今はまだ朝6時前。
朝5時頃にふと目が覚めた。電気は夜1時までとか言ってたような気がするけど、まだ点いていた。
なんとなく周りを見渡すと、何かがおかしい。
寝る前と少し違う。
そういえば、財布は…?
そういえば、パスポートケースは?
そういえば、ipod touchは…?
ないぞ!
慌ててかばんにしまっておいたか確認するも、やっぱりない。
ヤラレタ。盗られた。
一気に血の気が引いた… パスポートがないと、国境は越えられないし、そもそもパスポートチェックだらけやから国内の移動もままならない。何よりシエラレオネには日本大使館がない。
ヤバい、ヤバすぎる。
考えているだけじゃ埒が明かない。盗られたルートを考えると、窓が怪しい。微妙に閉まりきらないから、そこから簡単な釣竿のようなもので釣られたに違いない。
窓の外を懐中電灯で照らしてみると、案の定、カードのようなものが散らばっていた。
これで盗られたってことは確定したが、窓の外に何が残っているかを急いで確認しないと…
慌てて外に出て、落ちているものを確認。
残っていたのは、空っぽの財布と、ipod touchを入れていた袋、お守り系、カード類、イエローカード、そしてパスポート。
不幸中の幸いか、パスポートやイエローカード、それに銀行カードも残っていた。明るくなる前に外に捨てられていたカード類を回収できたのが助かった。
それに、お金の大半を入れている貴重品入れの方は盗られずに無事だった。パソコンもハードディスクもカメラもデータも無事。
盗られたものは、お金とipod touchとパスポートを入れていた首から下げる小さい袋。お金は合計すれば200ドル分くらいにはなりそうだ。
パスポートやカードがあったから移動もできるし、旅も続けられる。いくらかホッとした。
ただ、ipod touchが盗られたのは痛すぎる。
目覚まし時計や辞書代わりに使っていたし、これで、街中でWifiを探すこともできなくなった。
完全に油断した。
大体は貴重品はかばんに入れたり、身につけたまま寝るのに、ベッドの上に置いたまま寝てしまったせいだ…
自己嫌悪…
盗った犯人ももちろんムカつくけど、それ以上に杜撰な管理をしていた自分に腹が立つ。
くっそ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
散々なシエラレオネ最終日になってしまった。どんなに良さそうな国とはいえ、やっぱり基本的な注意を怠ったらダメだ。イタい勉強料になってしまった。
ipod touch盗られたから今回はどっかでポリスレポート作らんとダメやけど、ipod touchって保険効いたっけ? Apple製品は保険効かないって聞いたような気が…
しかし、アフリカに入ってからトラブルだらけやな… 実害が出たのは今回が初めてやけど…
結局、盗られていたのは、70ドル、90ユーロ、28000CFA、196000ギニアフラン、18000レオーネで、合計270ドルくらい。
はぁ~~~~~orz。
この旅のお金の失った額は半端ないな… バルセロナの分も含めたら10万円くらいは何らかの形でお金なくした気がする(笑)。笑いごっちゃないけど… でも、何か笑ってしまうわ。
今後目覚まし時計ないけど、どうしよう??
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
こんな気分で今日は国境越えをしないといけないとは…
とにかく動かないと仕方がない。ATMのある国(マリ)までの予算も減ってしまったし、ジッとはしていられない。
宿を出て10分程歩くとシエラレオネ側のボーダーに到着した。朝の8時でちょうどイミグレが開いた時間だった。
スタンプは何事もなく貰えた。追記のページに押されてしまったけれど…
次のイエローカードの検査でワイロ請求。「金ないって。だって、盗られたんやもん」を繰り返し、クリア。
続いての荷物検査でもワイロ請求。ここでも、「金ないよ。盗られたもん」を繰り返し、クリア。
さらに、イミグレの建物を出て、橋の手前の検問でさらにワイロ請求。ここでも「金ない。払えない」と言って、10分くらいでクリア。
どこも何が何でも金を取ってやろうって意識は感じられない。『取れれば儲け♪』くらいの雰囲気なので、簡単にクリアできるはず…
ちなみに検問のスグそばにデッカイ看板があった。
『Fight Corruption!!』(たしか…)
他にも「腐敗は国を滅ぼす」とか何か書いてあった。名ばかりの看板だな… スグそばでワイロ請求してるのに。でも、看板があるだけマシなのかも…
