒経由で向かうことにしてR242に乗り北上、出発が遅くなったせいか交
通量は少し有る、足寄からR241に乗り阿寒を目指す。今日は靄が広がり遠望は利かず雌阿
寒も見えない、晴天だが薄曇のような靄で覆われている、気温は高く冬仕様のジャケット
では暑い。螺湾附近に到ると雌阿寒・阿寒富士が雲一つなく全貌を現す、しかし靄に
包まれた逆光では暗いシルエットでしかない。観光客らしい乗用車数台に追い越されて足
寄峠を越えるとR240に乗り阿寒湖畔に到る。阿寒湖畔を通過して再びR241を行く、今
日は時間が遅いためか観光客の乗用車がかなり走っている、双湖台附近で正面に雄阿寒が
現れるが靄で今一つ、双岳台からも雲一つない景観が広がるが靄で残念、雄阿寒も雌阿寒
も色の無いモノクロの風景、先日訪れた時とは大違い。双岳台から急カーブと8%前後の勾
配を快走して道の駅摩周で休憩。道の駅を出て給油のためR391との交差点のセルフGSに
寄ると閉店している、既にリザーブに切り替えているので迷うが引き返すよりは虹別まで
走ることにする。R243に乗り緩やかなアップダウンの繰り返しで丘陵地帯を17km走る、
虹別で給油してd13に乗り換え牧草地帯のフラットを快走して中標津でR272に乗り換え
標津に到る。

 6/21 6:50出発、曇。
 今日も朝から靄が広がっている、何処に向かうか迷うが取りあえず北上しよう、斜里で
知床か摩周かを決めればよいと。R244に乗り北上、標津市街を出て羅臼に向かうR335と
別れるとR244は10km超の直線路、しかし靄で前方は見えない、交通量は少なく現場に
向かう工事関係者の車両が数台追い越して行くのみ。根北峠の上りに掛かると青空が現れ
陽射しが強くなる、しかし靄は依然濃く遠望は駄目だが。峠を下り越川に出て農地の中を
走る、左手に斜里岳が美しい処だが今日は靄の中で暗いシルエット姿、青空も出ている
ことだし知床に向かうべく案内に従い農道に右折、少し畑地を進むとR334に出合い乗り
換える。R334を走り出してウトロ方面を眺めると濃い海霧が流れ込んでいる、知床は諦め
て先程の農道を引き返す。越川に戻るとR244を渡り農道を更に直進、農地の中でd827に
出合うと右折して西進、麦畑やジャガイモ畑の先に斜里岳が美しい姿を見せている
フラット直線路。中斜里を経て南斜里でR334に出合う、R334は長い直線で西進するが左
折してd1115に乗り清里町に向かう、麦畑を快走して清里・札弦と通過して緑に到る。
案内に従い「さくらの滝」への農道に乗る、この農道は昨年から舗装工事が続いている。
滝には4人の見物人が居る、マスは2・3分毎に飛び出す、期待していなかったので
ラッキー、写真は困難なのでムービーで撮影。滝を出て再びd1115に乗り南下、久しぶり
に神の子池に寄る、最近は観光客が増加してライダーはマイナーになっている、大型観光
バスの定番コースにもなっている、以前よりオショロコマは少なくなっているように思う。

神の子池


神の子池


神の子池


裏摩周


神の子池から裏摩周に行く、靄が広がり景観は残念、更に湖畔の樹木が成長して湖の
眺めは年々悪くなっている。裏摩周からd150に乗り牧草地を南下、計根別からd13に乗り
中標津で食料を購入して標津に戻る。

 6/22 雨。
 夜半から降り出した雨が続いている、かなり強い雨で外に出るタイミングが見つから
ない。6:00頃に朝食を済ませテントで過ごす、7:00頃から風が強くなる、フライシートの
開閉部をバインダークリップで補強。9:00過ぎに風は収まり雨は小康状態になる、食料調
達に出掛けた後キャンプ場の受付で今後の天気予報を確認、15:00頃には納まるようだ。
テントに戻りしばらくすると再び風は強くなり雨も強くなる、テントを打つ雨音でラジオ
の音も聞こえない、ほとんど気にせずに過ごす。10:30頃テントを覆っているプルーシート
が肩に触れる、シートが風に押され膨らんでいるようなので身体をずらせる、しかし
すぐに再びシートが触れる。空間がかなり狭くなっている気がして点検するとシートを
固定しているペグの大半が浮いている、このままでは破綻は間近、風正面のシートを両手
で押さえるが強い風に押し負けそうな時も。シートを押さえてもペグが浮き上がる、雨具
を着用して体と両手でシートを押さえ片足でペグを踏みつける、身動き出来ないが15:00
までと頑張る。飲食は風の間隙を見定めて可能だがトイレは悲惨、テントを離れると
すぐに崩壊するのは確実、焼酎の紙パックを空にして尿瓶を作り凌ぐ。15:00を過ぎても
強い風雨は治まらない、避難も考えるが装備の始末が出来ない、装備を捨てる訳には行か
ないので頑張る。このまま夜もテントを支えるのは無理、どうしようかと困惑していると
18:00過ぎ風は強いが雨は小降りとなる、このタイミングで避難しないとと思い切る。ペグ
を踏みながら装備を纏めると装備を抱えてテントを出る、管理棟に装備を運びに行くと
ブルーシートはすぐに崩壊しアルミポールは90度にひん曲がる、装備は濡らすことなく数
往復で管理棟に運び込む。強い風雨は21:00頃に治まる。

標津海の公園管理棟



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
千日回峰の旅 (浜口)
2018-01-14 15:44:34
五島列島の教会巡りの苦行に続き、年末から始まった北海道編千日回峰の業へを楽しく読ませて頂いています。中標津の暴風雨の時でしたら私は緑ヶ丘森林公園に逃げますが、さすが海辺に陣取り荒行をされたことに尊敬の念を抱きます。次回は、どんな荒行かを楽しみにしています。
返信する
Re:千日回峰の旅 (60_60_30)
2018-01-14 17:21:08
何時も、的確なアドバイスをいただき痛み入ります、最悪な状況になって避難するべきだったと思い至りことは毎度の事です。昨シーズンはまだまだ難行苦行が続きます、笑い飛ばしてください。
返信する

コメントを投稿