♪♪あまがえるのつぶやき♪♪

いろいろ音楽、特にウクレレとライブに行くのが好きな道楽主婦のはちゃめちゃ日記です。

第7回 ジ・ウクレレコンテスト

2013-11-23 | 音楽関係
        
もぅ、冬はすぐそこ・・な
秋晴れの日がここしばらく続いている。もうすぐ12月だけど、今日も昨日もダウンコートだとちょっと暑いくらいのポカポカ天気。

昨日は朝から、何となくソワソワ。自分が出れるわけでもないけれど(笑)2年ごとに開催の
「第7回 ジ・ウクレレコンテスト」の日だ。
関西予選、四国予選、音源審査など、色々な審査方法の関門を突破してきたウクレリアンの最終コンテスト日だ。
 近年特にウクレレブームの中、どんな音が聴けるのか楽しみに出かける。電車が例によって諸事情で遅れが出て少し焦ったが、
無事、早い目に到着。近くの喫茶店で軽食を食べているとウク仲間にも会う。皆様も楽しみそう~
このウクレレコンテスト、もぅ7回目。2002年に開催がはじまった。丁度私がウクレレを初めた少し後の頃だ。

会場も台東区立生涯学習センターから5回目からはJR御茶水から5分ほどの電通ホールへと急成長中のコンテストでもある。
入場時にいただいたプログラムを見る。1人(もしくは一組)一曲。曲の分野は色々。
16の出場者のうち8曲はなんとオリジナル凄いなあ。
弾けるだけでなく、オリジナルだ。オリジナルの中でも光るオリジナルでないと予選突破はないんだなぁ・・。

オープニングは2011年、インターナショナル・ウクレレコンペティション(ハワイ)でMVP受賞の
ジャズームカフェさん。
流石とか、そういう言葉では表せない、テクニックとウクレレの枠をとっくに超えているとでもいおうか、の演奏でコンテストに向けての気合いの1曲を披露下さる。
↓こんな感じ・・凄かった~
http://www.youtube.com/watch?v=Ex1fT-f2MPI
そして、
AO AQUAさんの司会で審査員の紹介のあと、トップバッターの紹介があり・・
驚きと感動と、ほっこりと、微笑ましい・・と色々な演奏が続く。
どの演奏も当たり前だけど、かなり弾きこんだものばかり。
オリジナル、クラシック、カバー曲・・。
前半8曲がすべて終わり、ゲスト演奏は
若きプレイヤー筆頭 先日ニューアルバムを出した名渡山 遼さん。
彼の演奏は私はかなり久しぶり。彼がまだ中学生くらいの時、川口のハワイアンレストランで弾くのを聴きに行った事があるけど、あの時の少年が・・
こんなに大人になって見事に舞台を引っ張っている。なんだか、お母さんのような気持ち(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=2I96yoq_cOQ
他に、タイからのApirakさん、オータサンスタイルの親指奏法の方。
http://www.youtube.com/watch?v=bQd0_j1Kizo
KYASさん、4回のコンテストでテクニック賞受賞の世界でそして日本でご活躍の方。
http://www.youtube.com/watch?v=c7Bf48A0GIw
フラリーパッドさん、こちらのお二人の演奏は今年行ったハワイのウクレレフェスティバルでも聴けた。この日もはじけるばかりのパフォーマンスと演奏だ。
http://www.youtube.com/watch?v=gECNYdrFLW0
このあとは、オープニングプレイヤーのジャムーズさんも入りプレイヤー達全員でのセッションコーナー。贅沢なひととき~。
皆様、余裕で曲を回される。流石流石~
もぅ、聴きごたえ、見ごたえたっぷり。ここまでで、入場チケット代、3500円、モト取った・・なんて思ったり(笑)
このほかに、各ビルダーの方のウクレレの宣伝コーナーもあったり。
そんな前半が終わり・・なんだかちょっぴりショック状態のままフラフラとロビーに出る。

ロビーではウクレレビルダーフェアが開催されていて
シモギターズさんや、山崎ギター、トダギター、セイレン、Craft Musica 、Ukulele oihataさん等が出店。他にCDや譜面コーナーも。
私はダニエル・ホーさんの譜面が気になり、購入。
後半が始まる。
後半は8曲のうち5曲はオリジナル。独創的なそれぞれの挑戦者の世界が、
1曲1曲に広がる・・。もぅ、ホントに凄い、としか言いようがない。
棒立ちで腕を振って弾くだけ、の人など1人もいない。
そもそも挑戦者のたぶん殆どの方がすでに外での世界での演奏で活躍されている方も多いよう。
それぞれに、笑顔だったり、体でのリズム取り、曲の流れに沿った表情を顔に出しててでの演奏だ。私はこのコンテストが始まった時代の舞台は見たことがないが、
多分、その頃に比べると、別に芸人コンテスではないので大袈裟なパフォーマンスは無用なんだろうけど、やはり最近はただ弾けばイイ時代ではないんだなあ・・・。と
つくづく思った。

後半も滞りなく演奏が進み、審査員の皆様方が再び席を立ち退場される。

結果が出るまでは再び、ゲスト演奏とお楽しみ抽選会だ。
後半ゲスト演奏はいわば女性パワーが光るコーナー。
スイマのお二人。(第2回、ファイナリスト)
http://www.youtube.com/watch?v=wRyoYNe0beE

