陽だまりで 本を読む

年末だというのに　今更大掃除することもない。毎年ダスキンに来てもらい　しっかり掃除してもらうので　素人が生半可にやることは　ない。

また　自分では大丈夫だと思っていても　高いところの掃除でよろめいたり　躓いたりするとかえって危ない。また　もう散らかす人がいないので　整理整頓をすることもない。孫が来て2階中を　荒らしても帰ったあとも　5分もあれば　もとのように片付けられる。

断捨離を心がけているので　いらないものは　その都度捨てているので改めて年末だからと言って　大掃除をすることもない。

一日中　本を読むという幸せな時間が　毎日たっぷりあるのだ。しかし寒い。
午前中はジムとプールに行っているので　感じないのだが　1時からぐんぐん寒くなり　4時ごろには　ストーブなしでは寒い。

きょうの日の入りは16:49。我が家の3階は　周りがみんな2階建てなのでさえぎるものがなく　午前中は東の窓から　さんさんと陽が入り　昼過ぎには　南の窓から陽が入り　陽がかたむき始めると　西と南のまどから陽が入り　暖かいのだ。今まで自分の机の前で本を読むことが多かったのだが　今日は西の部屋に行ってみると　5度も気温が高い。

出窓にじっくり座り　本を読んだ。目が疲れると　下に見える道路の人々と車の様子を見ていた。意外と楽しいものだ。

明日からは　きょう買ってきたハボタンの鉢も　ここに持って来よう。きっとぐんぐん大きくなるだろうな。現役のころには　考えられなかったゆったりとした時間が流れていくのが　わかる。長い間　この次は　これをして　その次はこれをして…と時間と仕事に追いまくられてきたので　ここ10年のゆとりある生活は　好ましいのか　寂しいのかよくわからない。

クリスマスイブだものね

ずーーっと探していたのだが　何処にも鳥の丸ごとを売ってなかったのだが　きょうプールの帰りにスーパーに寄ったら　１羽だけ売っていた。

この３日間は幼稚園がお休みなので孫は来ないが　夫と二人の夕食に久しぶりにローストチキンを作ってみようと購入した。2.5㎏で￥３３００

中に何を積めようか。冷蔵庫の野菜室を探したらニンジンと山芋がたくさんあったので　これにしようと思い　皮をむいて　ミキサーでくだいて　塩　コショウ　ニンニク　オリーブオイルを混ぜ込み　おなかの中に詰めようとした。ところが　首があったところの穴が大きく楊枝で縛ったぐらいでは　留まらない。

ウ―――ム

戸棚を探していたら　４㎝四方のムーミンのお皿があったので試しに入れてみたらぴったり。
そこにトロトロにした具材を流し込んだ。

久しぶりにダッチオーブンを出して　その中に入れて弱火で２時間。いい匂い！！！
先ほど水分がなくなったので味見をしたらウンマイ。まさに幸せの味。孫に見せたかったなあ。食べさせたかったなあ。

以前は１２月に入ると　どこでも売っていたのだが　きょうは　たった１羽だけしか売っていなかった。みんな作ったものを買ってくるのかなあ。自分で作ったほうが好みの味で添加物なしでおいしいのになあ。こんなに大きくて材料だけで￥３３００だから　焼いたものを買ったら　いくらするんだろう。

仏教徒だけど　今日だけはクリスチャンね　と言いながらこれからおいしいワインと一緒に食べよう。

図書館の悪臭

今日は　図書館に行く日。

祭日なので　9時開館と同時に椅子はいっぱいになった。いつも座る東側の25席もいっぱいのようだったが　一つだけ空いていたので　よかった　と思って座った。

英字新聞のクロスワードをやり　答えが出たのでホッとして　ほかの雑誌を読んでいたが　なんだか変なにおいがする。　私は耳が悪くなってから　急に嗅覚が鋭くなり　遠くの匂いもすぐ察知してしまう。

何だろうこの匂い。さりげなく周りを見渡すと　雑誌がおいてあるコーナーのソファに　初老の男性が居眠りしていた。足元には大きな荷物。15人は座れる半円形の大きいソファなのだが　両サイドには誰も座っていない。館内はいっぱいなのに。皆さんこの匂いから逃げているのだろう。

