54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

自分探しの旅

2006年07月09日 | クリエイティブな思考への挑戦
私はちょっと前まで同棲していた。

しかし彼は突然出て行くと言い出した。

「自分探しの旅に出るんだ」

私の頭の中に「自分探しの旅」という言葉が反響した。

「自分探しの旅?何を言っているんだい?君はそこにいるじゃないか?自分を探すなんて、何を馬鹿なことを、、」

「違うんだ、『本当の自分』を探すんだ」

「本当の自分?」

「世界には自分とそっくりな人間が三人いるんだ。僕はその人と会って話してみて、三人のうち誰が本当の自分なのか確かめたいんだ」

その言葉を聞いて私は合点して、彼を見送った。

しかし彼を見送ってから私は思った。

自分とそっくりな人間ということは、見た目が似ているというだけで赤の他人じゃないか!

DNAの構造は4種類の塩基の組み合わせからできていて、その組み合わせは無数にあるがしかし有限だ。
世界に60億人も人間がいれば、DNA配列が似通って、自分とそっくりな人間が3人くらいいてもおかしくはない。

しかしいくらDNA配列が似ているといっても、あるいはまったく同じDNA配列だったとしても、それぞれ別の人間である。
同じ人間ではない。
その中の誰が「本当の自分」か確かめるなんて、、

3人ともそれぞれが「本当の自分」じゃないか!

そう気づいた私は急いで彼を探しに行った。

「彼」というのは私の中の「もう一人の自分」だった。

つまり、結局今私は「自分探しの旅」をしているのである。。

深い意味が込められていると思って読んでみて。。

ところで、私がもう一人の自分を発見したとしよう、

しかし、その人が本当に私が探していた「もう一人の自分」なのか、
あるいは、世界に三人いるという自分そっくりの人間なのか、

確かめる術はあるのだろうか?

「本当の自分」は三人のうち誰なのだろうか。。

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「雨なBOY~♪ 日傘GIRL~♪」
を無理やり英語に変換して
「I met a boy~♪ He got the girl~♪」
と歌ってます。。


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