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☆松瀬 徹のオフィシャルブログ☆

尹東柱 (ユン・ドンジュ)詩人

2009年10月18日 02時08分14秒 | 文化・芸術
 死ぬ日まで天を仰ぎ

 一点の恥辱(はじ)なきことを

 葉あいにそよぐ風にも

 わたしは苦しんだ。

 星をうたう心で

 すべての死んでいくものを愛さなければ

 そしてわたしに与えられた道を

 歩みゆかねば。

 今宵も星が風に吹き晒される。


☆「空と風と星と詩」-尹東柱全詩集 影書房より 序詩を抜粋


恥ずかしながら、ユン・ドンジュという韓国の国民的詩人も知らなかった。

よって、この詩の存在もである。

(1917年12月30日 - 1945年2月16日)は、日本による併合下にあった朝鮮の

「暗黒時代における民族の声」をうたい

朝鮮独立運動の嫌疑により、

悪名高き、治安維持法違反とされ、1943年に、

逮捕され1945年に福岡の地で獄死した。

27歳の若さであった。

隣国であった朝鮮、その国の言葉、文字を禁じた

日本帝国主義。

「ことばと文字」を奪われた民族の悲しみ、怒りが大きく存在した時代。

その時代背景で

尹東柱(ユン・ドンジュ)は、うたい続けたのである。






空と風と星と詩  序詩 

死ぬ日まで天を仰ぎ

一点の恥辱(はじ)なきことを


葉あいにそよぐ風にも


わたしは苦しんだ。


星をうたう心で


すべての死んでいくものを愛さなければ


そしてわたしに与えられた道を


歩みゆかねば。





今宵も星が風に吹き晒される。









☆ユン・ドンジュ詩人に関するサイトのひとつとして☆


尹東柱
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%B9%E6%9D%B1%E6%9F%B1

尹東柱の詩を読む
http://homepage2.nifty.com/taejeon/Dongju/dongju.htm

尹東柱(ユン・ドンジュ)の詩
http://www002.upp.so-net.ne.jp/izaya/Yundonju.htm



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