~中年ワンコとまったりな一日~

尽きる事無いブランとの想い出と新しい家族カロンの事を、のんびり・まったりと綴ります。

予約をキャンセルに来られたご夫婦

2012年09月03日 | 日記

昨日、炭酸泉シャンプーの前に

ちゃんと病院にも行って来ました。

もう一ヶ月続く週1回の病院通いです。

(もちろん、来週も行きます

この日、知ってはいたけど初めて見た

ペット専用キャブ

足の悪いわんちゃんを連れたお母さんと娘さんのお二人。

ドライバーさんは診察が終わるまで車内で待機されていました。

我家も父が留守の時は利用するかもしれない・・・。

なので、すかさず写真を撮りました。

 

(今日の写真は本文とは関係のない、シャンプー後に行ったホームセンターでのものです)

ちっこ中)

 

ブランの診察が終わって、清算を待っていると

初老のご夫婦が来られました。

ワンチャン・ねこちゃんは連れておられませんでした。

 

あー、入院しているんだ

って、勝手に思っていたら

奥さんが受付けの方に

 

『明日、予約していたんですけど、昨晩息を引き取りましたので

明日の予約、取り消しをお願いします』

 

 

(ホームセンターで濡らしたタオルでクールダウン中)

 

 

待合室には母も含め3組の患者さんがいましたが、

その言葉を聞いて一瞬にして待合室の空気が張りつめました。

挨拶を済ませて帰ろうとするご夫婦に先生が診察室に入るよう言われ

少し驚いた風でしたが、お二人で入って行かれました。

長い時間、待っておられる方もいらっしゃいましたが

もちろん、みなさん変わらず静かに待っておられました。

診察室からは、先生と話をされる声がところどころ漏れ聞こえてきました。

小声で話されていたので、

私も聞き耳を立てるような事はしないでおこうと

外で待つブランの方を見たりしていたのですが

突然、奥さんの


『先生、悲しくて悲しくて、この気持ちはどうしたらいいんでしょう』

 

と、すがるような声が聞こえてきました。

それに静かに落ち着いて対応されるドクターの声は

低く小さいので内容はわかりませんでしたが、

深く頭を下げて診察室から出て来られたご夫婦を見ると

先程よりは少し落ち着かれたようでした。

病院に入って来られた時とは幾分、印象が違っておられました。

ペットのケアはもちろんですが

飼い主のこころのケアまでが獣医としての仕事なんですね。

 

ブラン家にも必ず来る、この時

きっと母はもっと取り乱して先生を困らせるんだろうなぁ・・・

って思いながらも、この先生でよかったと改めて実感しました。

 

先生、これからもブランをよろしくお願いします

 

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昨日、『セカンドオピニオン』と言いながらも

やはりブランが赤ちゃんの頃からお世話になっている先生は

ブラン家には大切な大切な存在です。


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (チョッパー)
2012-09-03 22:47:02
ブランちゃん、病院通いご苦労様。少しずつ涼しくなってきたから早く直るといいですね。季節が変わるたびに、月日の経つのって本当に早いな~と思います。大切な家族を亡くされたご夫婦の気持ちは痛いほどわかります。毎朝夕、来ていた近所の16歳のmimiも歩くのに補助がいるようになりました。わずかひと月の間に状況が変わってしまいとても寂しく思っています。でも、今朝は涼しくなったせいか我家まで来る事ができました。ちゃんと覚えてくれているんですね!どうか奇跡が起きて、また一緒に散歩ができますようにと祈っています。チョッパーとの別れを考えると悲しくなりますが、それ以前に病気になったらどうしよう~!どうやって病院へ行けばいいのかと不安です。ワンコだけでなく、私達も確実に年を取っていますから、ワンコの為にも体には気をつけましょうね!
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チョッパーさんへ (ブラン母)
2012-09-03 23:07:29
週1の病院通いでブランも随分慣れて来ましたよ。以前がガタガタ震えて椅子の下に隠れていたのに、今は床に伏せて静かに待つことができます。皮膚炎が治るまでには先生とも少しは仲良くなってくれるといいんですが・・・。いい先生なんだけどなぁ~。
私もmimiちゃんの奇跡を願って止みません。叶う事なら全ての人に全てのワンコに人生で1回、奇跡があればいいなぁと思います。
飼い犬の健康と幸せは全て飼い主にありますよね。だからまず飼い主が健康でしっかり稼げる(笑)ことが第一ですよね。

