忘備録

温泉の記録とか日記とか、何を考えていたのか思い出すための記録。

季一游に泊まってみた。

2017-12-02 23:09:25 | 温泉


もう平成29年も師走。冬だというのに二つ前の季節、夏のお話。


友人が季一游もいいよ、と言っていたので期待していたんだけど、がっかりだった。

ここを奥にはいったところが駐車場で、その先の階段を登った二階にフロントがあります。





早めに着いたのでフロントに荷物を預けて弓ヶ浜を散策しようと思っていたところフロントの中年の男性の方から「荷物の預かりはしておりません。車の中に入れておいてください」と。

そんな宿あるんだね。

お土産買ってあったので、熱くなってしまうけど仕方ない。

相方が「だから海岸沿いの宿はいやなのよ」

「いやいや、それは関係ない。世界中でこの宿だけだと思う、たぶん」

で、小一時間散策してロビーに戻り待っていました。



そしたら女性の方がウエルカムドリンクを運んで近づいてきたのですけど、先ほどのフロントの男性が彼女に目配せをして戻し、お部屋にご案内しますと中居さんを呼んで荷物を部屋に運ばせてしまいました。

たぶんさっきチェックインの手続きだけは済ませたからかもしれないけど、ちょっと喉が渇いていたんだよね。だから余計に気に障ったのかも。

従業員は感じの良い人ももちろんいるんだけど、そうでない人と半々くらいな印象。

料理も海の旅館だから食材はいいんだろうけど、たしかアワビがずっと生煮えのままで、係の人もなかなか来ないから、もういいや、ってなったっけ。

でも中居さんがミカンのお菓子をくれたな。なぜか知らないけど。

別に宿は改善してくれなくてもいいので、苦情は帰ってからこの宿を進めた友人に言った。

「悪かった」って。



今年も三養荘に泊まってみた。

2017-12-02 22:16:04 | 温泉


平成29年4月。

三養荘も今回で何回目になるか、こんなに訪れることになるとは思わなかった。

今回は宿の厚意で離れに。









いろいろ旅館には泊まったけれど、今回の部屋が一番贅沢で、素晴らしかった。

とても心地良い時間を過ごさせて貰いました。しかし、ふと違和感を感じたのでその理由を探ってみたところ、自分には明らかに不釣り合いな部屋であることに思い至りました。

たぶん自分が立ち寄る場所とは違うのでしょう。

奮発してビジネスクラスの席を取るのならまだ贅沢で済むかもしれませんが、ファーストクラスは選ばない。

それに近い感じ。

内風呂、とてもよかった。






こんな家に住めたら、とは思うけど。





道後温泉 大和屋別荘に泊まってみた

2017-05-21 16:53:12 | 温泉


2017年の秋から道後温泉本館が改修に入るというニュースがあった。改修期間は約10年と長く、個人的に思い入れのある温泉なので、工事が始まる前に行っておこうという事で、予約した宿が大和屋別荘。2017年3月に2泊しました。

部屋はそこそこ年季を感じますが、落ち着いた中庭とか部屋のトイレ前の手洗いがすこし手が込んでいます。名前も一度で覚えてくれたり、部屋をでて玄関に近づくと誰もいないところからすぐに出てきて外出の用意をしてくれました。なんで人がくるのがわかるのだろう?











お風呂はシンプルですが、湯上がりにビールサーバーがおいてあり飲まれる方はうれしいのではないでしょうか。

丁度部屋の外で工事をやっていて、改修中の道後温泉本館の代用にする椿の湯を増築しているようです。



料理は普通な感じでしたが、刺身の勘八はなんであんなに固いのだろう。噛むのを意識した刺身ってあんまりないんだけど、戻って知り合いに聞いたら新鮮だと固い時があるとのこと。そういうもんなのかな。









朝食




朝6時、道後温泉本館が開くのを待って並びました。地元の人は入口の前に並ぶけど、観光客はまず入場券を買うのに並ばなければなりません。自分は知り合いがツアーで来た時に使わなかった入場券を貰って持っていたので、地元の人のすぐ後に並べました。入場券は当日のみ有効ですが、回数券とツアーの券は一定の期間があるようです。








