54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

ろうそくの火

2005年12月09日 | パラソル
ろうそくの火をみつめていると不思議な気分になる。水面に映るろうそくの火をみつめるというのはなんとも。
普段俺は世界は物質のみでできていると考えるんだが、そのときばかりは物質世界のほかに精神世界があると信じられる。だって俺はろうそくの火で精神世界にぶっ飛んじまうんだ。
そこには形あるものは存在しない。純粋に精神のみがある。形は精神と精神を分け隔てるが、精神世界ではすべての精神がひとつながりになる。俺は宇宙と一体となり、宇宙は俺になる。身体に束縛されていた俺の精神は解放され完全な自由となる。

宇宙ははじめ精神世界だけがあったんじゃないか?
そこへ神様がビックバンを起こし、精神世界の中に物質を生み出した。物質の中に精神は取り込まれ、精神は形をもつようになった。
精神は物質の奴隷になっちまったんだ。精神は形の制約を受けて不自由になっちまった。ほかの精神とつながり合うにはファックしてイッちまわなきゃならない。しかもたいていそれは失敗におわるんだ!

ろうそくの火は不思議だ。身体から精神を解放してくれる。
水面に映ったろうそくの火は、精神が再び宇宙と一体となるための神秘的なツールなんだ。
暗い水面にぽっかりと開いた小さな赤い穴は、物質世界から精神世界へ抜け出すための神聖なゲートなんだ。

ゆらり。。


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