昨日は悔しくてなかなか眠れなかった。なんとかリベンジしたいけど、相手が悪すぎる。『せめて今後の対抗策を…』と思っても、『気を付けて写真を撮る』って消極的な案しか思い浮かばない。あ~~、悔しい…
午前中は宿の移動をして休憩。別に昨日の宿で充分だったけれど、なぜか無性にネットがしたくてWifiのできる宿へ移動することにした。1泊40ドル。この旅で一番高いんじゃないかな? それでも水シャワーしか出ないけれど…
午後になって少しだけ散歩に出かけた。昨日の一件があり、写真を撮って良いのかどうか迷いながらブラブラと歩いた。1ヶ所だけ写真に撮りたいところがある。旧大統領官邸だ。
旧官邸前の広場。奥に写っているのが官邸。

内戦のときに爆弾で吹っ飛ばされたらしく、ボロボロ。ギニアビサウにとっては完全なマイナスイメージな上、今は使っていないとは言え、政府関係の建物だ。通常なら写真には撮れなさそう。
こっそり撮ろうかとも思ったが、それでまた連行されるのは絶対イヤだ。
どうしようか悩んだ結果、『こっちから警察に聞いてやれ』ってことで近くにいる警官に「この建物撮っていいか?」と聞いた。最初はドキドキしながらだったが、やたらとフレンドリー。喋っているうちにピーナッツまでくれた。
結局、その警官は写真を撮っていいかどうかについては答えてくれず、「アッチで聞いてきてくれ」とだけ言った。指さされた方向へ行くと、そこにも別の警官が居たので同じことを聞くと、「よく分からんが、中に入っていいよ」って建物の敷地内に入れてくれた。この警官もフレンドリー。
まさか中に入れると思ってなかったので、メッチャラッキー。裏側から写真を撮り、建物の中に入って写真を撮った。ボロボロ。
官邸の裏庭。

内部。

外観。右上の黒いのは何だろう?鳥かな?

昼食を食べた後は、港のそばにある砦に行った。この砦は軍隊が管理しているっぽい。ダメ元で「撮ってもいいか?」と聞くと、笑いながら「1万CFAで撮ってもいいよ。なんなら中に入るか?」って言ってきた。「中に入っていいの!?」って驚きながら聞くと、後ろから上官らしきヒトが「おいおい、それはダメだ」と笑いながら否定した。まぁ当たり前だけど…
結局、写真は撮ることはできなかったけれど、軍隊のヒト達もフレンドリー。警官や軍隊の中にも良いヒト達も多いみたいだ。昨日は運悪く一部の腐ったヤツに捕まってしまったようだ。ああいう腐ったヤツらが排除されて、普通のヒト達だけで構成されるような組織に早く生まれ変わって欲しいもんだ。
ビサウの街並み。首都というのに、未舗装道路だらけ。


宿に戻って休憩後、4時になってカーニバルを見に行くことにした。昼間聞いたところによると、広場の辺りと言っていたので広場に行ったが、何の気配もない。と言うか、ヒトが少なすぎる。
適当に街中を歩いてみたが、どこにもカーニバルらしき気配は微塵も感じない。
近くに居た警官に聞くと、「ずっと向こう」という答え。仕方なく歩き始めた。
しばらく歩いているとかなりのヒトが居ることに気付いた。概ね同じ方向に向かって歩いている。その流れに沿いながら、時々警官に確認しつつひたすら歩いた。
それにしても話しかけた警官のみんながフレンドリーだ。ホント最初からこんなヒト達だけに会えていれば良かったのに…
30分以上歩いたところで、ステージのようなものを見つけたので入ってみた。カーニバルっぽくはないし、まだ準備中。とりあえずそばに居たスタッフに確認を取ってから写真を撮り始めた。すると、子供たちがワラワラと集まってきて大撮影大会。
ステージのスタッフ達。

子供たち大集合。



ようやく撮影大会から解放され、さらに道を進むことにした。あまりに遠いのでもう帰ろうかと思いつつも、ここまで来たんだから…と思い、歩く。
そして、ようやく発見、カーニバル!

道の両端にはギッシリと見物人が居て、欧米人達の居る特別観客席のようなところの前でダンスが行われていた。

出演者?

