はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

ホシガラスが動く

2009-02-21 13:44:21 | Weblog


 8日に酒匂川へ出掛けた後、何時ものように市民講座、グラゥ
ンドゴルフ、歴史講座、丘歩きなどで日が過ぎていきました。

 その中に知人の葬儀、友人の葬儀が挟まりました。

 12日は知人の葬儀に参列する前に喪服を着ての鳥見となりま
した。冬なればこそのことです。コートを着れば中は判りません。

 6日に一人で訪れた公園です。勝手が判っているのと葬儀の
時間に間に合うように同行の人と駅前から真っ直ぐタクシーで
行きました。

 目的は6日に見られなかったコイカルです。
 現地に着くと沢山のカメラの砲列が並んでいます。知った顔も
見られます。

 コイカルは♂が9日頃から見えず♀一羽だけのようですが、もし
かしての淡い期待を込めて200羽くらいのイカルの群れから探し
ます。









 この大群の中から、たった一羽を見つけるのは至難の業です。
 やっと枝に止まった所を見つけましたが、ポジションが悪く
はっきりしませんが、嘴の先が少し黒いので断定します。



 コイカルの頬被りをしていませんが頭は全体にグレーです。
 撮る位置の光線の加減で少し黒っぽく見えます。

 葬儀の時間が迫っているので程々にして引き揚げました。

 14時の開会には間に合いました。故人は会の世話を良く
勤めておられ人望の有る方だったので参列者は会場に溢れま
した。式はキリスト教で、牧師さんのような外人が長い説教
をしました。
 故人は総てを許されて神に召されたので、悲しい事では無く
寧ろ、お目出度いことであると話されました。

 佳い人は天国でも必要のようです。59歳の若さで神に
召されてしまいました。

 私のような、この世でも天国でも必要とされない人間は
何時までも右往左往しています。
 まだ、この世で役に立たなくても天国に召されたくあり
ません。もう少しいたい気持ちです。

 葬儀は2時間近くかかりました。散会後、駅前の喫茶店で
故人を偲ぶ、お茶会をしてそれぞれ別れました。

 13日は金曜日です。何か佳くない事がありそうです。

 昨日に引き続き同じ公園へ昨日の消化不良を解消すべく
四人で出掛けました。

 もう三度目なので今回は、すんなりと現場へ着きました。
 今日はカメラマンも少なく聞くとコイカルの♀もまだ見て
いないとのこと。それでも、もしかしての期待を籠めて
250~300羽のイカルの群れをスコープで、双眼鏡で
探しますが居ません。

 イカルがピチピチと音を立ててユリノキやケヤキの実を
啄んでいます。数が多いので、すさまじい音です。







 公園なので人が傍を通ると一斉に飛び上がりますが、すぐに又
降りてきてピチピチと音を立てて啄みます。

 どんなに待ってもコイカルの♀は戻って来そうもありません。

 近くでシメを見ます。



 シメもアトリ科の仲間です。アトリ科はアトリやイカル、ウソ、
ベニマシコ・カワラヒワ・マヒワ・イスカなどが含まれます。

 この公園にはアトリも群れをなしています。
 60~70羽のアトリがケヤキの木の下で餌を啄んでいます。
 アトリは16Cmの体長で雀より少し大きめです。
 シベリア方面で繁殖して秋になると大群をなして日本に渡って
来ます。時には何万と言う群れを見る事があります。





 イカルの群れも、アトリもシメも見たので今度はトラツグミを
探しに移動しますと、意外に明るいところで枯れ葉をひっくり返
していました。







 トラツグミはツグミの仲間でも大型ツグミの仲間で体長は
約30です。
 古くは平家物語にも、鵺(ヌエ)の名前で登場します。

 夜中にヒュー ヒューと不気味な声で鳴きながら飛んで
行きます。
 私も若い頃、北海道夕張の山の中で過ごした時、
夜中に屋根の上をこのヒュー ヒューと気持ち悪い声で飛ん
で行く正体が判らず眠られなかった想い出があります。

 今日は時間もたっぷりなので、去年も来て今年も来ている
トモエガモを見に行く事にしました。

 この公園から交通機関を使って40分くらいの場所です。
 小さな公園の小さな池に去年から、たった一羽で訪れて
呉れます。♂です。健気なことです。

 公園に着くと池に浮かべられている浮き小屋の中で、寝て
いるような起きているような姿でいました。



 暫く待っていると池に降りて泳ぎ出しました。







 カルガモと並んで泳ぎます。





 トモエガモは体長約40Cmで、夏にシベリア方面で繁殖して
寒くなると日本に渡ってくる淡水の鴨です。韓国では何万羽の群れ
が集まりますが、関東では極くまれです。

 トモエガモの他にはアンパンマン事、カイツブリが一羽いました。
 すいすいと泳ぎだし、すぐに潜ります。小さいと言っても26Cm
もあります。昔から、にお として詩歌に詠われています。







 この他には、キンクロハジロ、マガモ、オナガガモ、カルガモ
が見られました。

 今日は一日たっぷりと鳥見に費やしました。

 小田急・井の頭線・JR・タクシー・バス・JR・モノレール・
小田急・そしてなおも小田急といろいろな交通機関を利用しました。

 帰宅すると中学時代からの親しい友人が昨夜亡くなられたとの
電話があり、唖然としました。

 もう65年来の付き合いです。昨年から入退院を繰り返して
いましたので16日にお見舞いに伺う予定にしていた矢先でした。

 悲しいことです。65年の想いが走馬燈のように回って行きます。

 楽しかった一日が、すっかり様相を変えました。
 通夜は16日、葬儀は17日との事でした。


 14日も快晴です。この日は月例のオオタカ観察です。

 時期的にはペアリングの時期ですが、飛び立つのは♂ばかりで
♀は一度も現れず、声だけです。恐らく、♂を働かして餌を持って
来させているのかも知れません。







 時にはカラスと遊んでいます。



 ノスリも飛びます。





 オオタカもノスリも鷲鷹類の中では鷹に属し、中型の鷹です。

        ♂   ♀   翼を広げた幅
 オオタカ  50  57   106~131
 ノスリ   53  57   122~137

 鷲鷹類と梟の仲間は総て♀の方が大きい体をしています。

 行動は午前中が多く、11時頃から静になり15時頃から
動き出します。今日は9時から15時迄に5回ほど出現し
ました。

 上昇気流に乗って相当な高さまで上昇し点になります。


 15日は地域の自然保護に関するシンポジュームに参加
しました。

 嘗て県内の各地に生息していた国蝶オオムラサキが今では
東京都との境の極く一部に辛うじて見られるとの事です。

 文明の発達が自然を破壊し、バランスを崩して行く事は
やがて人間に跳ね返って来るのに、人間はどうしても目先の
便利さに惑わされて長い視点で考えられなくなっています。

 人間に影響を及ぼすと言っても100年、200年の年数
の事なので、今生きている人には関係無いので、どうしても
無責任になってしまいます。

 この点でも国連が、動かなければならないと思います。

 16日は、市民講座の後、夜は友人の通夜です。
 遺影に向かって焼香をしていると思わず涙が出ました。

 17日は、葬儀の日です。中学の友人も埼玉から参列しに
来ました。
 出棺まで見送り、久しぶりにいろいろとおしやべりを
しました。


 18日からは吹き矢、句会、グラゥンドゴルフ、旅行の
打ち合わせ(アラスカ行きを企画していましたが、いろいろと
支障が出来て中止としました)東京落語会、そして吹き矢で
過ぎて行きました。

 やること、やらなければならない事が沢山有って、まだまだ
神様が迎えに来ないよう祈っています。