テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

体をひねった黒猫

2014-04-15 23:50:21 | 日記
今日、道を歩いていると奥まった路地に差し掛かったところ、大きめの黒猫が路地から飛び出してきました。私は、その路地の開口部を横切ろうと歩いていたので、丁度、前に出した左のつま先で猫を蹴りそうになったのです。あっと驚く私の前で黒猫は上半身(前半身?)を横にねじりながら捻り、勢いの付いた下半身(後ろ半身?)だけがそのまま直進するような、えもいわれぬ体勢になり、結果的にもんどり打つようにして斜め前方へ駆け転んでいきました。
猫を裏返して落とすと、きちんと脚から着地する動画で、猫はまず頭から着地点を向きはじめ、前足から体を順にねじって4本足を踏ん張ることの出来る体勢になって着地する様子を見たことがある方も居られると思いますが、あれの水平面移動版、斜め屈身付き、着地は乱れた、ような具合でした。

ただ、真っ先に思い出したのは、下の動画にあるM561ガマゴート。


米軍が使っていた6×6の軍用装輪車で、通常の4×4がカーゴを引っ張っているのとは違い、上下左右に曲がるジョイントを介してドライブシャフトで繋がれていて、同じような車体サイズの4×4車が腹がつかえて踏破できないような極端な悪路でも体節を曲げて進む昆虫のような軍用車を目指して開発され、正式採用されていたものです。実はこのクルマ、ソフトスキン(装甲を持たない軍用車)マニアの間では有名なクルマで、連結された構造が、男子特有のメカフェチ精神をくすぐるのか、変に人気があります。昨年ようやくまともなプラモデルがタミヤから発売され、その筋の人たちによって、ベトナム戦争やグレナダ侵攻のジオラマが多数製作されました。


実車は動画にあるとおり、お世辞にも軽快に悪路を踏破しているとは言い難く、さらにはものすごいエンジン騒音とメカノイズ、そしてリアカーゴへすさまじいエンジン排熱がおしよせるため、評判は芳しくなかったようです。またジャングルなどでは、そのあまりの騒音のため、歩兵が自分の方へ向かってくるガマゴートにいくら怒鳴っても運転手に声が届かず、轢かれた、なんてこともあったようです。現在では、4×4でもトランスアクスルとサスペンションの進歩により、悪路走破性能が向上し、このガマゴートもかなり前に退役しました。容易に察せられるように、整備性も極悪で、本当のもの好きなマニアさん達が動かしている以外、放出車両もそんなに多くはないようです。

閑話休題、何が言いたかったのかというと、あの黒猫さん、自分では優れた身体能力と柔軟性を発揮して華麗にヒトに足蹴にされるのを回避したと思ってるかもしれませんが、とっさに足を引っ込めながら上から見下ろしていた私からすれば、バタバタと無様な様子はガマゴートが横倒しになる姿を彷彿とさせるほどみっともなかったですけど、ねんざしたりしていないかい?
と言うことなのです。

ほんまかいな

2014-04-14 23:34:12 | 脱線して底抜け
以前、ムカデにさされたときには、熱いお湯で傷口を洗うと、嘘のようにすぐ治るという記事を書きました。じつは、このTips、昔児童書で読んだおばあちゃんの知恵、的なものがもとになってるというか、そういう情報を知った最初なのですが、他にも色々とあり、日常の中で実践して、果たして有効なのかどうか、確認してきました。口内炎には茄子のへたを水気が無くなるまで焼いて口に含むと良い、とか、卵のからの薄皮は切り傷の絆創膏代わりになる、風邪を引いたら、足の裏に粗塩を擦りこむと良い、などなど。そのひとつに、ものもらいができたら、ヘソに梅干しを貼ると、一晩で治る、というものがありました。ものもらい、下町のコトバではメバチコという、目蓋の内側にできる麦粒腫などの化膿症の俗称です。何故、目の病気とヘソが関係有るのか、子供心に不思議でしたが、あいにく、というか幸いなことに、という方が良いのか、いままで、眼病には縁がなく、過剰に海水浴したりして赤目になった経験ぐらいしか無く、この梅干し療法については試したことがありません。調べてみると、梅肉エキスを経口摂取すると良い、というのがありましたが、ヘソには関連がありません。ヘソ関連で云えば、ヘソに塩を詰め込むとものもらいが治る、というのが散見されましたが、敢えて云えば、梅干し療法に通じるようにも思います。でも、梅干し以上に試したくない気がいたしますので、おそらく今後とも、この梅干し療法の効用については自分のなかで納得出来ない謎として残り続けて欲しいのです。