玄関が開く合図の太鼓が鳴らされて、浴室に向いましたが5分くらいですね、のんびり入れたのは。その後どどーと他のお客さんが入ってきました。


あと、お約束のからくり時計。



アーケードを先に進んで本館前まで来ると今治タオルの綺麗なショップができていましたので、タオル一本買いました。


係の方にどのような改修になるのかを聞いてみたのですが、皆さん口をそろえて「具体的にはまだわかりません」とのことでした。

でもどうやら部分改修になるようで、全く閉鎖するわけでもないようです。


2泊だったので中一日、内子まで電車で行って観光してきました。事前に内子のHPを見ていったので結構街並みなど楽しめました。3時間くらい向こうにいましたが、宿を9時にでて15時には戻ってきました。中居さんには「もっと遅くなると思いました」と言われた。


内子座です。舞台の下、奈落というそうですが見学しました。










修善寺 菊屋に泊まってみた

2017-01-08 18:03:22 | 温泉

行く前に菊屋のホームページをみていたら、共立メンテナンスの名前が記載されていた。

大昔、函館のラピスタ函館に泊まった時の印象が悪く、その後系列の箱根の旅館を調べたら「布団の上げ下ろしはセルフ」みたいなことが事が書かれていて、なるべく避けていたのだけれど気づかずに予約してました。

でも意外によかった。

和風旅館ですけど寝るところがベットだったので布団の上げ下ろしもなにもなかったですし。





ここのところ自分的には料理のはずれが多かったのですが、やっと好みの感じで出てきました。















朝ごはん




玄関はあまりパッとしないけれど中に入ってみれば年季の入った造りで自分好み。







玄関から少し入ったところの椅子でお茶サービスとチェックインをしてもらいました。、受付してくれた方から「お部屋にはご案内いたしますか?」と聞かれて、中居さんだとばかり思っていたので一瞬「え?黙っててもしてくれないの?」っと思ったけど、館内の地図に印を付けてもらっていたので探検がてら自分たちだけで向かいました。部屋付きの中居さんはいないみたいですね。

大浴場の手前に「勝手にやって飲み物」がおいてある部屋がありましたが、最近はこういうサービスが流行ってますね。

大浴場は内風呂だけのものが一つ、そのほかにいくつか入口の前の札に「空」となっていれば入浴可能な貸切風呂があります。







夜食に無料のラーメンコーナーもありました。

全体的には世話をするというよりも、場所を提供するという印象です。系列店なのでどうしてもそうなるのでしょうけれど、そこは好みですね。

系列といえば星野グループなんかはサービスを押し付けるというか、日本的なおせっかいをやくというのが社長の方針だとテレビで言っていましたが、旅行業界も全体からみるといろいろ試行錯誤があるのかもしれません。ただやはり系列だけに、テレビを観ていたら界 日光の食事のデザートに、界 熱海と同じものがありましたね。これはちょっとがっかりするかも。

マリオットあたりから始まった欧米流のフランチャイズというかアフィリエイトというか、いろいろな契約タイプがあるそうですが、主にホテルの運営だけを行う方式にするようになったのも、確かに物件を所有しているとローンや税金の関係で事業の拡大が難しそうだというのはわかる気がします。星野グループもその方式なので世界展開を目指すのだろうなと思っていたら、そうですと番組で言ってました。ただそれだけじゃ競争力がないので、日本式おもてなしを押し付けてでもサービスするということになるみたいですけど。

それはそれで良いとしても、うちのサービスは世界どこでも同一レベル同一サービスですとヒルトンだったか、聞いたことがありますが、そうなると宿に向かう時に「どんな所だろう」と想像ずる楽しみが減じられてちょっとつまらない気がします。意外性は旅行の楽しみの一つですしね。

