~中年ワンコとまったりな一日~

尽きる事無いブランとの想い出と新しい家族カロンの事を、のんびり・まったりと綴ります。

切ない気持ち

2019年05月13日 | 日記

角島観光を断念したカロン家

 

夜になる前に

なんとか今夜の宿泊場所に着きたいと

少々、焦っておりました。

カロンのいつもの夕ご飯の時間は

とっくに過ぎていました。

 

本当ならお腹ぺこぺこのカロンですが

ふくちゃん家からワンコハンバーグを

御馳走してもらっていたのが

とても助かりました。

 

(今日はカロンの画像を適当に挟んでいきます)

 

 

道沿いにご飯をあげられる場所を探していたところ

下り坂の途中に良さそうなスペースを発見。

駐停車禁止の標識もなく

車1台余裕で停められました。

 

母は急いでクーラボックスから

カロンのご飯セットを取りだし

フードと馬肉の缶詰をトッピング。

お湯はなかったので豆乳をかけて

カロンにあげました。

すると突然ブラン父が

 

「わんちゃんがおる!」

「ひとりや!」

「リードないで!」

「どんどんこっちに来る!」

と、慌てて言うではないですか

 

その間

母はカロンにご飯をあげていたので

その様子を見る事はできなかったのですが

 

 

カロンの夕飯が終わってカロンを父に見てもい

振り返ると


赤茶色のモフモフのわんこが1匹

カロン号のすぐ後ろまで来ていました。

大きさはブランくらいでしょうか。

とても可愛いお顔をしていました。

首輪をしていたかどうかは

長い毛で確認出来ませんでした。

 

母は体勢を低くして

手を伸ばし、「おいで、おいで」って

優しく声掛けしました。

 

でも、そのコは

母が近づけば、後ずさりします。

 

もしかしたら

お腹が空いているのかと思い

今度は

カロンの1回分のカリカリを掌に乗せながら

しゃがんで声掛けしてみました。

 

でも、そのコはフードには目もくれず

くるっと背中を向けて

トコトコと今来た道を

一度も振り返らず戻って行きました。

後ろ足を少し引きずっているようでした。

 

そのコの足への負担を考えると

それ以上、無理に追いかけることはできませんでした。

 

父と母はそのコの姿が坂の上に消えて行くまで

ずっと見守っていました。

 

もしかしたら

 

あのコはここで飼い主に捨てられて

坂の上から、この場所に車が停まると

飼い主かと思って見に来ているんじゃないか

だから、違うとわかると

フードにも目もくれなかったのかも・・・

 

そんな事を父と話す一方で

 いや、

そんなに痩せていなかったし

被毛も乱れていなかったからきっと

どこかで飼われているコかも・・・

とか

そのコの事を車内であれこれ話したのでした。

でも、やはり

あの後ろ姿は

なんだかとても寂しそうに見えて

今でも思い出すと

切なくなってしまいます。

ブランの子供の頃には

何度かそういうコを見ましたが

ここ10数年は

見る事がありませんでした。

今でもあのコはあの坂の上から

通る車を見ていたら・・・

父と母が想像した

悲しい方でないことを願うばかりです。

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