ニコンIF双眼鏡用、業務用ツノ型目当てゴム

2014-04-13 20:44:26 | 双眼鏡 望遠鏡
双眼鏡付属のマニュアルによるとさほど変わりは無いように思える形状ですが、レビューなどによるとフィット感が増す、とのことでしたので、安い部品(送料無料で二つで500円ちょい)でしたので買ってみました。



ニコンイメージングの他の廉価パーツと同様、簡易な包装です。



左:接眼目当てアタッチメントとツノ型目当てゴム(デフォルト)、右:業務用~

以下、同様です。




この双眼鏡(18×70)、業務用としては、船舶、港湾、空港、監視所などなどに備品として設置さていたりするようで、その場合、恐らくピントは無限遠固定、まず近傍を見る用途には使われない場合が多いでしょうから、観光用の固定式双眼鏡などと同様に考えると、納得できるパーツです。しっかり嵌るので、もしピントを移動するために接眼部を回す場合、ゴム目当てを嵌めたまま回す(ツノの向きを変える)のはかなり困難なので、ピントをずらす前に外し、合った位置でまたつける、という具合になります。一般的な双眼鏡のように、ピントを前後して使う場合には、却って不便なパーツでもあります。デフォルトの回転するアタッチメントと目当てゴムの組み合わせは、アタッチメントを固定するのが3つのツメのみなので、ぶつけたりすると外れる場合もあるようです。
肝心のフィット感ですが、目当て部分の形状に殆ど違いはなく、接眼部分へのハカマが伸びている分、業務用のほうが、少し柔軟かなと思う程度です。ただ、樹脂性のツメで嵌っているだけのアタッチメントと違い、しっかりと嵌る業務用は、例えば双方のツノの先端を指で摘んで双眼鏡を持ち上げても不安がないほどですので、顔面に対してもしっかりと押しつけることができ、ツノ型目当ての利点を充分に享受できます。
最短合焦距離が81m(公称値、実際にはもう少し近い印象です)の双眼鏡ですから、、このパーツは、アリ、だと思います。

日中に18×70を使う(鳥見編)

2014-04-12 23:25:17 | 双眼鏡 望遠鏡
昨日の日中使用に、ある程度の好感触を得て、ウォークスツール一脚とともに、標題の双眼鏡を週末に持ち出しました。
一脚の雲台は、よほど力を入れて締め付けても、この双眼鏡を固定するには不十分なのですが、星見のような上向きではなく、ほぼ水平方向で、重さを支えるだけなら充分ではないだろうか、と考えてみたのです。
結果、遠景の野鳥には、無類の威力です。高倍率と秀逸な見え具合が、この時期に渡り遅れたカモ類を堪能させてくれ、ある程度近距離の観望でも、川の対岸のサギ類など、レンジの一定した範囲では、IFの不利もさほど気にならず、フィールドスコープや超望遠レンズクラスの視界を、両眼で立体的に見る、という感覚は、あまり経験したことがないものでしたので、新鮮で、かなり愉しめました。心配してた一脚の強度も、重さを支えるには充分以上で、体そのものはイスに座って安定していますので、鏡筒先端近くを片手で支え、プリズムハウスをもう一方の手で軽く支え、重さは一脚に任せる状態で、普通の双眼鏡を手持ち立ち見で使うときに近しい感覚で見ていました。
ちょっと離れたところにある某緑地公園内には、池の中の餌箱の小魚を、設置された木の枝から採るよう餌付けされたカワセミがいるそうですが、そのくらいのレンジ、目標なら、心ない鳥撮り氏達が、単眼で一瞬の平面画像を切り取るのに夢中になっている傍らで、両眼視によるダイナミックな立体画像を見ることが出来そうだと想像しますが、大人げない行為に加担するような気もしますので、海浜にアジサシやカモメでも探しに行こうかと思う。そんな感想をもった一日なのでした。