だから要は好みの問題なのかもしれないです。

どちらかというと、日本旅館は独自の雰囲気を持ちながら、従業員がそれぞれ自分の仕事をしながらも、女将の現れたときにピリッと締まる雰囲気が好きなんですけどね。

今回はそんなことを考えていましたけど、修善寺、久しぶり。






箱根湯本 ホテルはつはな に泊まってみた

2016-08-14 20:15:24 | 温泉

前回に引き続き2015年8月、箱根湯本 ホテルはつはな。

この宿を選んだ理由は、とある旅行好きの女性に「はつはな、行ったことないの?意外だわ」と言われたことがきっかけでした。

その人は「はつはな」がいい宿だからと勧めたわけではなくて、あなた旅行に良く行く割にしらないの?という話し方でした。

その証拠に、どんな宿なの?と聞いたところ「全然覚えてない」だって。

あのね~・・まあいいけど。

でも彼女は旦那さんから、泊まった宿をあまり覚えていないので「連れて行き甲斐のない女」と言われているそうです。

しょうがないなぁと言ったらウンと頷いてましたけど。

そんなきっかけで、じゃあ泊まってみようかなと思った次第。


ここは小田急で、山のホテルと同じ系列。



和洋折衷の宿。

広いきれいなロビーで着物の品の良い年配の女性が迎えてくれたりして、高級感はありました。



部屋もそうですが、ホテル的なさっぱりした部分もあり、全体的にはやはり女性のほうを向いている宿だと思いました。



自分には印象として「きれいな感じ」しか残りませんでした。







飛騨古川 八ッ三旅館に泊まってみた

2016-08-14 18:51:40 | 温泉

まずい。

忘備録・・備忘録・・すっかり間が空いて、どこに行ったか忘れかけてる。

端折ってでも印象くらいは書いておかないと、と。

ちなみにその時の好き嫌いや気分も残して書いているので気に障った人がいたらごめんね。



昨年の夏、2015年8月、飛騨古川の八ッ三旅館に2泊。


門構えが、好きです。



まずこの洋間に案内されウエルカムドリンクをいただきました。



そのあとフロントを回り込んだ先に小さなエレベーターがあり、その2~3人乗りくらいの狭さにおどろいたのですが、それがまたこの建物の歴史を感じさせてくれるようでした。

建てたころはエレベーターなど無かったんですね。

窓からの景色。



館内は思った通りというか、門構えそのままの落ち着いてしっかりした宿でした。

売店を見ていたら気さくな女将さんに声をかけていただき、ちょっと雑談をさせていただきました。




夕食は食事処で一泊目は個室。二泊目は部屋をいくつかに区切った小部屋。

この宿の食事は印象深かったです。






落ち着いた個室で、決して高級食材ではないけれど地場の食材が上手に料理されたものを、きれいな食器にバランスよく乗せて出てくる。
なるほど、食事処というのは単に食事をする「場所」というもの以上にすることができるんだ、と思いました。
雰囲気のよい食事処というだけではなくて、その場所も食事の一部というか、食器に等しいのかもしれないと思った。


あまり写真は撮りませんでしたが、宿泊した部屋も、中が簾で仕切ったようになっていて、落ち着きました。
ただ全体的には日本人の身長が今のように高くなる前の建物ですので、若干小ぶりな気がします。

お風呂はまあまあですが、なんか湯船につかりながらお酒が飲めるみたい。

周辺の散策もしました。




中一日は車で五箇山まで行きました。



白川郷みたいに大型バスが沢山来ていないので、ゆっくり観光できました。
















海石榴に泊まってみた

2015-03-15 13:34:42 | 温泉

2014年の晩秋、というか11月の末。

奥湯河原へはターンパイクを上って湯河原パークウェイを下る道をよく使います。

その日はターンパイクの入り口あたりから路面が湿っていて、先のほうでは左にテールランプを光らせて霧の中を消えていく赤い車が見えた。

後続車はいなかったので、ホッとしつつのんびりまだらな紅葉を横目に見ながら登っていき、湯河原パークウェイを折り返して霧が晴れたところが今回のGOAL。

でも、宿に着いたころからポツリポツリと、広縁から眺める池に雨が落ちてきましたね。

一度は行ってみたいなと思っていながら、やっぱ敷居が高い感があったりしたのですが、奮発してみました。

大好きな山翠楼の姉妹館なんでけっこうワクワク。

宿の写真を見るとその日と同じように門の奥あたりが雨に濡れているように見えるんですけど、それが落ち着いた雰囲気を出していて、似合います。

もしかしたら奥湯河原自体がこういう薄っすらした雨が似合うのかもしれないなぁと思いました。


車を玄関に寄せたらすぐに若い方が出てきて迎えてくれました。

入って来たのがなんで分かったんだろうと一瞬思いましたが、その理由を考えると簡単な詰まらない答えが浮かびそうなので、その考えを振り払って、案内されたロビーまで。

周りをみると若い従業員の方が結構多くて、ちと意外でしたね。シンプルなロビーでホッと一息。

通された部屋は、池に面していて、うん、と思った。





二間なので、奥行も広がりゆったり感がでるので良かったです。

広縁が池に面していて、コイや背景の紅葉も気に入りました。

おちつくぅ~。

仲居さんが、いつもありがとうございます、って挨拶をしてくれたんだけど、え??初めてなんですって答えたら、山翠楼のほうに何回か泊まってたのがわかっていたようで、そのことみたい。

