英語と労働法の勉強をいっしょにしてしまいましょう!

2014年12月11日 | 日記

TOEICとTOEFLの違いをご存じでしょうか?

トーイックとトーフルって言うんですよ。

もちろん、知ってますよね!!聞いてみただけです!!

私はわりと最近まで知りませんでしたがね!

なぜって、私が高校生だった頃は(いったい何十年前??)トーイだのとーふだのってもんはなかったからですよ、たぶん。その頃からあったらゴメンナサイ…

ずいぶん前ですが週刊誌かなんかに、TOEICとTOEFLの違いについて書いてあったんです。でも一番最初のところに「そもそも区別がつかない人は読む必要ない」なんて書いてあったんで、読まなかったんですよ。だってそんなものの存在さえ知らないうえに、目をパチパチさせても、同じスペリングにしか見えなかったし…

前置きが長くなりましたが、そんな英語音痴の私も、ある日TOEICについて書かれているある一冊の本を読み、みなが受けるとかいうTOEIC試験なるものを受けてみようと思い、勉強を始めたわけですよ。

ご存じのとおり、TOEICってビジネス英語が中心になっているので、アメリカのビジネス慣習が例文としてよく出てくるのですが、雇用に関する例文も非常に多いのです。そしてその例文に大変驚いているんです。日本の雇用に関する法律その他のきまり、慣例などとあまりにも違うからです。

例えばですよ

会社が通知、または通知なしでいかなるときも雇用を終了する権利があることを理解しています

とか

就業規則によれば、すべての従業員は解雇について少なくとも1か月前に通告されなければいけない(ここでいう就業規則は日本のもののように法的な効力のあるものではなく、単なるルールブックみたいなものです)

とか

キング氏は昇進したとき、すぐに昇給を要求した。あるいは、いつ私の昇進が給料に反映されるのですか?

とか

(新しい仕事の面談には)以前の職務経歴とできれば給与額も提出したほうがいい

とか

もし不本意に失業中の場合は、私どもが未払いの差額をいたします(新しい会社が払うということでしょうか?)

とか、説明がないと理解できない例文がよくでてきます。

なんか卑屈な表現もあって、気になりました

私が書類に目を通すのをお手伝いいただける時間はありませんよね?

この~ですよね?という、上目づかいに上司に伺いをたてるような表現がわりと多く、海外ドラマのワンシーンなどを思い出しました。

それと、日本だと役職に対し、テキトーに横文字を当ててるかんじですが、例えば日本マクドナルドなんて、最低賃金に10~20円上乗せした程度のアルバイトに「マネジャー」と名乗らせて責任持たせてますが、アメリカで「マネジャー」といえば、監督管理の地位にあるもの、つまり労働組合との団体交渉では、会社側のテーブルにつく人間のことみたいですね。部下に対して解雇権を持つのがマネジャーなわけです。テキストではマネジャーは部長と訳されています。日本の部長さんは解雇権あったっけ?

随時雇用随時解雇でありながら、性別・人種・年齢・信条などの差別には非常に厳しいアメリカと、解雇には厳しいものの、差別にはなんかゆるい日本、良くも悪くも対照的です。

デスイズザペンで英語力が止まっていた私ですが、TOEICの勉強で雇用に関する単語をいくつか覚えました。

中学や高校の英語も浮世離れした会話ではなく、卒業後役に立つ英文を覚えたほうがいいと思います。今は違うかもしれませんが、私が中高生のころは

あの屋根の上に鳥が1羽とまっています

とかいう、それいつ使うん?というような例文がよくありました。

TOEICのテキストにはさすがに、そんな例文はありませんが

中高生のみなさん、英語と労働法の勉強をいっしょにしちゃいましょう。一石二鳥です!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする