テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

古い三脚のイモネジ

2014-04-10 23:29:10 | 電器屋さんなどで売ってるモノ
お手軽三脚としては、並じゃない剛性だったので購入したハクバ写真産業のHP-321という三脚、エレベーター用のハンドルの留めネジ(脱落防止用)が小さなイモネジでした。
ちょうどやりたい放題盛りの幼児が、やたらとハンドルをくるくる回すのが好きだったので、勝手に遊ばせていたのですが、もしイモネジが緩んでハンドルが抜けたら、雲台ごとエレベーターが急速に降下する恐れがありましたので、ネジロック(スリーボンドの製品)を塗って締め、さらに爪楊枝の先に木工用ボンドをつけ、イモネジの穴に押し込んで、先を折って留めていました。そんな作業をしてから10数年、今日、そのイモネジが緩んだみたいでハンドルがすっぽ抜けました。三脚そのものをたたんで、エレベーターも縮めた位置だったので、「あ、何が落ちた?」程度で済んだのですが、小さなイモネジには過ぎし日のネジロックの残滓がこびりつき、ネジそのものは脱落していなかったので、再度ハンドルの向きを合わせて、イモネジを締めておきました。考えてみれば、さして使わないとはいえ、数百回以上弄ばれていたハンドルですが、それでもなお、この年数、イモネジがその機能を果たし続け、しかも、脱落、紛失という最悪の事態を免れたことは、ネジロック剤の控えめな信者であってヨカッタと思わせる出来事なのでした。


ネジには、もうひとつTipsがあって、木ねじなんですが、何回も増し締めしたり、あるいは木材そのものが柔らかかったりしてバカになりかけのネジ穴。開け直さずにそのまま活かすには、ほぐしたスチールウールをごくひとつまみほぐして詰め、具合を見ながら、適宜スチールウールを増減し、ネジ穴の深さに見合うようにして締めると、バカになりかけたネジ穴も生き返ります。本格的には、鬼目ナット等にするのが確実なのですが、お手軽でも案外確実な方法なのです。