大学は出たけれど…とはこのことです

2014年12月23日 | 日記

この時期になりまだ就職先が決まっていない高校生や大学生、専門学校生は不安であろう。

気持ちはわからないが…

私は大学というものに行ったことがないので、就活するという経験を持たない。

保育士養成校卒業時には、学校に求人の来ていた施設に面接に行って、採用が決まった。

高校卒業時は、ろくに学校も行っていなかったので、卒業も危なく補習の末にかろうじて卒業できたので、就職に関しては学校から無視されていた。進学?一応、三流大学(四流?)もそれなりに増えてきていて、三流高校でも8~9割は進学していたが、とにかく公立の学校にさえ行けばあとは何をしようが勝手だ(いやいやながらでもとにかく勉強しなくていいと思ってた様子…)と大きな勘違いをしていたので、受験は友人(いや、知人に近いか…)の話をBGM程度に聞くぐらいだった。

なので、受験というのはすべて高校受験のように、全科目があるものだと思っていた。数学も古文も物理も(全教科嫌いだったが、特にこれらを忌み嫌い恐れていた)あるのだから、自分が近づけるものではないと決め込んでいた。

そうではないと知ったのは5~6年後、ミスタードーナツでアルバイトをしていたとき、大学生の女の子に、自分の受験知識を披露して大笑いされたからだ。

うちの友達試験なしで入りましたよ~

と聞き、愕然としたものだ。

バカでん?大学なるものが非難をあびたのはいつごろだっただろうか。大学生に挨拶の仕方やアルファベットや九九もだっけ?分数か?とにかく、それが大学で教えることか!!というような低レベルな内容の授業を行っていて、しかもそれをシラバスとかいうもんで公開したとかで、いい笑いものになっていたような。

でも私はそのとき正直いってこう思いました。

この大学のことを笑う人はわかっていない。

40代以降の年配者は自分が若かったころと現在の大学がどれほど違うか理解していないだろうし、若者は自分だけが4,5流の大学へ行っていて、世間の同年代はもっとマシな大学に行っていると勘違いしているのではないか…

アルファベットがわからないなら、たとえ大学であっても教えるべきだと思う。なぜなら、そのような学生を受け入れざるを得ないような大学(少なくないはずですよ…)が存在しているのだから。

バカでん大学をバカにする大学は、基本ができていない学生に基本を教えてないだろ?何を教えてるんだろ?ABCがわからない学生に英文学を教えるのか?なにせ、知りませんもんで…とにかく、勉強のベの字も知らないまま卒業して社会に巣立っていくわけです。

そんな人たちですが、新卒の人はハローワークをバカにするんですね。あそこは失業した人が職探しに行くところとか言って。新卒だけじゃなくて中途採用の人も、まるでハローワークを敗者の象徴のように見てます。ハローワークに来る人やハローワークにさえ載らない事業所に行く人たちとは別の人種とでも思ってるみたいです。今も昔もハローワークにお世話になりっぱなしの私としては(用事はちょっと変わりましたが)えらそうに、なに~、バカにせんといて、ふん!です。

大学は出たけれど…の意味はなんでしたっけ?不況で職がない?今じゃ、バカでん大学はでたけれど…ってなかんじでしょうか?

私は採用時の学力テストって大事だと思います。

おい、それが言いたかったのかよ、って言われましても、常識的なことですから。

コミュニケーション力とか、生きる力とか、プレゼン力とかはいけません。

いくらそこを強調しても、グッドの比較級をグッド、グッダー、グッデストと言ったり、太宰治を漫画家と言う人を採用してはいけません。

 

コメント
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