ホームレスなのだろうか。館内は暖かいし　ソファがあるし　水もトイレもあるので　日中　ここで過ごすのは　快適なのだろう。

しかしまじめに勉強しているものにとって　迷惑この上ない。サンフランシスコの図書館では館内を見回っている人がいて　ちょっとでも机にうつぶせになって　いねむりしていると肩をたたいて起こし　寝てはいけません　と言っていた。私もついうとうとした時に起こされた。


日本では　寝ても横になっても注意されるのを見たことがない。しかし迷惑だし　不衛生だ。

この防止にはどうしたらいいのだろうか。一つには入場料を払う制度にしてはどうだろうか。50円でも100円でも環境整備の名目で。あるいは入り口に張り紙を出して　皆さんの迷惑になる行為をする方は　退館願いますと。

最近　新刊の図書館の本や新聞が　ひどくよごれているのも関係があるのかもしれない。。

旅

大学生時代から　よく旅に出た。一人で。
当時は女性の一人旅など珍しかった　58年前。茶色いカニ族と呼ばれたリュックを背負って蒸気機関車に乗って煤で真っ黒になって汽車に乗っていた。。

あの当時　同級生は休みの時　何をしていたんだろう。喫茶店は多くはなかったし　図書館も多くなかったし　今風の繁華街もなかったし・・・みんな家や寮で勉強してたのかなあ。

もちろん一人は寂しかった。でも　だれも一緒に行く人がいなかった。もちろん母は反対した。それでもごうつくなわたしは　振り切って出かけた。臨地研究という名目で。

元々　小心者の私はしっかり計画を立て　宿も予約して　バスの時刻表もチェックした。今のように交通網が発達していたわけではないので　1週間でも大して遠くへは行けなかった。


夏の暑い日　日本海の隠岐ノ島の近くの小島に船で渡って　次の船まで　そこにいたとき　あんまり暑いので　岩を降りてきれいな海の水に浸かって堪能していたら　すぐそばを海蛇が泳いでいて　びっくりし岩にしがみついていた手を放したら　ブクブクと日本海に沈んでいきそうになり　びっくりしたことがある。

また　四国の吉野川のそばを歩いていた時　あんまり暑いんので　ちょっとだけと思って　川の中に入ったらながれが早く強くて　流されそうになってびっくりして石にしがみついたこともあった。

当時　均一周遊券があったので　どの交通機関にも全部乗れたのだが　食事代が不足してきて青森から一文無しになってしまい　飲まず食わずで24時間。同じシートに座ったおばさんが私が何も食べないので　アイスクリームを買ってくれた。あのおいしい味はまだ忘れられない。

もちろん母親にはこんなことは何も言わなかった。言ったら　この次絶対行かせてもらえないから。だから　我が子が少々冒険しても気にならないが　彼らは二人とも　タビは嫌いなようだ。

その季節なのですねえ

突然　休日のきょう　孫がやってきたのでアレーどうしたの？

写真　写真　と叫んで下に行ってしまった。何だろうと思ったら　下から大きな声で　しぃしぃ　はやくう　と私を呼ぶ声。

いつもなら　うちに来たら　武器をもって2階で戦いごっこで遊ぶのに　　遊ばないで1階から呼んでいる。

年賀状の写真を撮るらしい。家族でとるので　シャッタを押す役をたのむらしい。

毎年干支にちなんだ扮装をして　みていて心温まるのを送ってくる。今年は酉年。
孫は裸で　海水パンツ一丁。頭にひよこのとさかの被り物。
お母さんはめんどり　お父さんは雄鶏の被り物。よくこんなものを探してきたと思う。

3人でポーズをとってスマホで　パチリ。しかし　4歳児がおちゃらけてなかなか決まらない。二十枚以上とったろうか　ようやく納得できるものがとれたらしい。1時間もかかった。その間　暖房がないところで4歳児は　海水パンツで走り回って　ずうっと笑顔でおしゃべり。
うれしいのねえ　お母さんとお父さんと一緒だから。
日頃忙しいのでこんな時はくっついていられるからだろうね。

夫と私の今年の年賀状の写真は　金婚式を迎えたとき行ったアメリカのアンテロープの奇石の前の写真。これもなかなかいいですよ。