山本家さん、(第6回、大賞受賞)
http://www.youtube.com/watch?v=hSJzAYLQaQ0
彼女はこの曲のソロ弾きのあと、タイからのApirakさんの伴奏でもぅ1曲披露。
なぜだろう・・このお二人の演奏を聴いていて、私は涙があふれてきてしまった。歳のせいか・・(苦笑
なんだか、ホッとする気持ちになったことは確か。
まだ16歳の彼女をしっかり優しい目でみつめながら綺麗な音でサポートするApirakさんの姿と音にも感動~

りかさん(第4回、当時はユニットで活動でパフォーマンス賞受賞)
http://www.youtube.com/watch?v=jS552wAET1w
このコンテスト主催のキワヤさんの近くの小学校で子供達にウクレレを教えたりしている彼女は、
楽屋で仕込んだ!??という名渡山 遼さんとの演奏もご披露。遼さんのアドリブソロ弾きも流石~♪

そして今回総合司会で頑張っていらっしゃった
AO AQUAさん、
http://www.youtube.com/watch?v=tAfYpOP5G40
彼女はJazzoom Cafeさんとの演奏を披露。
そういえば・・今回のコンテスト、オリジナル曲でハワイネーミングの曲はあったけれど
カバー曲のハワイアン曲は1曲もなかったので、彼女がよく聴くハワイアン曲を軽い目のテンションコードにからめて弾き始めて、
これまた、なんだかホッとした自分があったかも~。
と、いわば女性コーナーはそれぞれの方が普段は見られないであろう男性プレイヤーとのコラボも聴けて、とても聴きごたえがあった。

そしてお待ちかね、お楽しみ抽選会。入場チケットの座席番号で抽選だ。
この手のものに、当たったためしがない私。今回もきっと何も貰えないだろう・・と諦めの境地だったけれど、
珍しく、当たった。キヨシ小林先生の、シネマ音楽譜面集
映画音楽は好きなジャンルだ。楽しめそう~
他にも審査員の先生の譜面だったり、もちろんウクレレもあったりと、ワイワイと賑やかにコーナーが進む。

いよいよ結果発表総評や
そして、ハワイ出身の審査員、グラミー賞も6年連続受賞のDaniel Hoさんの繊細な演奏も。
もぅ素晴らしい~

締めくくりのお言葉をキワヤ紹介の、岡本会長が述べられた。会長は9月に亡くなられた渡辺先生の事に触れられ、
ウクレレの氷河期を共に乗り越えた親友を失った悲しみと、
そして、今やハワイとだけではない、世界的に交流の深まる日本独自のウクレレ文化の発展の為に今後も尽くす覚悟でいらっしゃる旨を述べられました。

誰がどの受賞かの結果はHPなどで見て頂くとして、
審査員の皆様のご苦労がにじみ出る結果だと思った。
音楽性、テクニック、ウクレレらしさ、将来性、チャレンジ性、活動実績・・。色々な観点からの審査だったろう。
どの人にも賞を差し上げたい、そんな大会だったと思った。私がふと思うに、ウクレレのコンテストと言われるのは、このジ・ウクレレコンテストと5月の墨田 ジョージ・ホロカイ・レイ・アロハ・フェスティバル・・と、他にあったっけ
ギターが、フォーク、エレキ、クラシック、スパニッシュ・・・と枝分かれしているようにウクレレも、演奏スタイルが実にさまざま。
これらの奏法すべてや年齢的なそれぞれのウクレレ体験や、音楽の分野等々自分なりに想像して考えてみると、
このコンテストだけで、日本全国の愛好者の頑張りを賞するのは、
もしかしたら飽和状態かもしれない。(あ、また生意気を苦笑失礼がございましたら、申し訳ございません)

ウクレレブームがいよいよ本格化している中、コンテストの数もう少し増えてもいいかもしれない。
それには、人も物も金もかかるけど・・(ますます大汗)
バンドコンテストがオヤジバンドコンテストがあるように、オーソドックスにハワイアンバンドコンテスト、懐かしのウクレレ曲コンテスト、ロックウクレレコンテスト、フラの様に年齢別コーナーもあるコンテスト、新世代ウクレレコンテスト?!・・・。アンサンブルウクレレコンテスト、etc・・・
ウクレレという楽器が今後、今までの音も大切にしながら、そして、
他の楽器とコラボして新しい出会いと次なる発展をしていく為には何が必要か
なーんて、素人なりに考えた時・・必要なのは、読譜力のある人、アレンジ力のある人も重要だろう。
そして既存のイベントなどでも活躍出来そうな人達・・・色々な要因の人達の活躍でこれからのウクレレシーン、盛り上がれば楽しいだろうな。

とはいえ・・今回のコンテストも準備はさぞかし大変だったろう。
開催を続けてこられた、キワヤ商会の皆様、ウクレレコンテストの実行委員会の皆様、そして、チャレンジャーの皆様、
本当にどうもありがとうございましたと、お疲れ様でした、という気持ちでいっぱい。
ウクレリアンとしてパワーをいただけた素晴らしいコンテストでした。

なんだか色々な事を考えさせられたり、感じた、昨日、今日。でした。さ、自分も精進しないと~。