日々持ち歩いてるワケではありませんが・・・

2014-04-11 23:45:11 | 双眼鏡 望遠鏡
昨日の古い三脚のイモネジ脱落事件、出先に置きっぱなしにしていて、大丈夫かな、と確認していたところの出来事でした。
新規導入したニコンの18×70、あいにく星空では、未だに特上の条件には恵まれないので、その憂さを晴らすかのように、日中にも、持ち出しているのです。
とはいえ、メインの三脚(三脚用のバッグが無いので、ストラップを掛けて剥きだしで担ぐ)とともに持ち歩くのは、間違いなく変人か変態扱いされてしまいますので、軽量三脚でどの程度使えるか、試したのでした。
昨日も書きましたが、このHP-321という三脚、比較的安価に売られていたわりにはしっかりした三脚で、さすがにローコストの付属雲台は外して、KTSの自由雲台に換えてありますが、脚を全部伸ばした状態でも、うまくこの双眼鏡を支えていました。もとから高さの足りない三脚ですから、エレベーターを使っても不安定になるだけですので、それなら膝立ちやイスに座った姿勢で見るか、あるいは、脚を伸ばしたまますぼめて、ちょっと手を離しても自立する一脚めいた三脚として使う(=高さを稼ぐ)か、どちらかの使い方になります。流石に、星見には寸足らずですが、日中の風景や鳥見などには使えそうです。
暗いところで使っていると判らなかったことに、この双眼鏡のプロポーションの良さ、があります。確かにデカいのですが、その大きさを感じにくくさせるような洗練された造形と仕上げです。同じポロプリズム形式の勝間光学さんの双眼鏡では、接眼部とプリズムハウス、鏡筒の口径や長さなど、40mm口径のHM6.3×40SK-Dがベストのプロポーションだと思っていましたが、この18×70も、かなり良い感じです。

古い三脚のイモネジ

2014-04-10 23:29:10 | 電器屋さんなどで売ってるモノ
お手軽三脚としては、並じゃない剛性だったので購入したハクバ写真産業のHP-321という三脚、エレベーター用のハンドルの留めネジ(脱落防止用)が小さなイモネジでした。
ちょうどやりたい放題盛りの幼児が、やたらとハンドルをくるくる回すのが好きだったので、勝手に遊ばせていたのですが、もしイモネジが緩んでハンドルが抜けたら、雲台ごとエレベーターが急速に降下する恐れがありましたので、ネジロック(スリーボンドの製品)を塗って締め、さらに爪楊枝の先に木工用ボンドをつけ、イモネジの穴に押し込んで、先を折って留めていました。そんな作業をしてから10数年、今日、そのイモネジが緩んだみたいでハンドルがすっぽ抜けました。三脚そのものをたたんで、エレベーターも縮めた位置だったので、「あ、何が落ちた?」程度で済んだのですが、小さなイモネジには過ぎし日のネジロックの残滓がこびりつき、ネジそのものは脱落していなかったので、再度ハンドルの向きを合わせて、イモネジを締めておきました。考えてみれば、さして使わないとはいえ、数百回以上弄ばれていたハンドルですが、それでもなお、この年数、イモネジがその機能を果たし続け、しかも、脱落、紛失という最悪の事態を免れたことは、ネジロック剤の控えめな信者であってヨカッタと思わせる出来事なのでした。


ネジには、もうひとつTipsがあって、木ねじなんですが、何回も増し締めしたり、あるいは木材そのものが柔らかかったりしてバカになりかけのネジ穴。開け直さずにそのまま活かすには、ほぐしたスチールウールをごくひとつまみほぐして詰め、具合を見ながら、適宜スチールウールを増減し、ネジ穴の深さに見合うようにして締めると、バカになりかけたネジ穴も生き返ります。本格的には、鬼目ナット等にするのが確実なのですが、お手軽でも案外確実な方法なのです。