近くに寄ってしばし見物。
民族衣装や部族の格好をした踊り手達がジャンベのリズムで踊る。中にはバク宙などアクロバティックなことをする団体もいた。ブラジルのリオとかはスッゴイ派手派手なイメージやけど、こういう質素な感じのカーニバルは好きだ。それに何かすごくアフリカっぽい。自分の中のアフリカってイメージにピッタリくるカーニバルだ。



演奏者たち。

バク宙。

輪くぐり。

奥のヤツは歯でドラム缶を咥えている。

途中、ふと周りに居る欧米人を見てギョッとした。ほとんどのヒトが写真撮影の許可証のようなものを首からぶら下げている。おれは許可なしでバシャバシャ写真撮ってるけど、大丈夫やろうか? そもそも今居るところも勝手に入ってきたけど、実は金が要ったりしないやろうか?
と、不安になったものの、もう今更どうしようもない。くだらないこと考えているより楽しんだ方がマシだ。
小さい子らのダンス。



銃の真似事。最後は銃を取り上げられてメデタシメデタシっていうダンスだった。

平和がテーマっぽい。


どこかの部族?



結局見ていたのは1hくらいだけだったが、充分満足。
もう明日は見なくてもいいくらい。と言うか、場所が遠すぎ。帰りは結構早足で戻ったが、それでも50分もかかった。4kmくらいはあったと思う。しかも街の中心に戻るに連れて真っ暗。ビサウって世界一星がキレイに見える首都かも…暗いから(笑)。
今日は良い一日だった。警官達にもイイ人が多いということが分かったし、何よりカーニバルが良かった。アフリカらしいカーニバル。一年のこの時期にギニアビサウ近辺に居るなら、一度見てみることをオススメします。
明日はどうしようかな?また往復2h歩くしかないかなぁ?
今日撮った写真で一番好きな写真。この状態でカメラ目線をくれた(笑)

<今日の移動>
なし。
<宿泊地>アパルトテル・ジョルダーニ(Aparthotel Jordani) シングル 20000CFA
住所:カテドラルの北側の道路を東に進んだところ。
設備:水シャワー&トイレ付き。扇風機有り。電気が夜間のみ。Wifi有り。
備考:何か昨日の出来事が悔しすぎて、ついWifiの有る高い宿に移ってしまった。
アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
午前中は宿の移動をして休憩。別に昨日の宿で充分だったけれど、なぜか無性にネットがしたくてWifiのできる宿へ移動することにした。1泊40ドル。この旅で一番高いんじゃないかな? それでも水シャワーしか出ないけれど…
午後になって少しだけ散歩に出かけた。昨日の一件があり、写真を撮って良いのかどうか迷いながらブラブラと歩いた。1ヶ所だけ写真に撮りたいところがある。旧大統領官邸だ。
旧官邸前の広場。奥に写っているのが官邸。

内戦のときに爆弾で吹っ飛ばされたらしく、ボロボロ。ギニアビサウにとっては完全なマイナスイメージな上、今は使っていないとは言え、政府関係の建物だ。通常なら写真には撮れなさそう。
こっそり撮ろうかとも思ったが、それでまた連行されるのは絶対イヤだ。
どうしようか悩んだ結果、『こっちから警察に聞いてやれ』ってことで近くにいる警官に「この建物撮っていいか?」と聞いた。最初はドキドキしながらだったが、やたらとフレンドリー。喋っているうちにピーナッツまでくれた。
結局、その警官は写真を撮っていいかどうかについては答えてくれず、「アッチで聞いてきてくれ」とだけ言った。指さされた方向へ行くと、そこにも別の警官が居たので同じことを聞くと、「よく分からんが、中に入っていいよ」って建物の敷地内に入れてくれた。この警官もフレンドリー。
まさか中に入れると思ってなかったので、メッチャラッキー。裏側から写真を撮り、建物の中に入って写真を撮った。ボロボロ。
官邸の裏庭。

内部。

外観。右上の黒いのは何だろう?鳥かな?

