つうさんのごちそうちょう2

ごはんと乾杯と音楽と小田和正ファンの記録(2005〜過去ログ)

小田和正「ENCORE!!ENCORE!!」2019/6/26(水)27(木)さいたまスーパーアリーナ・1

2019-06-29 15:58:35 | 小田和正ツアー2018-19ENCORE!!ENCORE!!

(いいかげんマフラーは暑いです。。)

ENCORE!!ENCORE!!ツアーも長野で折り返し。
後半スタートのさいたまスーパーアリーナは、映像収録ありライブということで、
アリーナ中央やステージ脇に大きなクレーンカメラがあり、いつもとは違う外部のスタッフさんらしき人が大勢いました。
2日目はクレーンは撤去されて、客席が増えていました。

いつもと同じように、でもいつもとちょっと違う。2011年東京ドーム以来の、映像収録ライブです。
以下ネタバレがありますのでご注意ください。

先週の 2019/6/19(水)長野ビッグハット初日の日記はこちら→
  
  

  
  
  
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※当ブログにおける全てのライブに関する記述は、録音録画機器・携帯電話やスマートフォンの録音録画機能など、一切、使用しておりません。
すべて個人の記憶と、手書きの速記メモによる主観に基づくもので、実際とは異なります。



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収録日2日目、6/27のラストMCより。

「今日は収録に協力して頂いて。なんか、気遣いが嬉しかったです。

今日はやっていて、一瞬、どこの会場にいるかわからなくなることが何回かありました。
決してさいたまがどうこうと言う話ではなく、

本当は参加したかった全国の人たち…
(くしゃっと泣き顔になる。小田さん涙声。。)

(しばし、涙をぐっとこらえて…)

…そんな人達の気持ちが、届いたんじゃないかと思っております。

このツアーで涙を見せると、特別な意味があると思われるんじゃないかと、ずっと我慢していましたが…
先のことはわからないですが、さっきも言った、いい曲を書いて。ただそれだけを考えて。」


この時、夢、という言葉を言ったような気もしますが、、
ものすごい拍手と声援で聴き取れませんでした。


たくさんの人の思いを背負い続けてきた小田さんの、張り詰めた心がふっと柔らかくなったのは、やっぱりみんなのことを思った時だった…というのが、もう…
ごめんなさいとありがとうが入り混じって、どうしていいかわからない…


続いて歌い始めた「君住む街へ」
小田さんの声が、涙で震える。。
泣くのを必死でこらえて歌おうとする小田さんを、会場の歌声が包みます。

みんなの声が、はっきりと聴こえました。

その声に力を得て、最後は、力強いシャウトで、本編が終了しました。


・・・


2019/6/26(水)さいたまスーパーアリーナ、まずはいろいろあった初日から!


「暑い中、集まってもらってどうもありがとう。
ENCORE!!ENCORE!!ツアー、今日明日と収録です!
…シーンとしてしまいました(笑)ご存知ですか?

前をクレーンが横切ったりしますが、その分、一生懸命がんばりますので、よろしくお願いします。
一生懸命がんばります、ってどう頑張るのかわかりませんが(笑)とにかく頑張ります。

収録ということで、お行儀が良すぎて、シーンとしてしまう恐れが…(笑)
粗相があったり、変なことがあっても、カットしますので大丈夫ですから。(笑)」



「カットしますので大丈夫」
これが壮大な前フリになるとは…この時は誰も予想していなかった…(ゴゴゴ


「楽屋にいつもバナナを用意して頂いて、即効性エネルギーの補充に、半分に折って食べて出てきます。(さすがアスリート)

子供の頃は、バナナはたいそう高級品で、東京のおじちゃん、親父の兄貴が、うちに来るときだけ、お土産にバナナを食べられる。一本だけ、なめるように食べた(笑)

いつの日かバナナを思い切り食べたいと思っていました。あの時代が幸せだったな、っていう気がしています。バナナがたいそう高級品でしたね。」



いつの日か、バナナを思い切り…は、きっと、
いつの日か、好きなレコードを思い切り…!と、似てるかもしれません。
お年玉をはたいて買って、なめるように(笑)大切に聴いた、オフコースのレコード。
新品のLPをビニール袋から取り出す時の匂いが、本当に幸せでした。
CD、配信、ストリーミングに移り変わっても、あの頃の気持ちが、いつでも原点にあります


「さっき、楽屋でふと思いついたんですが、僕が、実年齢よりも一回りも二回りも若くて、元気ハツラツでいるのと、
年相応に、ちょっとヨボヨボしてるのと(笑)どっちの感じが、僕はいいんでしょうかね?
どっちのほうが、みんなに好かれるでしょう?」



どっちも 。


では、『秋の気配』を、年相応な感じで(笑)どんな感じなんでしょう(笑)]


♪ あれが…

「あ、すいません!(笑)ひゃー、、すいません。
年相応の、秋の気配を、間違えてしまいました…」
(笑)(喝采)

またしてもこれが壮大な前フリになろうとは…

新たな可能性が広がるなら年相応でも若くてもなんでもオッケーです!
年相応に渋いツイードのスーツを着た小田さんが、革靴にステッキで(脳裏に浮かぶ緑の日々PV)
花道を…走る!

・・・(?_?)

走っても走らなくても、楽屋で逆立ちしても、
小田さんが小田さんらしく歌う、それがすべて!

花道を歌いながら歩いてきて、歌が終わったところで客席を振り返り、ぺこっとお辞儀を。
そんな仕草も、年齢らしさなど関係なく、小田さんらしくて美しいと思うのです。

・・・

ミラーボールが回って、小田さんがアリーナを突っ切り、スタンド200レベル前へ。
ライトが当たって眩しそうに、キラキラとした瞳で、スタンドを見上げます。
何万人の観客…ではなく、小田さんの音楽を愛するひとりひとりの人たちの、嬉しそうな顔、顔…
こんなにもたくさんの笑顔に囲まれて、小田さんが歩いてゆきます。
みな収録のことなど忘れて、最高潮の盛り上がりです!


このあと、ちょっとしたアクシデントがあり。
それまで絶好調だった歌が、ガタガタになりました(笑)
あきらかに動揺して、他のこと考えてますな…苦笑いのような表情も。そりゃそうだ!

でも、広いスーパーアリーナの、急勾配の階段を、ぐるっと一周、上り下りした直後の、すごい走りだったんです!
「あのスピードで走りたかった」いつかの言葉がよぎりました。

「えー、ご心配をおかけしました。問題ないです!歌います。」

でもまだ声が動揺を隠せてないです…


「こけちゃってすいません…。こけたあとはずっと恥ずかしくて、いたたまれない…
とっても張り切ってるおっさんがいいか、年相応なおじさんがいいか、なんてきいたから。
こけた部分は使うかもしれません…最後の付録でこんなことがありました、みたいに…
とにかく私は大丈夫ですから。」


見た感じ大きな怪我もなさそうでしたが、収録を止めないよう我慢していたらどうしよう。
いっそ途中でぴたっと止めて、怪我をチェックして、仕切り直してもいいのに…と思いましたが、

そもそも小田さん、大きなライブがあるたびに、なんかやらかしてるんだった!
横浜スタジアムしかり、東京ドームしかり。
やったあとは、くよくよするわりに、反省はしてないと思われる。
一回りも二回りも若いどころか、永遠のやんちゃ男子…


しかしその後はびしっと立ち直り、
「またたく星に願いを」では風船を思い切り蹴っ飛ばして、割れてびっくりして(笑)

ラスト、花道をダッシュでオンステに駆け上がり「どーもーー!!」
冷や冷やしつつも見事にリベンジ!!*\(^o^)/* とりあえず、足は大丈夫かな?!


さて、長野の2日目に、サイリウムが配られた話はしましたっけ(下書きのまま)

さいたまでも、入り口で全員にサイリウムが配られました。
開演前、木下さんから、「アンコールのとある曲の前に、モニターに合図が出るので、折って光らせてください。それまでは決して光らせないようお願いします。」と説明がありました。

先週の長野では説明書のみだったので、フライングで光らせてしまった人がけっこういて、
小田さんから「それ、いま折っちゃいけなかったんじゃない?聞き分けのない人たちだ」(笑)とダメ出しが(笑)

今日はうまくいくかな…?

と、始まる前はドキドキしていたのですが、なにせいろんなことがありすぎて(笑)みんな小田さんの無事を願う一心で、サイリウムがあることすっかり忘れてたかも(笑)
とにかく、小田さんたちが喜んでくれるなら何でもします!

