つうさんのごちそうちょう2

ごはんと乾杯と音楽と小田和正ファンの記録(2005〜過去ログ)

芦ノ湖から海賊船に乗ってポーラ美術館へ

2006-03-24 20:46:45 | 旅とごちそう

箱根の一日目は、温泉づくし→乾杯で気絶、で終了(ちーん)
爆睡してすっきり目覚め、朝風呂へ。

朝日がさしこむ温泉大浴場は、まぶしい光ともうもうと立ち上る湯気とで、前が見えません。
こずえの間から見える朝日を浴びながら、ゆっくりと露天に浸かります。
うわー気持ちいい!
アルコールもすっかり抜けました!
おなかも減りました!



バイキングってなんでいっつも食べ過ぎるんだろう


箱根といえば芦ノ湖、芦ノ湖といえば海賊船。
箱根駅伝のゴール付近から船が出る。
晴れていれば湖の前方に富士山が見えるはず!
迷わず一番てっぺんのデッキに上がる。


…さぶい (小田さん語録)

朝の晴天が嘘のように、どんより灰色の雲に覆われ、湖上はぴゅーぴゅーと冷たい風が吹いている。
富士山も見えません。

頑張って先頭部分に立つ。
風を切って走る海賊船。のデッキの先端に立つ私。


…さぶすぎる (横浜語なのか?)

海賊船は、山に囲まれた深く蒼いみずうみをかきわけ進む。
風が耳の横を、ゴオゴオと音を立てて吹き抜ける。
気持ちいいんだけど。ありえないくらい気持ちいいんだけど。


さ、さぶいんだよ~!!!



振り向くと、デッキに出ているのは自分を含め3人。
初めは張り切っていた(主に父親)親子連れも、船室に戻っていた。
船の一番高い見晴し台は、湖面からかなりの高さにある。
風が吹くと、くらあ、と足下がふらつく。



・・・

30分ほどで対岸の桃源台に着き、美術館などを回る『施設巡りバス』を乗り継いで、ポーラ美術館へ。
 
19世紀フランス印象派を中心とした常設展と、
日本洋画の黎明期をたどる「黒田清輝、岸田劉生の時代」展を観る。

これほどまとめて日本の初期の洋画作品を観たことがなかったので、とても興味深く面白かった。

明治時代にパリに留学していた、黒田清輝をはじめとする洋画家たちが、アパルトマンの一室に集まって、くつろいでお酒を飲んでいる写真が展示されていた。
明治時代の日本の写真にはない、パリの開放的な雰囲気をありありと伝えている。つーか皆さんごきげんになりすぎだ

展示室は5つあり、企画展と常設展をじっくり観るだけでかなり精神的に疲労する。
タイムリーにも生誕120年の、レオナール・フジタ(藤田嗣治)の作品を観ることができた。
工芸品や、化粧品の歴史、香水瓶のコレクションなども観たかったのだが、次回の楽しみにとっておこう。

現在展示中の企画は「ピカソ 5つのテーマ」。
ぜひまた近いうちに訪れたい。温泉とビールのついでにね