はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

冬は珍鳥の季節

2009-02-03 21:10:53 | Weblog

 冬は珍鳥の季節です。あちこちから情報が飛び交います。
 昔は鳥を見る人が少なく、自然が豊かだったので鳥も多く今では
珍鳥と言われる鳥が、極く普通に見られました。良き時代でした。

 然し、最近では本当に鳥を理解している人ばかりでなく鳥の写真
を撮ることを趣味としている人が大分増えて来ました。

 趣味で撮っている人の中には大変マナーの悪い人がいて、そう言う
人たちは撮影の邪魔になる木の枝を切ったり、必要以上に接近して
雛育てを放棄させたり鳥に対する理解不足が目立ち顰蹙を買っています。

 生物の中でも鳥は弱い存在で、その為に非常に警戒心が強い種類です。
 どうか鳥を本当に可愛く思い愛するのであれば珍しい鳥が来て
も優しい目で見て鳥を驚かさないで下さい。

 そうすれば鳥の方から寄って来て呉れます。

 鳥見の大先輩の中西悟堂氏は、鳥を見るのであれば石になりなさい
と、いみじくも仰有っています。

 見たいからと言って徒に怯えている鳥を追いかけ廻さないように
心がけましょう。

 今は情報手段が発達していますので、珍しい鳥が現れると瞬時に
知れ渡ります。するとバズーカ砲のような望遠レンズで追いかけ
回す人が各地から集まります。

 鳥はレンズに敏感です。自分が光った物に狙われていると思うと
警戒して当然のように物陰に隠れます。

 鳥の写真が撮りたいのであれば、釣りと同じように静かに気長に
待ちましょう。

 最近見た鳥です。

 アカガシラサギ





 地味な鳥です。大きさは45Cmで、普通に見られるコサギより
小型です。
 飛ぶと翼が白いので目立ちます。地上にいると背中の黒が目立つの
で全体的に薄黒く見えます。

 中国で繁殖し日本には冬鳥として希に渡来します。南方系の鳥です。


 次は、ヒクイナです。私にとっては20年振りです。
 体長22.5Cmと、シギ類と同じ大きさです。

 名前の通り顔からお腹にかけて赤いのが特徴です。
 足も赤です。
 葦の中ばかりで行動し、絶えず空に飛ぶ鷲鷹を警戒します。

 これも非常に地味な鳥です。











 


 

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2 コメント

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おみごとです (とくべえ)
2009-02-04 00:21:44
アカガシラサギといい、ヒクイナといい、出会えて良かったですね。写真もお見事です。

私はアカガシラサギには、国内で出会っていません。またヒクイナはこの写真がはじめての出会いです。

こちらでは、2か所の原生林でエゾフクロウを観察しましたが、1か所では人が近づきすぎて落ち着かなくなっているので、営巣放棄をするかもしれないと心配されています。もう1か所は、近隣の住民がロープを張るなりして保護しており、こちらは落ち着いているようです。
鳥の生態を知らない写真家の写真では、売れるわけがありませんよね。写真から鳥の緊張感が伝わってきます。
また最近は、エゾシカの写真や動画をマスコミで知らせていますが、その鹿はほとんどがカメラの方を向いて耳を立て、緊張しているのが分かります。困ったものです。
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とくべえさんへ (とくべえさんのお友達)
2009-02-04 07:30:19
 コメント有り難うございます。
 どうも、ぼけぼけ写真で残念です。

 濱さんや奥山さんの写真を見るとがっかりします。ニコンとキャノンの違いかレンズのせいでしょうか?奥山さんは大庭の自然と言うタイトルで検索出来ると思います。
 ご夫婦で投稿していますので一度ご覧下さい.旧地の鳥の事が見られます。

 本当に鳥の事を知らない傍若無人のカメラマンは困ったものです。注意すれば居丈高に向かって来る場合もあります。

 有り難うございました。
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