自分が外しているときにコイの餌を持ってきてくれて、ヨメがその餌の隣にお茶を置いたものだから、うっかり口に運びそうになった。苦情を言ったら、そうそう、仲居さんが間違えて召し上がらないようにと言ってたとトボケた返事をされました。



アナタがお茶を隣に置かなければ・・と言っても聞いてないようなので、コイに向かって餌を投げながら「ねぇ・・」って。

したら、前のコイの頭に跳ね返って、後ろのチビコイがパクッって。



アメニティーなどもしっかりセットされていて、気に入らなければ希望のものに変えてもらえるみたいです。





旅館に泊まってみて、ああ、この宿は夕刊をもってきてくれるのかとか、ここは浴衣を二枚つかえるのかとか、そういうことがいろいろありましたけど、海石榴はそのようなサービスをたいてい揃えているようです。


で、料理なんですけど自分は山翠楼以上のものは望んではいないのですが、海石榴はさらに素晴らしいと思いました。

お箸は利休の濡れ箸です。

順不同。












いままで、京都は別にして、山翠楼と熱海の迎賓館小嵐亭が自分の中でのツートップたっだのですが、突き抜けてしまった。

ただネットの口コミなどをみると中には、昔と比べてがっかり、とか、普通、とかいうコメを見かけますけど、そういう方はどういうところが良いと思っているのか興味があります。自分は、食通なんかではないけれどそれでも、ここがそれほどでもないというなら現在寄れるところでそれ以上の場所も書いてもらいところですね。だけど、まず書いてないんですよね。

とにかく落ち着いて過ごせる宿だったんですけど、お風呂やロビーなどの設備面は山翠楼に比べて小ぶりですから仕方ないですね。

ぢつは、お風呂は期待してなかったんですが、まあ想像どおりですが、驚いたのは「お湯がすごくいい」ってことです。山翠楼と同じ源泉なのかと思ったけど、違うような気がする。結構体にきます。露天の塩素臭が強いのが残念ですが、それでも塩素に勝ってますね。海石榴で湯治なんてありえないけど、病気があれば治りそうな気がする。



で、お風呂上りにロービーで冷たいものをいただいてたら、あーーーーーーーーーー!!!、以前山翠楼のロビーいて、しばらく見なかった笑顔のおねいさん、かな、かな、かな??たぶん、そう。姉妹館だから当たり前かもですが、何故かびっくり&ヤッター感。