雑巾絞り

2014-04-09 23:16:44 | 脱線して底抜け
その昔、ガソリンスタンドは、セルフ、という形態のお店なんて殆ど無く、クルマにガソリンを入れに訪れると、わらわらと各石油元売り(出光やモービルなどなど)の制服を着た店員さんがよってきて、ガソリンを入れたり、ウィンドウを拭いたり、吸い殻を捨ててくれたりしたものです。かくいう私も、ガソリンスタンドでアルバイトしたことがあり、年間8万キロ(バイク+クルマ)も走っていた時期も含めて、ガス代稼ぎの一つでした。
今でこそ、セルフ給油のお店ばかりで、もう見られない光景ですが、上記のウィンドウ拭き、バイトにとってはメインの仕事の一つで、お客さん側から見れば、汚れたタオルや雑巾で拭かれるのは、気分が良いものでは無く、また実際に効率を良くするために、ダスター管理(雑巾の管理)という項目があるほどでした。新品のタオルはまず一時間ぐらい洗濯機で洗って新品特有の吸水性の悪さを解消され、小さめ厚めのダスターは、一日の内に何度も洗濯されます。もちろん、店員各自も、作業の合間に自分が使っているタオルをゆすいで絞る、という作業を何十回も繰り返します。都会のビジネス街のなかのガソリンスタンドでは、お客さんの殆どが掛け売り客という顔馴染みが多いため、タオルが汚れたままで次のクルマへ接するようなことはできない雰囲気だったのです。冬の時期は特に大変で、指先に力が入らずに絞り切れていないと、拭いたウィンドウに跡が残るので、中には、スプレヤーを持って、乾拭きするようなお店もありましたが、年末等の超繁忙期には、煩雑な手順はなかなかに困難で、主流は、絞って拭く、に尽きるのでした。
で、その絞り方のカンタンなTips
手で絞る場合、ねじり絞りを行う場合が殆どですが、厳冬期に、何十回も、しかも拭き跡が残らない程度まで水分を絞りきるというのは、ただでさえかじかむ指で握力も弱る中で難しいものなのですが、利き手の反対側で握って支え、利き手でねじって、持ち替え、さらにねじる、そのときに、支え持つ側の小指、もしくは小指+薬指を折り返したタオルのループ部分に引っ掛けて、絞ります。そうすると支える方の手は握力を殆ど使わずに、ねじったタオルを滑って空転させずに、腕の筋力で絞れます。もちろん、小指などは、タオルと一緒に締め付けられますが、絞りきる数秒のことですから、無理矢理絞りきらない限り問題ないと思います。
いまでも、希に「これを絞って」と濡れタオルを手渡されることがありますが、頼むほうは、私が主に腕力を使って固く絞っていると考えているようですが、ささいなTipsで、さほど力むことなく固絞りしているのでありました。

寝床から、半金星

2014-04-08 22:51:33 | 双眼鏡 望遠鏡
ここ一両日、まだ暗いウチに目を覚ますと、ベランダの向こうの梢の合間から、星の光が射すのに気付いていました。まあ、明けの明星だろうと、さほど気にしてはいませんでした。
話は変わりますが、星空観望において、寝っ転がって空を見上げる体勢は、実に体の構造的には無理が無く、リラックスして星空を愉しむことができます。またこの姿勢で双眼鏡を使うのも、少なくとも片肘を体と一緒に下につくことができ、立った姿勢で上を見上げるよりずっと安定しますし、アイカップの高さが適切ならば、ある程度顔で双眼鏡の重さを支えることが出来、さらに軽快に使えます。実際、7×50としてヘビー級に属する勝間光学さんのWP7×50RB-Dでも、ぼーっとリラックスした雰囲気のままで、その上質な見え味を堪能できます。で、新投入のニコン18×70ですが、流石にコイツは別格です。高倍率故に鏡筒先端側を支える必要がありますし、またそうすることで、実質、もう一方の手と顔面で、この図体の殆どの重量を支えなければなりません。しかも長い鏡筒故、かなりトップヘビーになってますので左右に振り向けるのも、かなり気を使います。寝っ転がっての観望では、10×50クラスでも懸垂式の架台があったほうが、微光星までよく見えるのは経験していましたが、コイツの場合、見え云々よりも、もし手を滑らせて顔の上に落としたら、怪我する可能性があります。特に眼球を打擲し、眼底出血でも引き起こしたら、それこそ目も当てられません。で、18×70での手持ち寝っ転がり観望は、このときまで、実行しようなんて思っていなかったのですが、今朝、梢のスキマからとはいえ、あまりに燦めく金星が見えるので、寝床から東の低い空をニコン18×70を使って観望しました。
頭を北側にして寝てるので、横向きに左に大きく傾けてベランダ越しにやや斜め上を見ることになるのですが、充分に、この双眼鏡の重さを堪能できました。また、その代償として、標題の通り、金星が半月のように欠けて燦めいている姿を確認できました。寝床に寝たままで、金星の満ち欠けを見てみようなんて、無謀な試みを実行させてくれる、ばかげたほどの高性能ぶりはもちろんのことです。

