やまんばのひとりごと

あと何年 健康で生きられるかわからないけどその日まで この世に生きた足跡を残していきたいな。

忘れられない シーーーン

2020-09-08 20:08:47 | 日記
6年生になると土曜日の1時間目は 詩の暗唱の時間にした。
頭が柔らかいこの時期に覚えた詩は一生覚えているだろう。

学期はじめに 
短くても長くてもいいから 自分がみんなの前で暗唱したいと思った詩を用意しておくこと 

次の週末 今日は出席番号順にやろう。 
次の週は 背が大きい順にやろう
また次の週は 長男長女からやろう とイレギュラーで発表する順を決めていた。

初めは みんな短い詩を暗唱していたがだんだん 人の暗唱を聞いているうちに もっと長く心に訴えるものをやろうとする子が 増えていった。

その中で Aちゃんは みんなの前に立つとどうしても顔があげられず 声もささやくぐらいしか出ない。それでもみんなはちゃんと聞いていたし 終われば拍手もしていた。

あるとき みんながいなくなった休み時間 Aちゃんに 勇気は作るものよ。みんなもドキドキしながら一生懸命に暗唱しているのよ。このまま30回 小さな声で心のこもった暗唱ができなくて 悔しいまま卒業していくの?

来月の参観日は 暗唱をおうちの人たちに見てもらおうと思うの。
その前にいっぺん勇気を出してごらん。

次の土曜日の暗唱の時間 回を重ねるごとに みんなの声は心を映したように 情緒たっぷりにできるようになっていた。

そして最後 Aちゃんの番。みんなは ああ いつものように小さい声でうつむいてやるんだろうな と思っていた時 Aちゃんはまっすぐ前を向き みんなの顔を見て 聞いたこともないかわいい澄んだ大きな声で 始めた。

【いのち】

みんなは あまりの変化にびっくりし 呆然とし Aちゃんは長い詩を最後まではっきり暗唱した。 終わって誰も拍手しなかった。あまりにも感激して ボー――っとしていた。

Aちゃんは 礼をして自分の席に戻ったとき はじめてみんなは スゲーー!と言って 拍手が止まらなった。私もじーーーんとして 涙で前が見えなくなった。

Aちゃんはこの長い詩を どれだけ練習したのだろう。高いところから飛び降りるほど 緊張したんだろうなあ 子供ってすごいなあ

1か月後の参観日 Aちゃんはもっともっと心の中を出して 朗々と保護者の前で暗唱した、さざ波のようにお母さんたちに感動が伝わっていった。人の前で 声を出すことすらできなかったのに この素晴らしい暗唱は!!!

この素晴らしい感動の時を思い出しては 頑張るっていいなあ と思う。

  

狂ったような雨

2020-09-07 20:20:16 | 日記
洗濯物を3階のベランダに干して いい風と 強い太陽光で 気持ちよく乾くだろうと ほっとして部屋に入った瞬間 ガチャンという音。
振り向くと強風と一緒に突然の雨。くるったように風と共に大粒の雨がジャーと落ちてきた。

慌てて家中の窓を閉めにいったが もう十分窓際が濡れている。
2階のベランダを見たら あまりにも大量の雨量で水が5cm以上たまっている。東からも西からも でも南からが一番強い。

窓が見る見るうちにきれいになっていく。
PCの気象情報を見たら 20分ほどで過ぎるらしい。じいいいっと外の雨を見ていた。風がくるくる回っているらしく木々も踊っているような動きをしている。

PCの言うとおり20分で雨はやんだ。もう1回せんたくものをほそうと竿を出したら 夫が また雨が来たら 濡れるから内干しの方がいいよ たいていはお夫のいうことを聞かないのだが 今日は また降りそうな気がしたので 外に出さなかった。

せいかー――い。またどーーーーーっと豪雨。台風10号で九州の人々はどんなにこわいおもいをしているだろうか。



8歳児が お父さんに

2020-09-06 18:05:53 | 日記
ぼくさあ もっといっぱい勉強するんだ。
勉強すると今までわからなかったことがわかるようになるだけじゃなくて 人間じゃどうにもできないことがある っていうことがわかるんだよね。