一度行ければいいや、と思っていた海石榴ですが、また行きたくなっちゃったなぁ、お金ためて。



テレビで梅沢富美男さんが「海石榴は料理がうんめーんだよ!」って言ってましたけど、彼に一票。







2014年 お気に入りの宿をいくつか

2015-02-22 21:41:38 | 温泉


昨年(2014年)はブログの更新をほとんどしなかった。

でも、ほとんど今までに泊まったところなので、同じところは端折って簡単に書いてみます。

まず2月は都内も大雪のだったときの落合楼村上

もう、何回来ただろう。5回くらいかな。

その日は大変だったけど、雪の落合楼なんてめったに見れないので、楽しかった。





ここは中居さんの印象がいつも良い。変わらないで欲しいとおもいました。

大雪なので帰りはどうしようと思っていたら、社長さんが修善寺まで車で送ってくれました。

相変わらず素敵な宿です。


3月に三養荘

今回は部屋にベッドがある部屋でした。でも全部畳なので和洋室ではなくて、和室。






広くてね、えーとトイレはどっちだっけとか、いつも狭いとこに住んでいる身なので、こういうとこに来ると部屋の中をクルクル。

特に変わったことは無かったけれど、ここへくると現実から離れて、気分的に解放される感があります。


そのあと山翠楼に向かった。

なんども書いてますが、ここは展望風呂がたまりません。






料理も美味しいし、伊勢海老の鬼殻焼きをまた頼んでしまった。


ロビーもホッとするなあ。


5月は久しぶりの下賀茂の南楽

ついたときは女性が大浴場、翌日が男性なんだけど、貸切風呂がたくさん(10個くらい)あるので、満足。

宿も古民家風で雰囲気あります。






料理が少なめで物足りない感じはあるかも。

なにか追加料理があればいんだけれど。



6月は望水

ここも海が近く感じられて癒される感じがする。何度でも来たい。

サービスで「ほたる狩り」に宿のマイクロで連れて行ってくれた。短い時間だったけど、楽しかった。

無料の貸切風呂が最高。






8月はお盆に熱海の小嵐亭

露天風呂がないのがちょっと、と思うけど、料理がとても美味しい。

料理だけ食べるつもりで泊まってもいいと思ってる。





それに中居さんがたまたま去年と同じで「しずか」さん、っておっしゃったかな、この方はいままで泊まった宿の中居さんでもNo1。

とにかく細かい心遣いと、何よりも「粋」。

よく、着物の裾が邪魔になるので、大抵の着物姿の中居さんはベルトを背中から回しているけど、そんなものはつけない方。

身のこなしも素晴らしいと思う。

ウチの奥さんがすっかりファンになってしまった。



同8月にもう一個。五浦観光ホテル 新館

ここは初めてだけど、お風呂がいい。

ホテル自体は結構年季が入っているし、昭和に団体で利用したような雰囲気の宿。朝の入り江を望む露天風呂がとてもいい。





男女入れ代わり。着いたときにはこっちに入りたかった。

あと本館のお風呂にも入りに行ける。車で送ってくれるんだけど、近いから帰りはプラプラしながら歩いてきた。

接客も悪くないですよ。



9月 鬼怒川山楽。

経営が変わったみたいだけど、自分には安心して泊まれる宿。

料理も安定の山楽。




今回は仲居さんが結構良かった。

お礼のはがきも届いた。

ここも部屋が広いから、くるくる回っちゃうのよ、なんか知らないけど。




山代温泉 界 加賀(旧 白銀屋)に泊まってみた

2014-02-09 21:08:03 | 温泉


以前、山代温泉の名前をだすと「ああ、あっちの方で有名なところだよね」と決まったようによく言われたのを覚えている。

そして、今はそうでもないらしいけど、と続く。

なにが「あっち」なんだか。

その後、「あっち」というのはどうやら歓楽系の話のようだと分かったけれど、日本がバブルで沸いていた20年くらい前、宴会旅行花盛りの時代だろうね。。

そういう印象というのは一度広まるとずーっと残るもんだと思った。



ここはもともと古い温泉場で、開湯1300年。それと、魯山人がどうとか、九谷焼とか、今はそこらへんがこの山代温泉の売りみたい。

山代温泉の歴史に、そんなバブルの頃の桃色熱気な話などは載ってないだろうけど、ここに至るまでいろいろあったんだろうなとは、廃業した宿なんかをみると、思う。



古総湯。



詳しくはwiki読んでね。



加賀温泉駅は2回目。一昨年の夏、山中温泉に行った時が初めて。

駅のロータリーを出て右に折れ、30分くらい車に乗ると「山中」。

左に10分くらいで「山代」

そんな感じ。

加賀温泉郷というと「加賀屋に泊まるの?」って、お付き合いで聞いてくる人がいるけど、加賀屋は和倉温泉っ。

まあ、東京からは反対側だしね。しょうがないか。


送迎時間に駅を出たところの待合室で待っててくれたら迎えに伺いますよ、的なことが宿からのメールに書いてあったけれど、混んでいたので駅前をプラプラしてた。ちょっと出てみたら何分も経たないうちに界加賀の旗をヒラヒラさせたイケメンなお兄さんが、目の前を通り過ぎて待合室に向かったので、ピョコピョコ後を着いて行った。



マイクロバスの中は若い女性2人と年配の女性のグループに自分たち。星野のお兄さんが案内をしながら運転してくれた。

若い女性2人って、いろんなところで結構見かけるかも。流行っているの?女二人旅。

送迎の車のなかは落ち着いたBGMがかかってた。


宿の玄関に着くと女性のスタッフが何人かで出迎えてくれてた。界熱海と同じ制服だった。



しかし、1月だというのに雪ないね、しっかり雪歩きの準備していったけど、気温11度だって。


今回この宿にしたのは、星野リゾートは昨年10月に界熱海(旧蓬莱)に泊まっただけだったので、もう一つ別の宿に行ってみようかなということと、総湯の正面にあるということで、今回の界 加賀(旧白銀屋)にした。