無事に出国を終え、橋を渡る。川の国境って好きだ。船で渡るもいいし、橋を歩いて渡るのもいい。自分の足でテクテクとシエラレオネからリベリアへ歩いて行く感じがたまらない。
橋を渡り切ったところで検問。ここの検問は何もなくクリア。
次にイミグレ。ここでもハンコをポンってもらってあっけなく入国完了。荷物検査も何もなかった。リベリア側でも「ウェルカム!」と言ってもらえた。ギニアもギニアビサウも見習って欲しいもんだ。
イミグレのスグそばには乗合タクシーが停まっていて、モンロビアのドゥアラ地区まで行くらしい。30分程待って出発と思いきや、2人組の男が「Not Comfortable!!」と言って降りてしまった。『現地のヒトでも乗合タクシーに快適さを求めるんだ』とちょっとオモシロかった。
2人が降りてしまったから出発しないのかと思いきや、そのまま出発。おかげで座席に余裕があり、嬉しい。
でも、そんなのがいつまでも続く訳はなく、途中で客を拾って結局、詰め込まれてしまった。最大で2列シートに大人7人と子供4人乗っている状況。
慣れっていうのは恐ろしいもんで、そんな状況でもウツラウツラ眠ってしまった。横のヒトに寄りかかっていたので、「あんた、寝るなら後ろの荷物のところで横になりなさいよ」ってな雰囲気で怒られてしまった。
舗装道路のおかげで2hくらいでモンロビアのドゥアラ地区に到着。と言ってもどこだか分からない。オロオロしていると、通りかかったバイタクに声をかけられ、そのまま中心部に向かうことができた。
ロンプラに載っている安宿に向かったが、着いた先は学校。
でも、どうやら学校の敷地内に宿があるようだ。無事にチェックイン完了。
パソコンを開くとWifiが繋がったので、ちょっくらネット。1泊で出るつもりをしていたが、ネットができるなら話は別だ。連泊決定。
ご飯を食べようと外に出て少し歩くと、ファーストフードを発見。いわゆるマクドナルドのような作りだ。なんとセットメニューが10USドルという高い値段。でも、ここは食べるべきだ。ロクでもない目に遭ったんだから、久しぶりのハンバーガーを食べて何が悪い! 10ドルなだけあってかなりデカいハンバーガーだった。
そのまま宿に戻ってネットの続き。今日一日は観光の気分でもないし、引きこもりだ。
ところが、途中でネットができなくなってしまった。まぁ良いんだけれど、ちょっと残念。
夕方になったので、近くのスーパーマーケットに行った。なかなかの品揃え。ダカールのスーパーには敵わないけれど、それ以降では一番の品揃えだ。と言うか、ダカール以降、いわゆるスーパーマーケットを見ていない。
リベリアは国連やその他国際機関が復興支援でたくさんヒトを派遣しているらしく、結構モノはあるみたい。街を歩いていてもUNの車をよく見る。スーパーにも日本語で書かれた「のり」や「とうふ」があった。JICAも来てるのかな? 金かかるのは分かるけど、数少ない日本人を守るため、日本も大使館を作って協力してくれればいいのに…
スーパーではビールとちょっとした食料を買って宿に戻った。
散々な一日だったな…
でも、最悪な状況ではない。ロクでもない目には遭ったけれど、旅は続けられるんやし、ヨシとするしかないね。
それにしても最近はトラブルだらけやのに帰ろうとは思わない(帰りたいとは思う)ってのは、やっぱり相当バカなんやろうな(笑)。
<今日の移動>ジェンデマ→ボー→モンロビア
・ジェンデマ(シエラレオネ側国境)→ボー(リベリア側国境)
徒歩。街からシエラレオネ側のイミグレまで10分くらい。橋を渡るのが5分くらい。ボーは何もない。イミグレのスグそばからモンロビア行きの乗合タクシーが出ている。大型バスも停まっていたので、バスでも行けるかも…
・ボー→モンロビア
乗合タクシー。2h。500リベリアドル(1ドル=72リベリアドル)。
両替は近くの商店でできる。USドルが一番レートが良い。途中、何ヶ所か検問があって車を降りて記帳させられたが、どこもワイロ請求なし。
モンロビアのドゥアラ地区からセントラル地区までは125リベリアドル。
<宿泊地>サン・テレサ・コンバート(St Theresa Convert) ツイン 25US$
住所:モンロビアの中心部のRandall St沿いで、海岸の少し手前。同名の学校と同じ敷地。
設備:共同トイレ&水シャワー。小さいファン有り。電気は24h。Wifi有り?
備考:ロンプラ曰く、安全な安宿はココしかないらしい。確かに学校の敷地内で安全。Wifiはフリーのものが最初は使えたが、途中から使えなくなった。なんでやろう?
アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
朝5時頃にふと目が覚めた。電気は夜1時までとか言ってたような気がするけど、まだ点いていた。
なんとなく周りを見渡すと、何かがおかしい。
寝る前と少し違う。
そういえば、財布は…?
そういえば、パスポートケースは?
そういえば、ipod touchは…?
ないぞ!
慌ててかばんにしまっておいたか確認するも、やっぱりない。
ヤラレタ。盗られた。
一気に血の気が引いた… パスポートがないと、国境は越えられないし、そもそもパスポートチェックだらけやから国内の移動もままならない。何よりシエラレオネには日本大使館がない。
ヤバい、ヤバすぎる。
考えているだけじゃ埒が明かない。盗られたルートを考えると、窓が怪しい。微妙に閉まりきらないから、そこから簡単な釣竿のようなもので釣られたに違いない。
窓の外を懐中電灯で照らしてみると、案の定、カードのようなものが散らばっていた。
これで盗られたってことは確定したが、窓の外に何が残っているかを急いで確認しないと…
慌てて外に出て、落ちているものを確認。
残っていたのは、空っぽの財布と、ipod touchを入れていた袋、お守り系、カード類、イエローカード、そしてパスポート。
不幸中の幸いか、パスポートやイエローカード、それに銀行カードも残っていた。明るくなる前に外に捨てられていたカード類を回収できたのが助かった。
それに、お金の大半を入れている貴重品入れの方は盗られずに無事だった。パソコンもハードディスクもカメラもデータも無事。
盗られたものは、お金とipod touchとパスポートを入れていた首から下げる小さい袋。お金は合計すれば200ドル分くらいにはなりそうだ。
パスポートやカードがあったから移動もできるし、旅も続けられる。いくらかホッとした。
ただ、ipod touchが盗られたのは痛すぎる。
目覚まし時計や辞書代わりに使っていたし、これで、街中でWifiを探すこともできなくなった。
完全に油断した。
大体は貴重品はかばんに入れたり、身につけたまま寝るのに、ベッドの上に置いたまま寝てしまったせいだ…
自己嫌悪…
盗った犯人ももちろんムカつくけど、それ以上に杜撰な管理をしていた自分に腹が立つ。
くっそ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
散々なシエラレオネ最終日になってしまった。どんなに良さそうな国とはいえ、やっぱり基本的な注意を怠ったらダメだ。イタい勉強料になってしまった。
ipod touch盗られたから今回はどっかでポリスレポート作らんとダメやけど、ipod touchって保険効いたっけ? Apple製品は保険効かないって聞いたような気が…
しかし、アフリカに入ってからトラブルだらけやな… 実害が出たのは今回が初めてやけど…
結局、盗られていたのは、70ドル、90ユーロ、28000CFA、196000ギニアフラン、18000レオーネで、合計270ドルくらい。
はぁ~~~~~orz。
この旅のお金の失った額は半端ないな… バルセロナの分も含めたら10万円くらいは何らかの形でお金なくした気がする(笑)。笑いごっちゃないけど… でも、何か笑ってしまうわ。
今後目覚まし時計ないけど、どうしよう??
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
こんな気分で今日は国境越えをしないといけないとは…
とにかく動かないと仕方がない。ATMのある国(マリ)までの予算も減ってしまったし、ジッとはしていられない。
宿を出て10分程歩くとシエラレオネ側のボーダーに到着した。朝の8時でちょうどイミグレが開いた時間だった。
スタンプは何事もなく貰えた。追記のページに押されてしまったけれど…
次のイエローカードの検査でワイロ請求。「金ないって。だって、盗られたんやもん」を繰り返し、クリア。
続いての荷物検査でもワイロ請求。ここでも、「金ないよ。盗られたもん」を繰り返し、クリア。
さらに、イミグレの建物を出て、橋の手前の検問でさらにワイロ請求。ここでも「金ない。払えない」と言って、10分くらいでクリア。
どこも何が何でも金を取ってやろうって意識は感じられない。『取れれば儲け♪』くらいの雰囲気なので、簡単にクリアできるはず…
ちなみに検問のスグそばにデッカイ看板があった。
『Fight Corruption!!』(たしか…)
他にも「腐敗は国を滅ぼす」とか何か書いてあった。名ばかりの看板だな… スグそばでワイロ請求してるのに。でも、看板があるだけマシなのかも…