艦これ 雑感

2014-04-07 23:33:50 | 日記
家人から話しかけられました。青森県で艦これのイベントがやってるニュースをみて、「そいえば、艦これ、ってアニメになるらしいけど、見るん?」とたずねてきました。
私としては、家人のお薦めアニメについては話題の共通項を増やすために観ることも多いのですが、艦これ、っていうゲームがアニメ化されても、ゲームの内容(シミュレーション)はアニメのストーリーにそぐわないと思うのです。まあ、昔と違って、アニメの人気上昇に伴いゲーム化、という図式ばかりでなく、例えばポケモンやFate等のように、ゲームソフトのキャラクターや設定がアニメ化され人気を博すケースも多々あるのです。まあ、暇つぶしという建前で艦これをプレイしていて、さほど傾倒しているわけではないので、おそらく見ないだろうという旨を伝えました。ところが、「・・の割りには、レアな艦娘持ってるんちゃうん?」と突っ込みを喰らいました。確かに、休日の朝から、いわゆる、浜風掘り、卯月掘り(両方とも、レアな駆逐艦を探し求める行為)に勤しんでいる姿を見られていますので、まあ、もっともな質問かもしれません。個人的には、艦これ、の設定や背景には大いに違和感を感じることもあって、確かにスペックは優れていても、実際の戦力としての評価や戦績には疑問の多い艦上航空機にやたら高いステータスが付いている割りには、九九艦爆や九六艦戦が雑魚扱いだったり、そのくせ零観(零式水上観測機)やカ号(オートジャイロ)などが異様に高いステータスを持ってたりする、ご都合主義的なちぐはぐさなどがそれです。なにより、1/700ウォーターラインシリーズ(プラモデル)の傑作であり、そのスマートな船体から、もっとも好きだった空母のひとつである隼鷹などは、艦これの中では「ヒャッハー」として、云われないひどい扱いをされているのには、ちょっとおかんむり気味です。姉妹艦の飛鷹は、グラフィックも洗練された美少女になったのに、隼鷹はそのままなのも不遇です。すでに登録者数が180万人を超える、PCオンリー(携帯、スマホは非推奨)としては、ものすごい数のプレイヤーが居るゲームだけに、ヒャッハーさん、として隼鷹が認識されていくのは、残念なのです。
まあ、とはいえ、暇がないくせに、あくまで”暇つぶし”という建前で、レアな艦娘を使って、演習していたりもするのですが。

Nikon 18×70 IF・防水型・WFの架台

2014-04-06 23:04:20 | 双眼鏡 望遠鏡
しばらく、標題の双眼鏡を使ってきて、というか、まさしく針で突いたような鋭い星像に惹き寄せられるように空の状態さえ良ければ、すぐさま覗く、ということを繰り返してきて、やはりこの双眼鏡の魅力の精髄を堪能するためには、使いやすい架台が必要に思えてきました。
ただ、どういったものが良いのか、いろいろと思案してみるのですが、最適解には到達していません。
野鳥撮影で、デジスコや328(300mm f2.8)などの大型のシステムの場合、ジンバル式の雲台が最適解の一つです。

カメラ+レンズの重心を二つの回転軸とほぼ一致させることにより、ある程度の仰角俯角があっても、カメラ自身が安定するしくみです。
双眼鏡の場合、重心位置で上下動させるためには、通常、フォークマウントという機構を使います。

天体用の場合、これらのマウントにある程度仰角をつけた状態でバランスするよう取付位置を調整してセットします。ただ、マウント自身を斜めにしてあっても雲台や三脚との空間はさほど大きく取れません。直視の双眼鏡では、やや窮屈な姿勢になりがちです。

で、ふと思いついて、ぶら下げてみました。コットに寝転んで10×50を使っているときの方法論です。



10×50のときでは充分だった強度も、この18×70の重さと高倍率では、やや不安があり、三脚自身の安定はストーンバッグなどの重しで解決出来ますが、針で突いた点像がごく小さくぶれる振動が発生する場合があります。
V4ユニットの強度に頼らず、サイドに突き出すとこんな感じ。