行く直前にこの宿をGooglemapで見てみたら、建物の側面が白くなってて、なんだか玄関がちょっと張りぼてっぽく見えたんだけど、入ってみれば落ち着いた小宿風でいい感じ。









ロビーで宿泊名簿を記入しながら、小洒落た器に入った少しばかりの甘酒をすすりながら、簡単な説明タイムがあって、終わると二階の部屋に案内される。




部屋は気に入りました。



床の間に加賀友禅の着物が掛けてあるのが目を引く。

それに広い。青い壁の部屋に泊まりたかったのでここを選んだんだけど、満足。



広縁からの眺めもいい感じ。





魯山人の福の間はこの下あたりかな。


部屋にお菓子は置いてないけど、ロビーにセルフでコーヒーやら冷たいドリンク、大福が置いてある。界熱海もそうだったけど、これは星リゾのお約束事なのかもね。全然OK。



夜ロビーでコーヒーを飲んでたらスタッフがフロントのほうに集まりだした。

反省会とか明日の打ち合わせとか、そんなことをやるんだろうな、と思った。


星リゾのサービスはホテル風味というか、どこの宿でも同じ質のサービスが受けられるようになっているのかも。

慣れれば安心できるし楽かも。

ということは、リピーターが大事だよね。

同じ宿だけではなく、星野グループのリピーターにはひと声掛けたりすると印象が大分ちがうと思う。

テレビでみた宿で、5回も来てる人に、「ああそうですか」みたいな対応してるところがあったけど、自分が経営者なら絶対見落とさないと思うな。

過度に挨拶する必要はなくて、ホントに一言で、客に特別感みたいなものを感じさせられるのに。

実態はないんだから、費用対効果抜群なのに、おしいと思う宿は結構ある。


一階のロビーの脇に旧白銀屋のときの資料部屋みたいのがあって、魯山人の陶器とか置いてあった。

魯山人はという人は陶芸家とか美食家とからしいけど、特に関心はないので、お皿とかをサラッと見ただけ。





宿の露天風呂。




ここのフロントで古総湯と総湯の入場券を割引で売ってくれるので、それを貰って宿をでてすぐ前にある古総湯に行った。


隣にある総湯も入ったけど、雰囲気は断然この古総湯。

塩素臭はあるもののお湯は良いですね。


夕食は蟹コース。









品書きに「お米の産地は係りのものにお尋ねください」って書いてあったから、聞いてみた。

一瞬「来たな」みたいな間があったけど、ちゃんと青森のなんとか(失念)と教えてくれた。

あとで蟹の水揚げ場所を聞けばよかったのに、と言われたけど、そうか・・聞かなかった。


チェックアウトのときに、やっぱり界熱海と同じで、アンケートを記入するサイトのP/Wをくれたけど、前回面倒くさい感じがしたので、まだ書いてない。書かないかも。苦にならない人はいいんじゃない?



お土産に 界 加賀の隣にある「六法焼 惣八」を買ったけど、アンコが甘すぎず美味しかった。

地元の人も、法事でお寺に持っていく土産に買ってたし。おすすめ。

あとね、お土産探しなら加賀温泉駅の駅舎に向かって右側にあるスーパーみたいなところに入ると、特産品や工芸品が沢山おいてあるから、時間があれば寄ってみてもいいかも。








新潟 六日町温泉 龍言に泊まってみた

2014-01-25 21:47:06 | 温泉

今年の正月は新潟・六日町の「龍言」に2泊。

訳あって、箱根から帰ったと思ったら又出発と言う強行軍。

結構痛い(懐の話)んだけど、まあ、趣味(旅行の話)はどうしてもね。


二年連続で大型旅館(古窯・鐘山苑)に泊まったから、今年は田舎っぽくて、しっとり落ち着いたトコがいいなぁ、と思ってここに決めました。

所処の宿で聞いてみると、お正月というのは常連さんというか、泊まって帰るときに来年も予約していく方が意外に多いそうです。

んん~、自分はと云えば、その域にはまだ達していないようで、色んなところに泊まってみたいな。

出費が嵩んでしまったけれど今年は正月休みが長いし、「ま、いいか」ということで。


今回新潟ということで、越後湯沢あたりで大雪を想像してたんだけどそれほどでもなく、路面もしっかり見えていた。しかも思ったより近い。新幹線からほくほく線に乗り換えても、着くまであっという間。

