蛇足と不足

我が輩は、イラストレーターである。

デビューは、してない・・・

この先も、ない・・・おそらく・・・間違いなく？


さて、ワシは、最近ほとんど絵を描いていないけど、描くのは
とても好きである。

頭でイメージした「感じ」を絵にするのは、なかなか難しいものであるが、
けっこうイメージに近い絵を描くことが出来るときもあって、
そんときは、なかなかエエ気分である。

が、ちょっと真剣に絵を描いてみようと思って、描き始めてから、
まいどまいど、悩むというか、釈然としないことがあって、
それは・・・

絵の「完成」ってどこなんだろう？

ということである。

いわゆる学校の「図画工作」や「美術」では、時間が来れば、
強制終了である。

時間の制限が無いとき・・・どこで筆を止めればいいのか？

あともう少し、色を加えたり、詳細に描いたりするのが良いのか？

それとも、ここで完成とした方がいいのか？


蛇足　と　不足

の境界がわからない・・・


きっと、ホンモノの芸術家は、その見極めができるんだろう？
いや、出来ないから描き続けているのかもしれない。

もし、その見極めができるようになったなら、デビューできるのか？


ま、デビューはできないだろうが、自画自賛できるようになりたいものである。

さて、どんな絵を描こうか？


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　風のでてきた夜に