かんさつ屋

それを知ったからといって、何がどうなるワケでもない。

それが判ったからといって、イイことがあるワケでもない。

得した気分になることもないだろう。

むしろ残念な気持ちになることだってあるかもしれない・・・

「事実を知る」ということは、そういうことだって当然ある。



とまぁ、大袈裟に書いてみたが、「知りたい」という好奇心は大事にしたい。

去年の「環境塾」で、神戸のおっさんが、この地域の河川は、「窒素」が多い
とか何とか言い出した。しかも、異常に多い、と。

この窒素、茶畑に撒かれた「肥料」から由来するものではないか？との見方がある。
そして、この「窒素」が富栄養化をもたらし、結果、海の方での「磯焼け」の一因？
という可能性もあるかもしれない・・・

それが、果たして本当なのか？どうかは判らんが、この辺りは茶どころなので、
確かに「窒素」は多い、と言われても理解できる。

「では、県内の他の河川はどうなんじゃい？」

ということ。

一級河川でいえば、大井川は当然高そうだけれど、上流域に行けば低くなるのか？
天竜川は、流域に茶園はあるが、ココほど多くはなさそうだ。ということは？
狩野川は伊豆である。茶畑はあまりないだろう？「わさび田」はあるが、施肥は？

何かを知れば、何かが見えてきそうな気がする。



ということで、「あのときに調べた窒素は何（測った物質）だったの？」と、
おっさんのスタッフ訊いてみて、「硝酸イオン」を測っていたと判明。

買ったしまったのだよ、「硝酸イオンメーター」




作物体用、土壌用、研究室用と３種類あったが、「研究室用」でいいんだろうな？

まぁ、こんなモン買ってしまって、アホやな！と、ちょっとばかり反省。

でも、買ってしまったからには、いろんなトコロでサンプリングしてやろう、と思う。


ワシは「かんさつ屋」である、ということにしておくれ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みどりを刈る、みどりの日