行く前から去年の肘折温泉くらいな大雪をイメージしていたので、スノトレをはいていったんだけど、結果、普通のスニーカーでもよかったかも。

宿の人も今年は15年ぶりに雪が少ないと冬だと言ってました。

六日町の駅を降りたら迎えの方が自分一人だけを待っててくれました。客室数も40室弱だからかもしれない。駅から5分くらいで到着。



龍言の写真をみると門が大きく見えて印象的だけれど、下から見上げるように撮っているからだろうな、と思っていたらその通りで、こんな感じ。



広間。



移築した建物だそうです。移築と言えば自分は下賀茂温泉の南楽を思い出すけど、比べてみると龍言はかなり広いく、雪国だけあって柱も太いし、廊下も長い。



こういう所は何となく移築しました感がでてしまうんだけれど、この宿は時間がたてばそれも馴染んできそうな気がする。

宿の中をウロチョロしてみたけど、結構広かった。







部屋の中は掘りごたつもあって、やっぱ古民家風。







どこの柱もしっかりしているから、閉めるとき大きな音がして、他の部屋の音も聞こえてきたりする。廊下を歩く音もたまに聞こえるけど、軽く安っぽい音ではなくしっかり響く。

これをうるさいと感じる人も中にはいるかもしれないけど、しょっちゅうバタバタしてるわけでもないし、他に騒音がある訳でもないので、これはこの宿の特徴だと思う。

むしろ他の人の気配が感じられていいんじゃないかな。古民家とはそういう所なのかもしれないし。

温泉も重厚感があってよかったですね。





なんかのCMで使われたそうです。

朝食は大広間で頂いたけど、普段は部屋食だそうで、お正月だから獅子舞があったから広い場所になったとのこと。






前日は子供たちが獅子舞に頭をかじられて大泣きしたそうですが、二日目は慣れて余裕の笑顔を見せてました。子供の順応力はすごいですね。

この獅子舞、宿の人がやってるのかと思ったら、地元の方々がきて演じているそうです。

こういう催しは宿の方が結構多いんですけどね。

夜には民話を聞かせてくれる方が見えるのですが、この方も専門家で、声の出し方がプロでした。素晴らしい。

宿の接客も丁寧で、初日の夕食時には女将さんが挨拶に来られました。元気そうな方です。

年配の落ち着いた方や、若い中居さんも良くやってくれました。

朝食の時に、偉いというか、大変だなぁと思ったのは、ご飯のお代わりで高齢の男性に声を掛けた時にその客が不機嫌そうに右手でシッシッとやったんです。若い中居さんは笑顔で挨拶をして下がりましたけど、見ていてこちらが不愉快になる客ですね。でもその中堅と思われる若い中居さんはgoodjob。

二日目はちょっと出てみたいと思い交通の足をどうしたものかと思案していたら、宿の車で連れて行っていただけるというお話で、牧之通りまで送り迎えしてもらいました。これはありがたかった。

その牧之通りはお正月でお休みのところが多かったですが、行き帰りの車窓から六日町の雪景色を楽しめました。





お昼は向かいに食事処があって鍋焼きうどんが美味しかった。

部屋数が少ないせいか、宿の中もお正月でもごった返すようなことはなく、雪景色を見ながらノンビリできたお正月でした。






熱海 迎賓館 小嵐亭に泊まってみた

2013-08-25 16:21:47 | 温泉

熱海 迎賓館 小嵐亭に泊まってみた。



お盆休みを利用して今年に入って2回目の熱海。

例によって快速アクティーね。これに乗っちゃうと新幹線なんかには乗れないね、ふんっ、っと。

前回4月は石亭に1泊。今回は夏休みということで小嵐亭に2泊。

場所は石亭のご近所でした。

宿名の「迎賓館」という枕詞がどうもなぁ、と二の足を踏んでいたのですが、気にはなってました。

なんでかと言うと、名前のインパクトの割にはHPをみても特徴が感じられないんですよ。それにこの頃は当たりまえの露天風呂もないし、特に変わったサービスが有りそうな様子でもない。流行りの宿中エステなんかもない。エステなんかは自分らにはどうでもいいんですけど、露天風呂のほうは客の要望が結構あるんじゃないかな、と思ったりするんです。