と、ついにモニターに合図が出ました!けっこうベタです!笑い声が起きます!
慌ててカバンからがさごそ取り出す(忘れてたから)

ぱぱぱぱ…と、みるみるうちに、灯りが点灯しました。
スーパーアリーナの、高い高い天井のてっぺんまで、まっ白なサイリウムの光が埋め尽くしていきます。



無数の白い輝きがゆらめく光景に、うわあ… と、感嘆の声が上がりました。
なんて綺麗なんだろう。


灯りの数だけの夢。。

そして 同じだけの愛。



本当に、夢のような景色でした。


曲が終わって、小田さんが花道の先でバンドメンバーを迎えます。
ここまで、たどり着きました。サイリウムも、無事、大成功です!

しかし…無事には終わらなかった!(笑)


「また会える日まで」を、バンドメンバーとアカペラで歌い終えた直後です。

小田さんが、マイクを持ち、真面目な声で話し出しました。

「みなさんの(サイリウムの)変な動きが、歌と合わなかった…(笑)」

みんな、場内がすっかり明るくなってるのに、感動のあまりなんとなーくサイリウムをフリフリし続けていたのです。それも陶酔して、めいめい勝手な動きで(笑)

「ここは、振らずにじっとして…なんなら、しまってもらって。

うひゃあ全員にダメ出し(笑)/(^o^)\

もう一回、歌います。」


長野でも歌いにくそうだったのはこれか~。
しかも、サイリウムを持ったままでは、拍手ができないんです。
なので、最後はいつも、ものすごい拍手なのに、ぱちぱちぱち…みたいな、パンチのない拍手で。

小田さんに叱られて、さっとサイリウムをしまう我々(抜群の統率力

もう一度、仕切り直しの「また会える日まで」
この歌声が、とっても素晴らしくて!
やり直ししてもらえてよかったー!!

小田さんが、ステージを後にします…これで終わっちゃうかな…と、
ひょっこり、戻ってきてくれました!!大歓声です!!
バンドの皆さんも、すっごく嬉しそうな笑顔!

最後にもう一度「会いに行く」

小田さんが、歌いながら花道をぐるっと一周します。
なんかもう感動しすぎて、一緒に歌いたいのに、涙で声が出ない…

なんていい曲なの…なんて幸せにしてくれる曲なんだろう…
ずっとライブで歌ってほしい曲。

「会いに行く」。すべてを乗り越える、強い力を持った歌。


・・・


3時間を少し超えて、収録初日のライブは終了しました。
あの曲もこの曲も…豊かでたっぷりと、研ぎ澄まされ磨かれた清冽な歌声に、心震えました。
とても繊細に、注意深く集中して歌われてたのではないかと。

アクシデントのため全曲絶好調というわけにはいきませんでしたが、それでも、今日この日のコンサートが記録に残ったことが嬉しいです。

2日目も最高のライブになる予感いっぱいで、つづく。


作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用

小田和正「ENCORE!!ENCORE!!」2019/6/20(木)長野ビッグハット・ご当地紀行

2019-06-24 01:41:52 | 小田和正ツアー2018-19ENCORE!!ENCORE!!
ENCORE!!ENCORE!!ツアー、ご当地紀行は、全国総集編+長野。

元気なうちに行っておこう、と、8年ぶり3回目の戸隠神社の奥社へ!
初めて来たのは11年前、その頃はほとんど人がいませんでした、と。
(2008年、ほいさ、ほいさっ、と長い杉並木の参道を走る姿が。)
今ではずいぶん観光客も増えました。



   
   
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※当ブログにおける全てのライブに関する記述は、録音録画機器・携帯電話やスマートフォンの録音録画機能など、一切、使用しておりません。
 すべて個人の記憶と、手書きの速記メモによる主観に基づくもので、実際とは異なります。


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【一回目・2008年ご当地紀行、戸隠神社の奥社】

「遠出しまーす!」車は山道をぶっ飛ばします。
車を降りて『クマ注意』の看板発見!「わお~!」

戸隠神社の奥社をめざして歩き始め…
「とにかくまっすぐな道です。これかなり時間かかるな。」
と、いきなり走り出す小田さん!
その後ろを、スーツ姿で追いかけるキョードー北陸スタッフ(笑)

「見事な杉並木ですねー。遠出した甲斐がありました。」

『奥社まで480メートル』の案内板。
「最後に、過酷な階段です。走りますか?」
後に続き、必死で階段を駆け上がるキョードー北陸さんたち(笑)

「到着しました~!!まだ雪が残っております。
 これは征服感があります。おさいせん…奮発して、40円!」
(笑)

「さあ、明日がんばりまーす!!」
K.ODAと一緒に走り切ったキョードー北陸の後藤さん、秋田さんも映り、
みな大拍手で健闘を讃えました。


【2回目・2011年ご当地紀行、戸隠神社の奥社】

「というわけで、私は今回、ランニングウエアを着て参りました!

