生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

福島原発と東北地方太平洋沖地震62

2011年03月31日 23時43分18秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月31日-5
福島原発と東北地方太平洋沖地震62

 2011年3月20日に、岩上安身氏が佐藤栄佐久元福島県知事に行なった緊急インタビューが、下記に掲載されている。

http://iwakamiyasumi.com/archives/7682


 要約から少し引用すると、

  「・その後、浜岡原発で東電のデータ改ざん問題が起きたことは、さらにショックだった。同様の装置を使っていた福島原発でも検査依頼が保安院から来たが、「運転に支障がないように検査せよ」というお達しがあって、頭に来た。まず止めて、問題がないと判ってはじめて、運転を再開すべきだからだ。

   ……

  ・昨年、現在の福島県知事(名字は同じく佐藤さん)が、プルサーマル推進を承諾した。その際、県議会はろくに議論せずに、知事に一任してしまった。知事の判断を云々するつもりはないが、県議会が議論をしなかったことはどうかと思う。」
http://iwakamiyasumi.com/archives/7682


福島原発と東北地方太平洋沖地震61

2011年03月31日 22時56分45秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月31日-4
福島原発と東北地方太平洋沖地震61

 小出裕章氏が「たねまきジャーナル 2011年3月25日 21:30~22:30(大阪MBS 毎日放送ラジオ)」で話したことを、文字に聞き起こされたものが、下記に掲載されている。

http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/754.html


 
 2011年3月20日に行なわれたらしい、小出裕章氏の「原子力の専門家が原発に反対するわけ」の動画は、
http://www.youtube.com/watch?v=4gFxKiOGSDk


 また、2011年3月18日に京都大学原子炉実験所で行なわれた、小出裕章氏の「もうやめよう、原子力ほんとうに」と題する講演の動画は、
http://www.youtube.com/watch?v=a6sVZA1wMRU&feature=related



福島原発と東北地方太平洋沖地震60

2011年03月31日 02時28分26秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月31日-3
福島原発と東北地方太平洋沖地震60

 プルトニウムに関する隠蔽?について、

  「上杉
   一昨日の会見で私が質問したのが、3号炉のプルトニウムが、どうも検出されてないんじゃないかと。
   測ってるんですかと聞いたら「測ってない」というんですね。
   そしたら昨日の夜に急遽、また夜中に会見を開いて、
   「実は測ってました」と、
   「21・22日に測ってました」と。
   測っていてきょう発表と・・・ということですが。
   まず、プルトニウム自体を測る機械がないと最初言ってたんです。

   ……

   上杉
   でもチェルノブイリでは、プルトニウムは、かなり遠くまで飛びましたよね。

   太田
   そうですよね、量も問題だと思うんですけね。大量に飛散するのは周辺であって、微量のもの、飛びやすい小さな小さなものが遠くまで飛んだと。」
http://etc8.blog83.fc2.com/?tag=%B8%B6%C8%AF%BB%F6%B8%CE

とある。


福島原発と東北地方太平洋沖地震59

2011年03月31日 01時37分23秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月31日-2
福島原発と東北地方太平洋沖地震59

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-286f.html

の「今度は地球丸ごと道連れ」という記事から知ったのだが、

http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-7d81.html
で、大槻義彦氏は、広瀬隆『原子炉時限爆弾』を読んだという、

  「地震多発地帯に建っている浜岡原発で原発事故が起きれば、それこそ人的・環境被害に止まらず日本経済まで大打撃という意見と理解したのですが、この広瀬氏の主張を如何お考えでしょうか?」

との、2010年11月16日の読者の方からのメールに答えて、2010年11月30日 (火)の【原発は時限爆弾?】という記事を書いている。

  「大地震のとき原発は暴走して、原子爆弾の爆発となって大惨事をもたらす、という本ですね。
 本当かどうか、私には分かりません。」

としつつ、

  「さて、本当は広瀬隆とは何者なのでしょうか?
噂ではどこぞの大学(?)の理工応用化学出身、しかも原子力工学大学院とは無縁らしいのです。これは驚きですね。
  まったくの素人が携帯電話の電磁波の強度と人体、とくに生殖細胞への悪影響をシミュレーションして警告した、という笑い話を思い出しました。」
http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-7d81.html

と、茶化したように書いている。


 池田信夫 氏は、「原発事故というブラック・スワン」という2011年03月19日12:45の記事で、

  「この点で今回の事故は、1000年に1度の最悪の条件でもレベル7の事故は起こらないことを証明したわけです。誤解を恐れずにいえば、国と東電の主張が正しく、軽水炉(3号機はプルサーマル)が安全であることが証明されたといってもいい。しかしこういう論理は、政治的には受け入れられないでしょう。」
http://agora-web.jp/archives/1284518.html

と述べている。2011年3月30日という時点では、福島第一原発の1~4号炉は冷温停止状態に至っていない。そしてその状態にするにはきわめて困難な作業が必要で、年単位の時間がかかるという、或る原子力安全委員会委員の見解があるほどである。

  「原子力安全委員会の代谷誠治委員は29日、冷却に向けた作業の進む東京電力福島第1原発の原子炉や使用済み核燃料プールについて、安全なレベルまで冷えるには年単位の時間がかかるだろうとの見通しを示した。」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110330/dst11033001220004-n1.htm


 そして、今後レベル7になる可能性はある。3月11日からすでに20日たっても終息しないという点では、チェルノブイリ事故の場合を越えている。また、評価基準も問題である。というのは、今回の事故はスリーマイル事故ともチェルノブイリ事故とも異なる様相があるようだからである。
 
 なお、
  「文部科学省は、福島第1原発周辺の水深112~160メートルで28日に採取した海水から放射性のヨウ素やセシウムを検出した。いずれも法令が定める濃度限度以下だが、原子力安全委員会は30日、「(魚介で食物連鎖による)生物濃縮の懸念がある」とした。」 
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110330/dst11033022150068-n1.htm

とある。


福島原発と東北地方太平洋沖地震58

2011年03月31日 00時44分06秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月31日-1
福島原発と東北地方太平洋沖地震58

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-c938.html

に、「福島のメルトダウンが地下水に到達すれば、チェルノブイリより深刻」という、2011年3月30日 (水)付けの記事が掲載されている。

  「この原子炉予算案をつくったのは、当時の改進党所属の代議士中曾根康弘、斎藤憲三の両氏、ほか数名といわれている。中曾根氏は、後にそのころのことを次のようにのべている。

『学術会議においては、(原子力の)研究開発にむしろ否定的な形勢がつよかったようであった。私はその状況をよく調べて、もはやこの段階に至ったならば、政治の力によって突破する以外に、日本の原子力問題を解決する方法はないと直感した。……国家の方向を決めるのは政治家の責任である。……』(日本原子力産業会議、『原子力開発十年史』、一九六五年)」

とある。