お前も書いてたな。そんなとこじゃない?」「プラネタリウムかぁ、小学校で行ったなぁ」猛男が懐かしむと、砂川がまた笑い出した。「くくくッ、あん時、お前、修理中の穴にハマッて、自力で抜け出して、地底人って騒がれて、くく、ははッ!」ウケる砂川。「お前本当によく覚えているなぁ。頭いい。よし! プラネタリウムだ! 大和、星好きだしなぁ。喜ぶぞ、楽しみだ!!」ウキウキと書き込む猛男。「張り切ってるな」微笑む砂川。「ああ、楽しいからな! 好きな人の誕生日を祝えるというのは、こんなにも幸せなことなんだなぁ!」「よかったな、おめでとう」「おう、ありがとう! お前と一緒に行った所ばっかだ」「まぁ、10年も一緒に居ればね」(そうかぁ、長い付き合いだぁ)「所でプレゼントは? 決めたの?」砂川はふいに切り出してきた!
「のおおおぉぉッ!!」衝撃を受けた猛男!「忘れていた! 誕生日つったら、プレゼントじゃねーか!」「普通はね。金あるの?」「無い!」速答の猛男。平時、買い食い等しているらしい。「貸そうか?」「人の金で大和を祝ってどうするッ?!!」凄い剣幕の猛男。「じゃあ、バイト?」「それだ砂! 俺はバイトをするぞぉ!!!」「探してみるかぁ」砂川はスマホで検索し出した。
翌朝、朝日がうっすら差し込む電灯の消えた砂川の部屋で、高性能らしい体内時計で目覚める猛男。昨夜はそのまま寝落ちしたらしい。「朝だ!」シユッパッ! っと起き上がる猛男。テーブルの上の予定表を取る猛男。「仕上げてある」見出しの周りに、地図や段取り等、細かく書き込まれている。ベッドで砂川は眠っていた。(砂、ありがとう。俺は幸せだぁ、大和の誕生日を、最高の1日にしてみせるぞ!)
その日の? 終業後、「先帰るわ」砂川はさっさと帰ろうとした。「今日もどっか行くのか?」
7に続く
「のおおおぉぉッ!!」衝撃を受けた猛男!「忘れていた! 誕生日つったら、プレゼントじゃねーか!」「普通はね。金あるの?」「無い!」速答の猛男。平時、買い食い等しているらしい。「貸そうか?」「人の金で大和を祝ってどうするッ?!!」凄い剣幕の猛男。「じゃあ、バイト?」「それだ砂! 俺はバイトをするぞぉ!!!」「探してみるかぁ」砂川はスマホで検索し出した。
翌朝、朝日がうっすら差し込む電灯の消えた砂川の部屋で、高性能らしい体内時計で目覚める猛男。昨夜はそのまま寝落ちしたらしい。「朝だ!」シユッパッ! っと起き上がる猛男。テーブルの上の予定表を取る猛男。「仕上げてある」見出しの周りに、地図や段取り等、細かく書き込まれている。ベッドで砂川は眠っていた。(砂、ありがとう。俺は幸せだぁ、大和の誕生日を、最高の1日にしてみせるぞ!)
その日の? 終業後、「先帰るわ」砂川はさっさと帰ろうとした。「今日もどっか行くのか?」
7に続く