走る気まんまんの小田さんに、場内爆笑!このひとは一体…(笑)

さっそく、軽快に走り始めます。
そして、今年も当然スーツで追いかける、キョードー北陸スタッフさんたち(笑)
と、カメラマンさん!(船さん)

「3人でそっち走ってっとおかしいんだよ~(笑)」

 「あっという間に山門にたどり着きましたねー。」

立派な杉並木が続く参道を、雪解け水が流れています。

「いやーこの杉の大木を、みんなにみせてあげたい…」

連休中で人出も多く、人気のスポットになってる模様。
ひょい、ひょいっと、参拝客と、道端にまだ残る雪をよけながら走っていきます。
一人はジャージ、二人はスーツ、もう一人はカメラを抱えたまま、ひたすら走る(笑)
不思議な集団だったのでは…

「ホントに辛いのは、階段になってからだ…」

「それ、階段だ、こっからが勝負だ…何と勝負してるんだ?
 君は、何と、勝負してるんだ?」

自問自答を繰り返つつ、駆け上がっていく小田さん

「これは…コンサート前に来る企画じゃねーな…」はーい、みんなそう思ってまーす!

ついに奥社に到達しました!

「どうだ、参ったか!…参ったのはオレだ…」(笑)

 「モノ好きな3人は、また奥社を走破しました~!」

小田さんと、キョードー北陸の「後藤君」「秋田君」3人で並んで。
お疲れさまでした…カメラマンさんも。


そして3回目!2019年の戸隠神社の奥社は、雪もすっかり溶けて、新緑がまぶしい季節です

道の脇を、チロチロと流れる小川の水は澄んでいます。
きっと清々しい時間を過ごされたのではないでしょうか。
やっぱり、最後の階段は、段飛ばしで駆け上がってました!

小田さんが「みんなに見せてあげたい」と言っていた見事な杉並木を、自分も見ることができて嬉しかったな。


コンサート中のMCでも…

「戸隠神社に行きまして、とっても素敵な時間を過ごしました。
カナカナが…ヒグラシ?夏もまだなのに?

ガナー、ガナー、みたいな。
(蝉の鳴き真似)(レア!)
あれは何なんでしょう?知ってますか?」
(客席から返事がありましたが、小田さん聞こえなかった模様。)

私は、小田さんの蝉の鳴き真似?に衝撃を受けて、前後の記憶が吹っ飛んでおります(笑)



花伝舎、というお店でティータイム。


 最後は地附山公園へ。
展望台までは、車を降りてから、急な坂を歩いて上らねばなりません。

「今日はよく歩いた…」

公園には長~い滑り台があって、
小田さん滑らなかったのかな?と思いましたが、
8年前に滑ってました。

【2011年5月8日のご当地紀行、地附山公園】

「イヤな予感がして参りました…長い滑り台があります。」

やったあ(笑)
滑り台といえば小田さん、小田さんと言えば滑り台。
さっそくチャレンジ。
「おーーーーー!」「おーーーーー!」「一人でどよめいております。」
楽しそうだ~

と、「ツワモノがいます。私は普通に滑ってましたが、足で滑ってる人がいる…」
真似て、しゃがんだ状態で滑ってみます。…と、しばし滑って尻もち(笑)



今回は、滑り台チャレンジは見送ったようです。


見晴らし台の横から。
ライブ会場のビッグハットも見えました。


雨予報もなんのその、穏やかな天気に恵まれて、気持ち良い一日を過ごさせてもらえたことに感謝です。
奥社の階段の筋肉痛は…そのうちやってくることでしょう(笑)

小田和正「ENCORE!!ENCORE!!」2019/6/19(水)長野ビッグハット初日

2019-06-23 20:40:54 | 小田和正ツアー2018-19ENCORE!!ENCORE!!


8年ぶりの、長野公演でした。
前回は、2011年どーもどーも その日が来るまで 長野ビッグハット公演。
3月11日の大震災で、4月からのツアーが延期され、5月7日の長野で、初日を迎えました。

どうしたって、あの日のことを、当時の不安と悲しみがないまぜになった気持ちを、思い出します。

2011年5月7日の、うろ覚えレポからMC一部抜粋。


  
  
  
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※ 当ブログにおけるライブに関する全ての記述は、録音録画機器・携帯電話やスマートフォンの録音録画機能など、一切、使用しておりません。
すべて個人の曖昧な記憶と、手書きの速記メモによる主観に基づくもので、正確ではありません。



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【2011/5/7 長野BIG HAT 初日MCより】

「あの日は、ツアーのリハーサルも後半に入って、通しの練習をしていました。
地震は、東京でも、経験したことのないくらい、大きく、長く、揺れました。
あの日、テレビに映った、被災地の人たちを見て、
どんなに言葉を尽くしても、歌っても、励ますことはできない。
この状況でツアーをやることは、物理的にも、精神的にも、絶対に無理だと判断して、
間近に迫った公演を、中止にしたり、延期したりしました。
本当のことを言えば、今日の長野も、できないだろうと、考えていました。

でも、時間がたつにつれて、
このツアーを、絶対にやめてはいけない。
今は難しくても、歌うことがいつか役に立つ時が、きっと来る。
そんな風に、思いは変わっていきました。

この状況を乗り越えて行くには、長い時間がかかります。
いつの日か、このツアーを振り返って、やって良かったと思えるように、
被災地の人を含めたみんなが、喜んでくれるように、
一歩一歩、その日が来るまで、明るく、走り抜けていく。と、決めました。
今日、集まってくれたみんなと、
その第一歩を、明るく、踏み出したいと思います。



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2011年の長野以降、小田さんが行ったコンサート。

2011年 どーもどーも その日が来るまで(48公演)

2012年 どーもどーも東北ツアー、横浜赤レンガ(11公演)

2013年 その日が来るまで 東北、沖縄(8公演)

2014年 本日 小田日和(36公演)

2015年 本日 小田日和 追加公演(14公演)


2016年 君住む街へ(48公演)

2018年 ENCORE!!(46公演)

2019年 ENCORE!!大阪、ENCORE!!ENCORE!!ツアー(18公演)



8年の間に、全国ツアー4回を含む、217公演もの(!)コンサートを駆け抜けて。
小田さんが、長野に帰ってきました。
きっとまたいつか、ここで会えたらと思っていました。


小田さんを迎える会場の拍手は、熱く、長く、
心から、小田さんを待っていた、大きな拍手が続きました。


「長野へは8年ぶりに戻って参りました。
東日本大震災でツアーが延期され、その結果、長野がスタートになった。
当時は何をどうしゃべったらいいか、とっても緊張したことをよく覚えています。

昨日、地震があって…
でも、こうして、今日を迎えることができました。
皆さんも集まってもらってどうもありがとう。
最後まで楽しく、大いに盛り上がっていきたいなーーと、思います!」



前日に大きな地震(山形県沖を震源とするM6.7、村上市で最大震度6強の地震)が起き、不安もありましたが、
小田さんは、いつものように、あたたかく客席をつつみ、笑顔にしてくださいました。


立ち見の人もたくさん。
前回(6/1~2)の広大な四日市ドームに比べると、狭めのアリーナに設置された花道からは、スタンドがすぐそこに!
より近くに小田さんを感じられる会場に、観客のテンションは上がり通しです。
小田さんの向かう先々で、振り向いた側で、うわっ!という歓声、いや、悲鳴があがります(笑)
小田さん、照れ照れです。


「ここで、こっちを向いて歌うっちゅうことが、正しいかどうか判断に苦しみますが…決められたことなので(笑)」

客席の9割(推定)に背を向けて、「たしかなこと」を歌う小田さん(笑)

「隣の人に迷惑にならない程度に、歌ってくれたら。嬉しく思います。」


とにかく一曲終わるごとの拍手がすごい。。


「何を喋ろうか、一生けんめい考えて出てくる。『何をしゃべろうかノート』を書いてるんだけど、はしょって書いてるから、それを見ても何のことか思い出せない(笑)

『ジジイどこまで』…何だっけ?(笑)

ずっと考えてたけど、思い出せません。
それでは、懐かしい曲をやろうと思います
(唐突に)

(じじいどこまで…も突っ走るぞ!の略ではないか。)


「今の曲は、オフコースの時の曲ですけど、もう一曲、オフコース。
改まって言うことないんだけど、オフコースの時の曲です。って言っちゃうんだよね。」


オフコース、って言葉が聞けるのも嬉しかったりするオフコースファンは多いと思いまーす!