無事に出国を終え、橋を渡る。川の国境って好きだ。船で渡るもいいし、橋を歩いて渡るのもいい。自分の足でテクテクとシエラレオネからリベリアへ歩いて行く感じがたまらない。
橋を渡り切ったところで検問。ここの検問は何もなくクリア。
次にイミグレ。ここでもハンコをポンってもらってあっけなく入国完了。荷物検査も何もなかった。リベリア側でも「ウェルカム!」と言ってもらえた。ギニアもギニアビサウも見習って欲しいもんだ。
イミグレのスグそばには乗合タクシーが停まっていて、モンロビアのドゥアラ地区まで行くらしい。30分程待って出発と思いきや、2人組の男が「Not Comfortable!!」と言って降りてしまった。『現地のヒトでも乗合タクシーに快適さを求めるんだ』とちょっとオモシロかった。
2人が降りてしまったから出発しないのかと思いきや、そのまま出発。おかげで座席に余裕があり、嬉しい。
でも、そんなのがいつまでも続く訳はなく、途中で客を拾って結局、詰め込まれてしまった。最大で2列シートに大人7人と子供4人乗っている状況。
慣れっていうのは恐ろしいもんで、そんな状況でもウツラウツラ眠ってしまった。横のヒトに寄りかかっていたので、「あんた、寝るなら後ろの荷物のところで横になりなさいよ」ってな雰囲気で怒られてしまった。
舗装道路のおかげで2hくらいでモンロビアのドゥアラ地区に到着。と言ってもどこだか分からない。オロオロしていると、通りかかったバイタクに声をかけられ、そのまま中心部に向かうことができた。
ロンプラに載っている安宿に向かったが、着いた先は学校。
でも、どうやら学校の敷地内に宿があるようだ。無事にチェックイン完了。
パソコンを開くとWifiが繋がったので、ちょっくらネット。1泊で出るつもりをしていたが、ネットができるなら話は別だ。連泊決定。
ご飯を食べようと外に出て少し歩くと、ファーストフードを発見。いわゆるマクドナルドのような作りだ。なんとセットメニューが10USドルという高い値段。でも、ここは食べるべきだ。ロクでもない目に遭ったんだから、久しぶりのハンバーガーを食べて何が悪い! 10ドルなだけあってかなりデカいハンバーガーだった。
そのまま宿に戻ってネットの続き。今日一日は観光の気分でもないし、引きこもりだ。
ところが、途中でネットができなくなってしまった。まぁ良いんだけれど、ちょっと残念。
夕方になったので、近くのスーパーマーケットに行った。なかなかの品揃え。ダカールのスーパーには敵わないけれど、それ以降では一番の品揃えだ。と言うか、ダカール以降、いわゆるスーパーマーケットを見ていない。
リベリアは国連やその他国際機関が復興支援でたくさんヒトを派遣しているらしく、結構モノはあるみたい。街を歩いていてもUNの車をよく見る。スーパーにも日本語で書かれた「のり」や「とうふ」があった。JICAも来てるのかな? 金かかるのは分かるけど、数少ない日本人を守るため、日本も大使館を作って協力してくれればいいのに…
スーパーではビールとちょっとした食料を買って宿に戻った。
散々な一日だったな…
でも、最悪な状況ではない。ロクでもない目には遭ったけれど、旅は続けられるんやし、ヨシとするしかないね。
それにしても最近はトラブルだらけやのに帰ろうとは思わない(帰りたいとは思う)ってのは、やっぱり相当バカなんやろうな(笑)。
<今日の移動>ジェンデマ→ボー→モンロビア
・ジェンデマ(シエラレオネ側国境)→ボー(リベリア側国境)
徒歩。街からシエラレオネ側のイミグレまで10分くらい。橋を渡るのが5分くらい。ボーは何もない。イミグレのスグそばからモンロビア行きの乗合タクシーが出ている。大型バスも停まっていたので、バスでも行けるかも…
・ボー→モンロビア
乗合タクシー。2h。500リベリアドル(1ドル=72リベリアドル)。
両替は近くの商店でできる。USドルが一番レートが良い。途中、何ヶ所か検問があって車を降りて記帳させられたが、どこもワイロ請求なし。
モンロビアのドゥアラ地区からセントラル地区までは125リベリアドル。
<宿泊地>サン・テレサ・コンバート(St Theresa Convert) ツイン 25US$
住所:モンロビアの中心部のRandall St沿いで、海岸の少し手前。同名の学校と同じ敷地。
設備:共同トイレ&水シャワー。小さいファン有り。電気は24h。Wifi有り?
備考:ロンプラ曰く、安全な安宿はココしかないらしい。確かに学校の敷地内で安全。Wifiはフリーのものが最初は使えたが、途中から使えなくなった。なんでやろう?
アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v