ただ、この場合、下の場合と較べて全体的な高さが足らず、座った姿勢での観望に限定されます。


課題検討は続きます。


夕餉を忘れてすばるに魅入られる

2014-04-05 23:29:32 | 双眼鏡 望遠鏡
自宅に戻るとなにやら美味しそうなにおいがして、家人が二人、キッチンであれやこれやと喧しいのです。
ただ、私には、帰宅直前に見た、風で雲が払われて、鋭く光る三日月が漆黒の空に浮かんだ様子が気になり、カバンを置くのももどかしく、三脚にセットしてある双眼鏡を屋外に持ち出しました。
案の定、綺麗な星空が、双眼鏡の視野の中に拡がります。既にかなり高度を下げているすばるがよく見えるよう、三脚の位置などをずらし、じっくりと凝視します。本当に18×70で観る恒星は、見事に点です。すばるのなかで燦めく星も、かなりの数が見え、6~7等級は余裕、8以下9等級に迫る微光星もきちんとその煌めきを主張しているようです。
この、点に見えるというシャープさは、星空だけでなく、昼間の観望でも感じられます。ミザールの広角機やパピリオ君をしばらく使った後、18×70で同じ対象をみて焦点を合わせようとすると、大抵無限遠近くに合っている焦点を手前に戻してくる感覚になるのですが、ピントが合ったと感じる位置まできて、完全合焦を図るにはその位置から2~3度ピントを細かく前後させて合わせます。この双眼鏡、ピントが合ったと感じる位置からさらに戻すと、より、もう一段ピントが合う(シャープに見える)ことに戸惑うことがあります。つまり、コントラストの良さやシャープさにおいて、他の凡百の双眼鏡とは、如実な差がある、ということになります。
閑話休題、結構低い位置まで降りてきているすばるが、隣家のアンテナにかかりそうです。もう少し距離を取るために玄関前の階段まで後退し、姿勢を整えるために、イスまで持ち出してまだ観望します。こんな時にウォークスツールは本当に簡便です。
時間にしたら、15分足らずでしょうか、撤収して、部屋に戻り、夕餉にはなんとか間に合いました。

Nikon 18×70 IF・防水型・WFの角型見口

2014-04-04 23:33:42 | 双眼鏡 望遠鏡
ニコンのIFポロ機の見口で角型見口が取り付けられるものは、通常の接眼部周囲の溝に3つのツメのついた樹脂のリングをはめ込み、その回転するリングにゴム目当て、をはめ込むようになっています。




ゴム目当て、樹脂のリングとも、消耗品扱いで別途安価に購入できます。
フジの場合、別売りの角型見口を取り付けるには、樹脂のアダプターリングも同時に購入する必要がありますが、ニコンに較べるとなにげにお高いみたいです。
また、ニコンには、リングを介さずに接眼部に直接つける、業務用ツノ型目当て、という別売り部品もあって、ほぼ無限遠ばかりを見る用途では、若干大型のその部品の方が、良くフィットするようだと云われています。
そう言えば、その昔、ニコンや他のメーカーにも、IFの構造が、カメラのレンズのように直進ヘリコイドになった製品もあったのですが、今では見掛けません。小型軽量化やコスト低減の影響なのでしょうが、肥大化し続ける天体望遠鏡の(高級)接眼レンズを思うと、いくら手持ちとはいえ、簡略小型化だけがポロ双眼鏡の目標ではないと思います。と、いうか、クランク状に並ぶプリズム故に小型軽量化ではダハにはとうてい及ばないわけですから、開き直って、大きいですけど、何か? 的な機種があっても良いんじゃないかと思います。
実際、標題の機種は、大きい、のですが、これを使っていると、10×50や、7×50の双眼鏡が小さく見えて仕方がないのです。