お父さんは 今まで言ったことがないことを わが子が言うのにびっくりしたらしい。

そうだね。君はおおきくなったらなにをしたいの?
いろんなことがあって 決められないけど 初めにバスケットの選手になりたいんだ。そのためにはどんなことを勉強したらいいか まずそれを考えているんだ。

ふーーーん ぼくが思うには アメリカのスポ―ツだから英語が大事じゃないかな とお父さん

うん それに体力をつけるにはどうしたらいいか って考えているんだ。

おおおおー 8歳児とはいえ なかなかしっかりしてきたなあ とおとうさんは感心したらしい。

おばあちゃんは いつ どこで雨が降るかわかるんだよ。初め びっくりしたけど パソコンを勉強したら わかるようになるんだって。いつも ぼくに英語で話しかけるけど 僕が英語を勉強してほしいからなんだって。

まだ 僕はわからないことばっかりだけど 運動も 言葉も パソコンも もっとたくさんやりたいことがあるんだあ だから勉強するんだ 

それを聞いたお父さん 喜んだらしいが 
お父さん どらえもんのDVD 借りていこうよ。僕 大好きなんだあ

やっぱり普通の8歳児だあ。それでいいのです。


ぶり大根

2020-09-05 19:09:46 | 日記
スーパーに行ったら  ぶりの身を取った歯切れのような生きのいいぶりを¥430で売っていた、

夫の歯のことを考えて 暑い最中だが ぶり大根を作った。
土鍋に入れて弱火で1時間 ほおっておいたらきれいに出来上がっていた。
これに厚揚げを入れた。

ビールを飲みながら このぶり大根 なかなか行けるね の笑顔。これにトマトとレタスと納豆が今日の夕食。
あたし お父ちゃんが死んだら こんなにバラエティーに豊んだもの食べないよ。多分卵かけご飯を食べておしまいだと思うよ。
ぼくは ちゃんと食べるな、おかずは 必ず3種類は食べるよ。たとえ缶詰でも。

そうかなあ。

アッ そうだ。もう 二人ともこの年になったら いつおかしくなっても 不思議じゃないよね。今は 私が家の財政のことすべてやっているから 私がいなくなったら お父ちゃん困るだろうから 今から大事なものがどこにあるか教えておくね。

ぼくの方が 4歳 年長だから ぼくの方が 早く逝くと思うよ。
じゃあ 今 わたしに大事なこと 教えて。
ぅーーーん ないよ。
夫婦ってそんなもんなのねえ。

もう結婚して10月で55年になる。



まいど 暑さのことですが・・・

2020-09-04 18:35:54 | 日記
隣の駅にある図書館に歩いて行った。
暑くなることは知っていたが もう暑さになれたから大丈夫だと思って・・・と思いながら歩いて行ったが 考えが甘かった。日傘をとおして刺すようなビーム光線が体全体にまとわりつく。

図書館は涼しかった。 ほっとしたが 30分しかいられないのだ。番号札をもらって はいるので40分だと はい 出てくださいと言われそうで ゆっくり本をえらべない。どこにあるのかと検索しても 出て来なくてイライラ。

それでも読みたい本5冊借りて また元の道へ。行きよりもっと暑くなっていた。南中の時刻なので 日陰はどこにもない。
背中の本が重たく 背中の汗が垂れてくるのでリュックを右肩にしょって 風が背中に当たるようにして歩いた。

プールに着いて シャワーを浴びたら 右肩が痛い。水がしみるのだ。鏡で見ると 何とかわがペロっと剥けているではないか。
本の重みと 汗で ひもがこすれたらしい。柔肌なんだねえ。

部屋のエアコンは30度から下がらない。あんまり暑いので 湯船に水を張って その中に座って 借りてきた本を読んだ。早く涼しくならないかしら。