54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

自己愛

2006年07月16日 | パラレル
母親はそこに悪魔を見た。
少年はそこに悪魔を見た。
しかしそれは鏡に映った自分だったのではないか。
殺したのは“自分自身”だったのではないか。

なぜ親が子を殺し、子が親を殺すのか。

親が子を愛し、子が親を愛する。
それは動物の本能ではないのか。
それは絶対的なものではないのか。

自分自身を愛せない。
自己嫌悪に陥る。
現代社会は評価社会で、我々は常に評価される。
我々は点数に置き換えられ、優劣をつけられる。
誰かと比較され、自分の能力のなさに自己嫌悪する。
もっとマシな人間だったらと思う。

自分自身を心から愛せる人はどれだけいるだろうか。

私は私が嫌いだ。
変わりたいと思う。
しかし変われない自分がいて、そんな自分をますます嫌いになってゆく。

親と子は半身分身ではないだろうか。
DNAの半分は同じなのだ。

親が子を殺す、子が親を殺すというのは、自分自身を殺すということの変異体なのではないか。
親は子に、子は親に、自分自身を見たのではないか。
そこに自分自身の嫌な部分を見てしまったのではないか。
自己嫌悪の気持ちが、親を子を、自分の半身分身を悪魔に見せたのではないか。

子殺し、親殺しという近年の嫌な流れは、自己嫌悪という風潮が原因にあるのではないか。
自分自身を愛せない人間が他人を愛せるわけがない。
言い換えれば、自分自身を嫌う人間は他人をも嫌うのだ。

我々は自分自身をみつめなければならない。
人間にはいろんな面がある。
いいところもあれば悪いところもある。
人間は不完全な生き物なのだから、欠点があって当たり前なのだ。
人間は本来欠点まみれなのだ。
重要なのは、欠点ばかりをみるのではなく、自分の長所をみることではないか。
他人にはない、自分だけのいいところ。
これだけは他人よりも優れていると思えるところ。
自分のいいところを愛することが大事なのではないか。
自己愛が大事なのではないか。

自分自身を愛することができたとき、我々は同時に他人を愛することができるのだ。
欠点ばかりを見る目ではなく、長所ばかりを見る目で世界を見たとき、見える景色は全然違ってくるだろう。

鏡に映った自分が微笑みかけてきたとき、心の中には大きな白い翼が。。

汝、汝を愛せよ。。

今日のヘビーローテーションは、相川七瀬「EVERYBODY GOES」です。
(自己愛の流れだと河村隆一を挙げたくもなりますが、、)

先日フジテレビで相川七瀬のLIVEをやってて、めっちゃよかった。
七瀬さんも10周年ですよ。バンドメンバーがすごいよね、元MEGADETHのMARTY FRIEDMAN、元X-JAPANのPATA、元LUNA SEAの真矢。
もうね、全盛期の相川七瀬よりも全盛期って感じですよ。
本物のROCKって感じでさ、大塚愛なんか霞んで見えてしまうよ。

10周年記念LIVEDVD「AIKAWA NANASE 7.7.7.LIVE AT SHIBUYA AX」が欲しい。

同じくフジテレビでKREVAのLIVE「愛・自分博~国民的行事~」もやってて、やっぱりKREVAのRAPはすげーなと思った。
Dr.Kすげーよ。
コメント
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