正月といえば、着物も付き物の一つだ、というより「だった」。
今やほとんど正月でも目にすることはなくなった。女性の晴れ着姿は、成人式の時ぐらいだ。以前は正月の仕事始めの時や初詣の光景で、よくTVでニュースとして放送されたものだ。
正月松の内くらいいつもと違った雰囲気を醸し出してもいいような気がする。今の時代、正月休み明けから、寸暇を惜しまず仕事、仕事、世の中に余裕がなくなっている。
人間、多少の余裕やゆとりがないといい仕事が出来ない、と自分は思っている。ギチギチの状況で仕事をするといいIdeaが出なかったり、単純なことでミスも犯しやすいし、ストレスもたまる。
これと同じで社会も全体に余裕がなくなると、人の心も荒んでくるし、沈滞してくる。
いつも緩んでいても困るが、時には緩むことも必要だ。
話は少し逸れたが、正月の着物もそうだが、日常生活ではほとんど着ることはない。やがて、着物の文化はなくなってしまうんだろうな。20年、50年後には昔はこういうものを着ていた、だなんて学校の教科書とかに出たりして・・・
成人式のような着物が映えるような行事が他にあれば少しは違うかも???