生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

福島原発と東北地方太平洋沖地震57

2011年03月30日 23時56分43秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月30日-3
福島原発と東北地方太平洋沖地震57

 「安全神話」とは、どういう意味だろうかと、検索すると、はてなキーワードの場所では、

  「絶対安全だという信頼感。言外に根拠のない思い込み、錯覚にすぎないという含みがある。
  安全性が保たれている時はこの言葉は使用されず、崩れた時に使用される。」
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%C2%C1%B4%BF%C0%CF%C3

とある。

 
 検索結果には上位に、「原発安全神話: 大槻義彦のページ ?大槻義彦公式ブログ?」
というのが表示されて、はてな?、と思ってしまった。というのは、前に朝日新聞の原発広告に出ていたからである。

  「『車は安全ではないが必要です、それと同じで原発も安全ではないが必要です』という立場でしたから安全神話には加担しませんでした。それがどうしたハズミか、10年ほど前、東電のテレビCMの依頼を受けました。CMで『原発は安全だ、としゃべってくれ』というものでした。私は『安全ではないが必要』ということしか言えない、と答えました。東電はその後、私をはずし、タレント教授Yさんを起用しました。彼はその後3,4年間、テレビCMで原発は安全です、と叫びつづけたのです。私はYさんに言いました。明日にでも原発事故が発生したらあなただけじゃなく大学の立場もなくなるだろう、と。」
http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-9f53.html

 「車は安全ではないが必要です、それと同じで原発も安全ではないが必要です」での同じなのは何だろうか? 事故が起きた場合の種類と程度は大きく異なるだろう。そして、『必要』とはどういう立場からなのだろうか。
 『必要性』は考え方次第である。便利さと天秤にかけるにしても、原発の代償はあまりにも大きい。そして福島原発は冷温停止状態になるめどは立っていない。
 また、大槻義彦氏は、

  「原発は安全ではありませんが必要です』もしそうなら、今後どうすればいいのでしょうか。それはおのずと明らかです。安全性をとことん追求した設計、運用に転換することです。これによって電力会社、国の経費は増大するでしょう。採算が合わなくなるまで。採算が合わなくなればもっと他の発電方法に転換してゆくでしょう。」

と述べているが、原発をつくれば儲かる仕組みになっているからではないのか。

 
 ロイターに、

  「特別リポート:地に落ちた安全神話─
   福島原発危機はなぜ起きたか」
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPJAPAN-20331820110330

と題した、事故管理の記事が掲載されている。


福島原発と東北地方太平洋沖地震56

2011年03月30日 01時27分19秒 | 生命生物生活哲学
2010年3月30日-2
福島原発と東北地方太平洋沖地震56

http://jun.typepad.jp/junhara/
というブログの「気になる情報」から知ったが、
ロイターによれば、

  「オーストリア気象地球力学中央研究所……によると、事故後3─4日間のヨウ素131の放出量は、チェルノブイリ原発の事故後10日間の放出量の約20%。セシウム137の放出量は、同約50%に達する可能性があるという。

 フランスの放射線防御原子力安全研究所……は……、福島原発の事故で漏えいした放射性物質の量はチェルノブイリ事故の約10%との見解を示している。」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20220820110324



福島原発と東北地方太平洋沖地震55

2011年03月30日 01時25分22秒 | 生命生物生活哲学
2010年3月30日-1
福島原発と東北地方太平洋沖地震55

 2011年3月19日14:35からの読売テレビでの「増刊!たかじんのそこまで言って委員会」で、番組とは独立的に二人へのインタビューが放映された。
 一つは武田邦彦氏へのインタビューである。
 もう一つは地球物理学者で東京大学大学院教授のゲラー氏が、「地震は予知できないから東海地震予知関連の法律をやめよ、とか、マグニチュード9.1とか9.5を想定するとコストダウンできないから想定しないのだ、物理法則は普遍的だから、日本でもチリ並みの規模を想定すべきだ」というようなことを主張していた。

 この武田邦彦氏へのインタビューについては、

http://ex-iinkai.com/pickup/id1154.html?PHPSESSID=0d965475251dcdf1b5616ee7b53784d0

で動画が観られるらしい(有料のようである)。

 また、武田邦彦氏へのインタビュー内容を文字に起こしたものは、

http://regist.blog21.fc2.com/

で見られる。