先日の山下達郎さんのシネマライブで改めて心に沁みた歌、ブランの事と重なって思わず涙が出てしまいました。
『ずっと一緒さ』っていう曲の歌詞の中に
「本当の強さはひとりじゃないって言えること」というところです。
よかったら聞いてみてください。
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はじめまして (ななまま)
2012-09-04 09:51:02
ブログ村の「11歳の…」というフレーズに目が留まりおじゃましました。この6月に13歳7か月で逝ってしまったわが子の事を思いながら。シニア犬、味があって大好きです。

病院で遭遇なさった出来事のお話を読ませていただいて、ぜひ一言お伝えしたいと思う事があります。今を大切に、味わって過ごしてください。そうすればその時が来た時も心穏やかです。数年前にこう教えてくださった方がいらっしゃいました。そうは言っても私はきっと取り乱して、落ち込むに違いないと思っていました。でもその言葉は本当でした。さみしくて、悲しくて、でもなぜか心がとても穏やかでした。今も同じ気持ちで過ごしています。何も悔いがないと思えるからだと思います。

どうぞ今を大切に味わってください。
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Unknown (うり母)
2012-09-04 12:09:00
読んでいて切なくて涙が出てしまいました。

その日がいつか来るのは頭では分かっていますが、
その日が来るのが、信じられませんし、とても嫌です。
でも永遠の命はないんですものね。
ブラン母さん、どうしてワンコは生き急ぐように早く年をとってしまうんでしょうね。


ななままさんの言うように、うりつとの時間を大切にし、
うりつと一緒に年を取って行こうと思います。

ドクターが心のケアまでしてくださるのですね。
良い先生に巡り会えて良かったです。






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Unknown (pockypapa)
2012-09-04 12:29:56
 私も〝涙・・・〟でした。
必ず、も理解しているつもりですが・・
頑張る、ごまかすです。
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ななままさんへ (ブラン母)
2012-09-04 12:33:51
コメントというより、温かいメッセージをありがとうございました。
10歳を越えてからブランにも来る「その時」が
常に頭のどこかにありました。
でも、できるだけ考えない様に努めてもいました。
そんな時に、このご夫婦に会って現実を突きつけられたような気持ちでした。
避けてばかりで、いつも通り日々が過ぎていくことに
焦りや苛立ちもあって、「その時」の事を思うと
悶々としていました。

でも、ななままさんからのメッセージを読んで
今からでも、しっかり味わって過ごして行こうと思いました。ありがとうございました。
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うり母さんへ (ブラン母)
2012-09-04 12:43:56
切ないですよね。
どうして同じ早さで歩いてくれないのか・・・。
最初からわかっていることなのに、ブランの誕生日を迎える度に、この想いは募って行きます。

この先生はご近所の人からの紹介でした。
「優しくって丁寧ないい先生ですよ」と言っておられました。
実際にその通りで、患者さんと言えどもいけないところはビシっとペットの声を代弁するように叱っておられます。
本当に動物が好きなんだなぁといつも見ていて実感します。診察の度に感謝するばかりです。
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pockypapaへ (ブラン母)
2012-09-04 12:51:55
重い内容なので、できるだけ淡々と書く事を意識したのですが・・・
みなさんを悲しませてしまって申訳ありません。
でも、「その時」があるからこそ、
今を大切に出来るんですよね。
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Unknown (ナンバー15)
2012-09-04 13:49:27
我が家も今まで、いろいろな動物の死に目に会ってきました。
もうこんなつらい思いはしたくないので、動物を飼うのをやめようかと何度も思いましたが、やっぱり飼っちゃうんですよ。
飼ってる動物が死んでいくのを見たくなければ、鶴や亀を飼うしか有りませんね。
先日TVを見ていたら、東京で亀を飼ってるおじいさんが出てました。
でも、おじいさんの心配は、自分よりも亀のほうが長生きする事。
自分が死んだ後、亀を飼ってくれる人を探していましたが、なかなか見付からないので困っていると言ってました。
自分より長生きされても大変みたいですよ。
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Unknown (レンママ)
2012-09-04 15:12:50
「何でそんなに吠えるんや!」
「も~、おいたして!」
「こら~ぁ」
もちろん本気で怒っているのではありませんが、レンに向かって言う言葉の数々です。
実は、こんな事を言ってられる今が、どれだけ幸せの真っ只中であるかは、きっとレンが私たちの傍から遠くへ行ってしまった時にずっしりと心にのしかかってくるんでしょうね。
考えただけでも切なくなりますが、ななままさんのコメントにあるように、今を楽しく過ごすことが、レンと離れてしまったときに心を穏やかにしてくれることになるのですね。
ななままさんは、いいお話をしてくださいました。

ブラン母さん、いい日記を書いてくださいました。
ありがとう。
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