5つ先の駅から時速7㎞のスピードで歩いていた。
今日の空は曇天で 汗はかかない。3つの駅を通り過ぎたとき 後ろから肩をトントンとたたかれた。
あれっ なんだろう 落とし物かな と振り返ると帽子を目深にかぶった女性がたっていた。
イヤホンをしていなかったので何を言っているのかわからない。ちょっと待ってください。とイヤホンを出して はい?
よく顔を見たときと 彼女が帽子を上にあげたときが同時。
アラー ○○さん よく私がわかったわねえ。久しぶりねえ。何年振りかしら。20年前の同僚。仲良しだった人。
この近くにヘヤ―ダイとカットに来たのよ。そうしたら横をものすごい勢いで歩いている人がいたのでじっと見ていたら あなただというのがわかって走って追いかけてきたのよ。 相変わらずたくましいのね。と言いながらお互いに涙目。
今はコロナで会えないけど 落ち着いたらランチ行こうね。 たった2分の会話だったけど心の中が温かくなった。友達って何年たってもいいものねえ。
二人合わせて151歳。