昼食を食べた後は、港のそばにある砦に行った。この砦は軍隊が管理しているっぽい。ダメ元で「撮ってもいいか?」と聞くと、笑いながら「1万CFAで撮ってもいいよ。なんなら中に入るか?」って言ってきた。「中に入っていいの!?」って驚きながら聞くと、後ろから上官らしきヒトが「おいおい、それはダメだ」と笑いながら否定した。まぁ当たり前だけど…
結局、写真は撮ることはできなかったけれど、軍隊のヒト達もフレンドリー。警官や軍隊の中にも良いヒト達も多いみたいだ。昨日は運悪く一部の腐ったヤツに捕まってしまったようだ。ああいう腐ったヤツらが排除されて、普通のヒト達だけで構成されるような組織に早く生まれ変わって欲しいもんだ。
ビサウの街並み。首都というのに、未舗装道路だらけ。


宿に戻って休憩後、4時になってカーニバルを見に行くことにした。昼間聞いたところによると、広場の辺りと言っていたので広場に行ったが、何の気配もない。と言うか、ヒトが少なすぎる。
適当に街中を歩いてみたが、どこにもカーニバルらしき気配は微塵も感じない。
近くに居た警官に聞くと、「ずっと向こう」という答え。仕方なく歩き始めた。
しばらく歩いているとかなりのヒトが居ることに気付いた。概ね同じ方向に向かって歩いている。その流れに沿いながら、時々警官に確認しつつひたすら歩いた。
それにしても話しかけた警官のみんながフレンドリーだ。ホント最初からこんなヒト達だけに会えていれば良かったのに…
30分以上歩いたところで、ステージのようなものを見つけたので入ってみた。カーニバルっぽくはないし、まだ準備中。とりあえずそばに居たスタッフに確認を取ってから写真を撮り始めた。すると、子供たちがワラワラと集まってきて大撮影大会。
ステージのスタッフ達。

子供たち大集合。



ようやく撮影大会から解放され、さらに道を進むことにした。あまりに遠いのでもう帰ろうかと思いつつも、ここまで来たんだから…と思い、歩く。
そして、ようやく発見、カーニバル!

道の両端にはギッシリと見物人が居て、欧米人達の居る特別観客席のようなところの前でダンスが行われていた。

出演者?

近くに寄ってしばし見物。
民族衣装や部族の格好をした踊り手達がジャンベのリズムで踊る。中にはバク宙などアクロバティックなことをする団体もいた。ブラジルのリオとかはスッゴイ派手派手なイメージやけど、こういう質素な感じのカーニバルは好きだ。それに何かすごくアフリカっぽい。自分の中のアフリカってイメージにピッタリくるカーニバルだ。



演奏者たち。

バク宙。

輪くぐり。

奥のヤツは歯でドラム缶を咥えている。

途中、ふと周りに居る欧米人を見てギョッとした。ほとんどのヒトが写真撮影の許可証のようなものを首からぶら下げている。おれは許可なしでバシャバシャ写真撮ってるけど、大丈夫やろうか? そもそも今居るところも勝手に入ってきたけど、実は金が要ったりしないやろうか?
と、不安になったものの、もう今更どうしようもない。くだらないこと考えているより楽しんだ方がマシだ。
小さい子らのダンス。



銃の真似事。最後は銃を取り上げられてメデタシメデタシっていうダンスだった。

平和がテーマっぽい。


どこかの部族?



結局見ていたのは1hくらいだけだったが、充分満足。
もう明日は見なくてもいいくらい。と言うか、場所が遠すぎ。帰りは結構早足で戻ったが、それでも50分もかかった。4kmくらいはあったと思う。しかも街の中心に戻るに連れて真っ暗。ビサウって世界一星がキレイに見える首都かも…暗いから(笑)。
今日は良い一日だった。警官達にもイイ人が多いということが分かったし、何よりカーニバルが良かった。アフリカらしいカーニバル。一年のこの時期にギニアビサウ近辺に居るなら、一度見てみることをオススメします。
明日はどうしようかな?また往復2h歩くしかないかなぁ?
今日撮った写真で一番好きな写真。この状態でカメラ目線をくれた(笑)

<今日の移動>
なし。
<宿泊地>アパルトテル・ジョルダーニ(Aparthotel Jordani) シングル 20000CFA
住所:カテドラルの北側の道路を東に進んだところ。
設備:水シャワー&トイレ付き。扇風機有り。電気が夜間のみ。Wifi有り。
備考:何か昨日の出来事が悔しすぎて、ついWifiの有る高い宿に移ってしまった。
アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v

