お金を使わないでマイ好景気を実感

2014年12月15日 | 日記

その昔、リーマンショックなるものが世界中を襲ったときに初めて投資信託を購入しました。日経平均がなんなのか、TOPIXがなんなのかわからないところからのスタートでした。少しぐらいは金融だの経済だのを勉強したほうがいいだろうということで、どうせなら試験を受けたほうが身に付くだろうと思い、ファイナンシャルプランナー3級から始め、なんかよく知らないがAFPとかいうものまで取得しました。そこで私のファイナンス関係は終了しました。上級資格にCFPとかいうものがあるらしいのですが、AFP取得直後に2分野受けて撃沈でした…

そんな私ですが、名刺にはファイナンシャルプランナーとか書いちゃってます…略してFPと言われているようで、FPの肩書を持つ人は相当多いです。

FPというと、なんか株式投資や不動産投資のコンサルタントっぽいかんじがしますが、みんなそれぞれに得意分野があり、考え方も様々です。

私は不動産や税金、相続、金融資産運用などほとんどの分野が不得意で、ライフプランもあやしいのですが、世の中にはほんとにいろんな専門家がいるもので、節約アドバイザーなる人もいるんですね。

雑誌や新聞でよくみかけるのが、節約アドバイザーでFPの丸山晴美さんです。丸山さんは、22歳の時に、住宅ショールームで見た住宅への憧れから節約を開始し、26歳で600万円以上貯めてマンションを購入しました。マネー誌でその節約術が話題となり、2001年よりフリーの節約アドバイザーとして独立した、そうです。(ウィキペディアより)

どんなドケチな節約してるんやろ…と思いますが、実はそうでもないんですね。

丸山さんの提案する節約は実は、我が家では夫婦そろって収入が激減して以来、フツーにやってることばっかりでした。

例えば、ショッピングモールをレジャー代わりにしない。

低所得の人にとって、日本全国どこへ行ってもあるあの巨大なモールで過ごすのはレジャーの定番ですよね。我が家も以前はそうでした。夫はショッピングモールをぶらぶらして、中にあるレストランやカフェに入るのが好きな人でした。すごく高いわけではないけれども、しょっちゅう行っていればそう多くない収入はすぐになくなります。私は、お金を出すのが夫なので黙って従っていました。

ショッピングモールに限らず、郊外にはかなり安価な飲食店が多いですが、頻回に行けば家計に響きます。だって、そもそもそういうお店にしか行けない収入ですから。

夫は定年退職で再雇用となり、給与は大きくダウン。次いで私が開業し、少ない収入がさらに少なくなりました。夫と違い私は時間にもすごーく余裕ができました。

その結果、なんでも自分で作るようになり、出かけるときは必ずお弁当持参になりました。出かける場所も変わりました。元々が安い飲食店でC級品を食べる生活でしたから、自分で調達することにより、食の質は低収入によりむしろよくなりました。ショッピングセンターは、天気の悪い日や冬場などに持参したお弁当を食べる場所として重宝しています。すき家で味噌汁だけ購入とか、はなまるうどんでかけうどん小を購入し味噌汁がわりにみんなで食べるとかいうのも楽しいです。負け惜しみと言われてもいいんです!!5歳の娘は「おうちビンボーやし買えない」とわかっているので、物をねだることもそうそうありません。かわいそう…と思われたっていいんです!!

そこで思うのですが、景気回復とかいいますが(事実かどうかは別として)ちょっとお給料が上がって、イオンに行く回数が増えたり、郊外の激安飲食店で家族で外食するのを好景気として、よかったね~とかいうんでしょうか。貧乏人から搾取しといて景気がいいもへちまもないと思うのですが…

FPのことを書こうと思ってたのに、我が家の貧乏物語になってしまった…

節約アドバイザーの丸山さんは貧乏ではないので、普段は子どもたちとお金のかからない公園や児童館へ行き、浮いたお金を海外旅行に回しているそうです。

低収入(どの程度かにももちろんよりますが…)だから必ずしも生活が苦しいというわけでもなく、いつのまにかお金を使わされているから苦しい、というかんじがします。

お金は一旦使わなくなると、「こんなにも使わないでいられるんだ!!」というくらい使わなくなるものです。その気になれば日本にはタダ、あるいはかなり低額で楽しめるもの・場所がけっこうあるんですよ。

いっぺん、ためしてみてください。

 

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