八咫烏

2014-04-03 22:17:21 | 双眼鏡 望遠鏡
最近ウチの近くに、やたらと大きいハシボソカラスが出現します。
優に通常のカラスより二回りは大きく、高い枝に留まって悠然としているところは、猛禽類のような貫禄さえ感じさせます。
実際カラスには攻撃的な一面もあり、近年、川沿いに内陸の方まで侵出してきているカモメと文字通り血みどろのバトルをしてるのを目撃したこともあります。
この大きな個体、頭だけでスズメくらいの大きさがあり、明るいところでなければ、まずカラスとは思えない迫力の外観なのです。大きさの割りに結構敏捷で、細い枝をその重さでしならせながら、高い梢を我が物顔で独占しています。こいつがくると明らかに他の小鳥のさえずりが遠くなるので、私たちの知らないところで、小鳥にもゴロを巻いているのかもしれません。ただ、こ奴、カメラを取り出すとふっとどこかへ去ってしまいます。黒い顔に黒い瞳(ついでにいうと、瞬膜(第2のまぶた)は前後に閉じる)なので、双眼鏡で覗いても、どちらを注視しているのかわかりにくいのですが、しっかりとこちらの様子は見られているようです。その他のいろんな仕草や様子から、カラスを超えたナニかかもしれないと、半ば本気で思っていますが、流石に足は三本ありません。

春告げ鳥 その2

2014-04-02 22:12:40 | 日記
今朝方、最初のひと鳴き以来なりを潜めていた朝のウグイスがまた鳴き出しました。
折しも近隣の櫻は満開で、いかにも春爛漫な雰囲気、温かさも日増しの様子です。
最近、ベランダから手の届く範囲に掛けてあるミザールのSW-550を取り出して、声の主を捜します。滅多に姿を見ることのないウグイスですが、まだ樹々の葉がさほど生い茂ってはいないため、比較的すぐに姿を見つける事が出来ました。忙しそうに数本の枝を跳び回っています。俗に言うウグイスの谷渡りです。ジッジッと地鳴きして、高らかな囀りがより遠くへ響き渡るような良いポジションを探しているかのようで、微笑ましい姿です。
俗に鶯色、といいますが、梢にいるときは、さほどその色合いを感じません。メジロたちのほうが、よっぽどキャッチーな彩りだと思います。
その鳴き声故に、メジロなどよりよっぽどメジャーなウグイスですが、これからしばらくは、もうお腹いっぱいになるほど鳴き声を聞かせてくれるに違い有りません。

ガリレオ衛星

2014-04-01 23:49:29 | 双眼鏡 望遠鏡
何度か話題にしたこともある、木星を巡る衛星のうち、よほど条件の悪いところでない限り、ごく普通の双眼鏡で容易に見える4つの衛星です。
今までにも、いろんな条件、双眼鏡で見てきましたが、今夜は、ニコンの18×70を使って、自宅前から、かなり長時間にわたって観測です。
というのは、丁度、他の恒星が、ガリレオ衛星の近傍に見え、4つの衛星の位置関係の変化を見て取るのに使えるのではないかと思ったからなのです。
4つの内3つはお互いの重力影響下で軌道共鳴しているというお話しは以前にも致しましたが、その衛星群の公転面から、例えば6時間毎にインターバル撮影した場合、3つの動きが、ジャグリングのお手玉のように見えるのではないかと気付き、数時間にわたって追うことでその端緒でも確認できればと思ったからなのです。もちろん、こんなことは初歩の天文観測なのでネットを漁ればいくつか実例を見ることも出来ます。ただ、新投入の18×70では、あまりに木星系が明瞭に見えたから、の試みです。
一番内周のイオの公転周期は1.76 日、エウロパは3.55日ですから、イオであれば、公転軌道上の位置にもよりますが、数時間で、主星や他の衛星に対する位置を変える様子が分かるはずなのです。
まあ、結果から云うと、イオが他の三つや、近傍の恒星とは主星を隔てた反対側にあったため、公転による幾何学的な相対位置の変化はさほど明瞭でなく、想像力を駆使しても、4つの衛星が横から見た公転軌道上の両端をそれぞれ違ったスピードではじかれるように行き来する様子は思い描けなかったのです。
しかしながら、数時間にわたって、かつて見たよりもずっと燦めくガリレオ衛星を追い続けて、もし、木星が地平に沈まず、かつ夜側に長時間留まり続けるような周回軌道上の宇宙ステーション上からなら、この双眼鏡でガリレオ衛星がお互いにはじかれるよう振幅する様子が追えるはずだろう、と想像するのは、ごく単純に愉しいものなのです。