それでも毎年・・・

天然記念物に指定されている「御前崎のアカウミガメ」

先日、子亀の供養祭なるものが開催されたのだとか。




この記事に、いくつかのデータが。


ウミガメ上陸数　２９５頭
産卵頭数　　　　１４７頭

産卵数　　１５７８５個
孵化数　　　６３１９匹


上陸したウミガメの半数しか産卵できていない。
御前崎は海岸浸食の激しいところである＝産卵適地が少ない。
まぁ、ムリもないか・・・
ひょっとして台風の影響を予見していて、産むのをあきらめたとか？

しかし、その不利な状況にも関わらず、毎年ウミガメさんは、産卵に来るのである。
あの狭いエリアに３００回ほどの上陸がある、というのはスゴいことである。
上陸密度は高い＝カメの好む何かがあるんだろうな。


孵化数は、おそらく脱出した子ガメの数だろう。
となると、４０％ほどの子ガメしか海に帰っていない。
孵化した卵の数が１５％増としても孵化率４７％。

あまり高くない。
台風で産卵巣が冠水したか？移植の仕方が悪かったのか？
それとも無精卵が多かったのか？


実際に、パトロールや作業にあたっている人間には、
何かしら判っていることもあろう。


黒潮が少し遠のいた。５月１０日現在

今年はいつやって来るのか？ウミガメさん



　　　　　　　　　　　　　　　　　待っていたよ、金曜日・・・禁欲日じゃないよ