アルファー波たっぷりコンサートへ。

もぅ土曜日・・・ここ１週間、早かった。
この夏、６月から７月、８月と色々と行事がたて続きにあってなかなか、気が休まるようなそうでないそうな日々が続いたが、
先週日曜日のパーティで、ひと段落な感じ。

そんな今日は、出稽古も気になっていたが、お休みをいただき、横浜は大倉山へと出かけた。渋谷から東横線だ。
ブログを通じ出会い、その後はリアルにお話させていただくようになった方が、
こちらの大倉山記念館で、ウクレレを弾きながら美しい歌声を聞かせて下さる・・というのだ。会場となった大倉山記念館は駅から少しだけ急な坂道を５分～７分くら上がった、
大倉山公園の側に立っていた。なんでも昭和７年の建物らしい。コンサートの開かれたホールは８０席。神社建築の木組みを用いたホールだ。
それだけに、外観から内部から歴史を感じさせる重厚な造り。建物に入り見上げると回廊式！？の高い天井が迎えてくれ、緩やかな直線階段を上り扉を開けると舞台のあるホールが目の前に飛び込んでくる。
木の柱や天井が美しい。
広さじたいはそう広くは感じないが天井が高いので、荘厳な雰囲気。でも壁はしっくい！？なのかとにかく大理石ではなく、歌声やピアノの音、ウクレレの音は変に反響すること決してなく、なかなかいい音響環境なのでは・・・と思った。

そのためかこちらのホールでは毎週のように音楽関係のイベントが開催されているようだ。↓

http://o-kurayama.com/index.html

今日のこのコンサートは“歌の旅　コンサート”と題し、このハワイアン担当の彼女以外に、主にクラシック系の歌曲、そしてＪＡＺＺ曲など
ジャンルを超えた歌声を楽しもう・・という趣旨のコンサートだ。

曲目は　　野ばら　アヴェマリア　メモリー　５月の晴れた日のように　月の夜は　ケカリネイアウ　ハワイアロハ　私のお父さん・・
ラブ　スマイル　アマポーラ・・・・・等々、題名を聞くとウンウンとわかる曲や、ウェネチアの舟歌　神よなぜ　と題名だけでは私には？？な曲、
それにジブリの曲も１曲あった。

コンサートを主催された方が最初に今年は震災のこともあり正直この会を開催していいものか大変迷われたそう。被災された御親戚の方に相談をすると、“今までと同じように音楽を楽しんで下さい”という言葉に押されて開催するこしにしました。
とご挨拶された。その背景もあり、開始前に黙禱をささげた。
こうしてコンサート開始。見事なソプラノやまだ練習中と謙遜されながら思い入れたっぷりに唄われたり、震災の事を受け曲目を変更して唄われ、感きわまり声が一瞬詰まる方・・
お仲間と綺麗にハモル方・・私も今年神戸で弾いたラブを楽しそうに唄われたり・・
そして私の知人もいつもの東京などの舞台とは違う雰囲気のこの建物の中で、ハワイアン曲を綺麗な声で唄われた。
こういう雰囲気の中で、聴くハワイアン・・初めてだったかもしれない。
ところが、ハワイアン曲は讃美歌が原点にあるだけにこれがとてもマッチしている。
建物が木を使った建物のせいもあるかもしれないが実によく合う。

なんだか、今までは海とか山とか・・夕日だとか虹とか、どうしても外の風景とハワイアン音楽をセットにしがちだった私だが、今日を境に・・今までのイメージに加え、
また別の環境、シチュエーションでハワイアン音楽を捉えるのも面白いかも・・と思った。
ハワイアン音楽に限らず、違う環境・・でいつもの音を聴いたり見たり、するのってイイカモ・・と思った。

それにしてもリラックスしてホントにいい気持なコンサートだった。ＨＡＬＵさん、お声掛け、どうもありがとうございました

すっかりいい気持になってコンサートを聴き終え帰りの電車に乗ると眠気に襲われた・・。
ハッと気が付くと、なぜか着物姿の美しい女性が二人、乗り込んでくる。いつの間にか地下に入っている・・ここは何処
プラットホームを寝ぼけまなこで見ると“銀座”と。スーッとドアが閉まる。だから美しい女性が・・エッ
あぁ、渋谷で乗り換えのつもりが・・しっかり乗り越してしまった。あわてて東銀座で降りて・・急ぎ足で４丁目付近まで歩く。
仕方ないので、木村屋であんぱんを買い、山野楽器を少しウロウロして帰ってきた。
街はもぅ秋のティスプレイだ。ビルの谷間の月が美しい。

あんぱんは食べるがこれからは食欲の秋。食べ過ぎに注意しないと・・と思いながら帰路を急いだ一日だった。