松浦からFUKUOKAへ

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☆松瀬 徹のオフィシャルブログ☆

母-オモニ- 姜尚中(カン サンジュン) 

2010年09月28日 07時28分43秒 | 文化・芸術
私が今、信頼している政治学者、

姜尚中(カン サンジュン)氏が、

自伝的小説を、6月に刊行した。

結論から述べると、「いい本」であり、

「最も感動的な作品」だと思う。

多くの人々に是非、読んでもらいたいと思う。

団塊の世代から、小、中学生以上の若い人にも薦めたい。



(撮影日 2010年9月20日)

小説の内容は、母オモニが戦中・戦後の混乱期を逞しく生き抜いてきた

姿が氏の独特の柔らかい語り口で文章化されている。

この本は、主に、昼休み職場の片隅で、時折こみ上げてくる

涙の中で、読んできたが、読みながら、私の母の姿、ふるさと、松浦の情景を

思い浮かべながら。

 本の帯での文を引用させてもらうと、

お前とふたりだけの話ばしたかったとたい

 ある日、わたしに届いた母の声のテープが、

 日本全体が貧しく、家族同士の体温が熱かった

 あの時代の記憶を呼び覚ます   」


※姜尚中(カン サンジュン)
 一九五〇年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。
東京大学大学院情報学環教授。
専攻は政治学・政治思想史。著書に『マックス・ウェーバーと近代』
『オリエンタリズムの彼方へ』
『ナショナリズム』『東北アジア共同の家をめざして』
『日朝関係の克服』『姜尚中の政治学入門』
『ニッポン・サバイバル』『悩む力』ほか。



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