~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

セットプラスがセットプラスじゃなくなった<362日目> Stayed in クンダラ

2012-02-21 23:00:00 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 アフリカの移動は基本的に早朝スタート。バス自体が早朝発なのが多いし、乗合タクシーの場合も早朝の方が断然ヒトが集まりやすい。

 昨日の夜はついつい「20世紀少年」にハマってしまって完読。寝たのが1時を過ぎてしまった。おかげで6時起きが辛かった。

 7時にはセットプラス乗り場へ移動し、ヒトが集まるのを待った。運の悪いことに1番目。しばらく待つも全然集まる気配がない。せっかく早起きしたときに限ってコレやとちょっと萎える。

 結局、ヒトが集まったのは3h後の10時。全く何のための早起きだったのか… と言うか、そんなにもギニアへ行くヒトが少ないことにビックリだ。ちなみにセネガル行きは1hに1本は出ていた。

 ところで、セネガル以降の乗り物でよく使っているのがセットプラス。セットプラスはフランス語で、英語ならseven seater、つまり7席っていう意味。3列シートのプジョーの車で、運転席の隣に1人、真ん中の列に3人、後列に3人乗るから7人席。

 ところが、今日は運転席の隣に2人、真ん中に4人、後列に4人の10人席。『セットプラスじゃないやん。ディプラスやん。』とココロの中でボヤくもどうしようもない。幸い運転席の隣だったとは言え、それでも狭い。セネガルの移動は快適やったのに…

 車もボロボロ。最初は無事にエンジンがかかったが、一度停まったときにはかからず、押しがけ。まぁちゃんとエンジンかかっただけマシか…

 そして、道もボロボロ。一応舗装されているが、穴だらけで穴を避けるために左右に何度も車が揺れる。当然ながら避け切れないので上下にも揺れる。途中からは舗装もなくなった。まぁ舗装がない方がマシやったけれど…
 出発してまだ間もない頃。この頃の舗装はまだ良かった。






 結局わずか50kmの距離を2hかかってギニアビサウ側の国境に到着した。イミグレは何の問題もなくクリア。

 そして、ギニアの最寄りの街のセレボイド行きのセットプラスを待った。『こんな誰も来なさそうなところでヒトが集まるのか?』と思っていたが、先客が居たらしく、1h待っただけで出発した。
 国境からのセットプラス。ボロボロ。


 ものの10分程でギニア側のイミグレに到着。ワイロ天国のギニア。ドキドキしながらまずは税関へ。

 係官「何か申告するものあるか?そのカバン何だ?」

 おれ「これ?カメラ、カメラ。」

 係官「そうか… 行っていいよ」

 おれ「ありがとう」

 何の問題もなく通過できた。次はイミグレだ。パスポートを渡した後、少しだけ渡されたが、パスポートを見ながらノートにおれの情報を書き始めた。

 係官「職業は?」

 おれ「学生」

 係官「そうか」

 で、終了。別の係官にパスポートが渡り、スタンプをポンっと押されて返された。

 結構ビビってきたのに拍子抜け。今までのイミグレと同じくらい楽勝だった。この国境は良い国境なんだろうか?それとも係官がたまたま良いヤツに当たったんだろうか? そもそもビサウで警察に連行されたんやから、これくらい良いことがあっても良いやん(笑)。

 とりあえず、無事にギニア入国!この旅21ヶ国目。

 ギニアビサウにしろ、ギニアにしろ、まさか自分がこんな国に来てるとはね… 何だか変な気分だ…

 1h程走ってセレボイドの街に到着した。ここでもクンダラ行きのセットプラスを1h待った。ちなみに国境からのセットプラスもセレボイドからのセットプラスも10人乗り。国境からのは屋根に3、4人乗せていた。そして、最初から鍵を回してエンジンをかけるんではなく、押しがけ。ボロいボロい。

 セレボイドからも未舗装道路が続く。不思議なもんで慣れたのか、寝てしまった。おかげで、運転手がギアチェンジするたびにジャマしていたようで、ホントすみません。

 1h程でクンダラに到着した。宿情報も何もないので、バイタクの兄ちゃんに適当な宿に連れて行ってもらうことにした。連れていかれたのは、街の端っこ(と言っても中心部から徒歩10分くらい)にある宿。1泊20000ギニアフランで約3ドル弱。200円くらいだ。
 宿の外観。


 安いだけあって設備も何もない。辛いことに電気がないので、ファンもない。1泊だけやし我慢するしかない。昨日の10分の1の値段だ。

 ようやく落ち着けたので、何か食べに出かけた。見つけたバーで串焼きが食べれたので、注文。1本1000ギニアフラン(約10円)。食い放題だ♪ 串焼きにビール♪ 最高の組み合わせ♪




 「写真を撮れ」と言ってきたギニア人。


 夕方に食べたんだけれど、調子に乗って夜も行ってしまった。

 すると何やらギニア人が仕事の契約証みたいなものを見せて話しかけてきた。どうやら中国人に雇われていたんだが、いきなり解雇になったらしい。他にも色んな国のパトロンの元で働いたことがあるらしかったが、なんせフランス語なのでほとんど分からない。でも、彼は一通り愚痴を言った後、満足した様子だった。ひょっとしておれって聞き上手?(笑)

 <今日の移動>ガブー→ブルントゥマ→セレボイド→クンダラ
 ・ガブー→ブルントゥマ(ギニアビサウ側国境)
  セットプラス。約2h。2000+荷物代500CFA(1ドル=500CFA)。
  途中までは舗装道路やけど、それでもボコボコ。50kmの道のりに2hもかかった。
 ・ブルントゥマ→セレボイド
  セットプラス。約1h。8000+荷物代2000ギニアフラン(1ドル=7000ギニアフラン)。
  完全未舗装。雨期はヤバそう。乗り場はギニアビサウの国境を超えたところ。セットプラスに乗った後、10分程走ったところにギニア側のイミグレがある。
 ・セレボイド→クンダラ
  セットプラス。約1h。10000ギニアフラン。
  完全未舗装。揺れに慣れたのか寝ていた。

 <宿泊地>オテル・ガンガン(Hotel Gangan) シングル 20000ギニアフラン
 場所:クンダラのセットプラス乗り場を北上し、突き当りで右折し、そのまま真っ直ぐ。舗装道路を越えてさらに真っ直ぐ進んで、一番奥の右側にある建物。看板も何もなし。
 設備:共同トイレ&バケツシャワー。電気なし。Wifiなし。蚊帳なし。ファンなし。
 備考:バイタクの兄ちゃんに連れて行ってもらった宿。質素。何もない。まぁ3ドル弱やからこんなもんだろう。

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