なんと美しい歌声なんだろう。
一曲、一曲が、心に深くしみわたってゆく…

私の周りでは、懐かしい曲を一生懸命に歌っている人も多かったです。
それぞれの人の数だけ、思い入れもある。
花道の小田さんに、皆の歌声が聴こえていたら嬉しいのですが。

感動の長い拍手をさえぎるように、テンポよく、次の曲へと進んでゆきます。


何度か、楽しい間違いがあって、そのたび盛り上がる客席(すいません)
「小さな風景」では、わざわざ高い方のメロディで歌ったりして…高音、出し放題か!

花道を何周も歩き回り、客席に降り、
アリーナがいつもより狭いせいか、距離が短くて、小田さん手持ち無沙汰…
ラブ・ストーリーは突然に~キラキラで、アリーナにおりるところを花道を進んじゃって、スタッフの指示で引き返したのかな?

風船もたくさん集まって、ぼんぼん蹴り飛ばし、勢い良すぎて目の前でバーン!と割れてびっくり顔

また星のラストめがけて、オンステ中央に行くも、曲はまだ続く(笑)
時間が余って、あっ!という表情で、後ろのスタンドの方へ、手を振りに行きむにゃむにゃ誤魔化すなど、かわゆい小田さんもてんこ盛りでした。


YES-YES-YESで、スタッフの人達がアリーナの一角に集まってコーラスしていますが、
キョードー北陸の方が、強く拳を握って全身を震わせ、声の限りに歌っていて…
力いっぱい魂が叫んでいるようなお姿に、涙がぶわっとあふれて止まらなかったです。

小田さんのコンサートを、大勢のスタッフの人たちが支えている。
たえず忙しく的確に動き、素晴らしい時間と空間を作り上げてくれる。

小田さんと志を同じくする方たち、と思っています。
チーム小田、すごいです。スタッフさん一人一人に御礼が言いたいです。
かけがえのない、最高の時間を、ありがとうございます。


「あっという間に終わっていきます。
とにかく、今はがんばって生きていこう。


(ジジイどこまで…の話もあったかな?)

会場の皆さんをじっくり見渡しながら、ぐるっと回っていったら、
僕と同年代の方よりも、思いの外、若い方もいる。
皆さん、元気で生きていってください。
僕もがんばります。」



アンコールの演奏前にはこんな言葉も。

「一曲でも、みんなが聴きたいと思う曲を、やりたいと思うのであります。」

小田さんはいつでも、みんなのことばかり考えてくれる。


すべてが終わって帰ってゆく、小田さんとバンドメンバーの皆さんに
いつまでも拍手を送りたかったし、感謝を伝えたかった。
客席中の笑顔も、熱い拍手も、太い歓声も、アンコールの声も、どれもが最高のライブだったことを物語っていました。
本当に、楽しかった!


・・・


2011年5月。
「長野でツアーをスタートしたことを、僕らは決して忘れません。」
と小田さんは言いました。(うろ覚えですが。)

私ですら2011年ぶりの…と思っていたのだから、
小田さんたちはなお一層、思いは強かったはず。


このツアーをやめてはいけない/歌うことがいつか役に立つ時が、きっと来る


あの日、重苦しい絶望を抱えつつ、祈るような思いで語られた、切実な予言は、
一歩ずつ、一歩ずつ進んでゆく、長い道のりの間に、
予想を遥かに超えた形で、ありがたくも…今なお叶えられ続けています。

もちろん、あれからも何度も打ちのめされ、大切なものを失い続け、
悲しみや苦しみは、途切れることはないけれど、

小田さんの音楽だけは、ずっと、傍らにありました。


小田さん、歌い続けてきてくれて、ありがとうございます。


今も、あのときも、小田さんの音楽が支えてくれた。元気にしてくれた。


グランドピアノを弾く背中が、ぽつんとライトに照らされて、
なめらかな指の動きとともに、ぐっと力を込めて歌う姿は、
涙でスタートした日よりもずっと、強くしなやかに、逞しく見えていました。

明るく、楽しく、元気に。
言い聞かせるようだった言葉は、
確実に力を持ち、私達を励ましてくれます。


心に強く刻まれた歌声。

「あなたを連れてゆくよ 手を離さないで」

そして

「あの日の勇気を 忘れないで」


8年ぶりの長野でのコンサート、心から、ありがとうございました。



作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用



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小田和正ツアー2011『どーも どーも その日が来るまで』2011/5/7(土)長野BIG HAT・1