そういうのを知らんぷりしてるようなところが、逆に何かあり気で、ん?と思った訳です。

好みはあると思いますが結論から言うと、大変気に入りました。

到着後、ロビーでのウエルカムな抹茶と和菓子ですが、男子には黒い茶碗(織部?)。



茶道の心得など全くないのですが、この茶碗はシゲシゲ、ちょっと目が離れなかった。気分もムフフ。


さりとて格式ばったり気取ったツンケンな感じというのはないですが、ただ全体的に過度なサービスはしてない模様。

アメニティーもシンプル。風呂場のセットなんかも高級シャンプーなんかではなく普通のものだし、置いてあるマッサージ器も少し地味なものが一台。





バーを利用した湯上り処には、セルフのドリンク(3種類)の機械がポンと素っ気なく置いてあるだけ。エレベーターの中にベタベタ広告を沢山貼ってある宿もあるけど、ここはすっきり。イベントもないし、土産物も少々。



館内を特別に飾り立てる訳でもなく、客をあから様にチヤホヤするわけでもないので、そういうのが好きな向きには合わないかな。

でも風呂場には大小のタオルはちゃんとセットされているし、外出からもどると部屋番号を言わなくても鍵をスッと渡してくれる。

離れもあって、そちらの方は内風呂が源泉かけ流しらしいです。



部屋。







そんなんで何となくこの宿の食事を楽しみにしていたのですが、期待どおり。美味しいものが食べたくなったらここにしよう、と思いましたね。

いままで泊まった旅館で食事が気に入っていたのは湯河原の山翠楼ですが、ここが加わりツートップになりました。

世間にはもっとお高い宿もありますが、ここより美味しいって想像つかない。わたくしには。

そういう宿は、たぶん高級食材や高い器を多用してるのかもしれないですね、あと設備費とか。泊まったことないけどね。

まあ一度はそのうちの何処かに行ってみようと500円貯金してますけど。

自分の食べたい好みは、どちらかいうと、高級食材よりも身近な食材で厳選されたものを職人さんの技術で美味しく食べてみたい、という方なんです。



連泊して2日目の食事はどこもそうだと思いますが、少し変り種というかご飯から釜飯みたいにいろいろ中身も変えてくれるわけですが、初日に蕎麦アレルギーはございますか?と聞かれた割に出て来なかったので、あれ?と思っていたら2日目でした。

夏真っ盛りなだけに、1日目は品書きの食事のところはご飯ではなく「冷し梅ソーメン」2日目が「冷し蕎麦」。

ウチの奥さん、「冷やし梅ソーメン」ではテンションが下がってたみたいですけど、出てきたのをみてホッとしてました。梅を麺に練りこんだ安っぽい赤ソーメンか何かを想像してたみたいでしたが、ちゃんと白い美味しいソーメンで、そぼろ風の添え物に少し梅が入っていただけでした。

それまでの量からご飯はキツイかな、と思っていたので麺は助かりました。

出てくる小皿も触ってみるとそれぞれ冷やしてあるから、涼感たっぷりで、体温も下がったような。

二日目に中居さんが少し照れながら「鉄火巻」です、と逃げるように置いて行ったものをみると、どこから見ても鉄火巻。この流れでなんで、鉄火??

まっいいか、と食べてみたら、なんだこれ?

プチッと海苔を噛んでみると、シャリもまぐろも柔らかさがプリンのよう。

これ、大トロじゃん。

ホントの鉄火巻ってこういうもんなの?それとも遊び?

ちょっとびっくりしましたが、駅ナカの三崎丸じゃこんな鉄火巻たべたことなかったです。

あと、サケ(実際は鱒ですけど)の切り身は皮まで食べられるし、朝食のアジは三枚に下してもこの厚さ。なんか特別にこの宿で注文したらしいです。



海苔とかものすごく細ーく切ってある。

鱧とか高級食材もチラホラありましたが、自分はこういうのが好き。

最後にデザートでグレープフルーツを半分出されたことって、いままでないかも。ちょっと面倒だな、と思ったら一区画ずつ切れ目を入れてくれていて、スプーンですくうだけだった。表面に少し振ってあるザラッとした砂糖、まあ、聞かなくてもどうせ和三盆だろうな、と思いました。味のわかる者でなくてスミマセン。

そんなんで、料理に満足したわけですが、実はもう一つ、素晴らしいと思ったことが。

Sさんという中居さんです。

年配の方ですが着物での立ち姿や所作もいちいちキレイ。布団をひいてくれた後、正座で退出の挨拶を受けた時はシビレました。

こちらとしては「いやッ、そんな大そうな者ではございませんので」みたいな感じ。こんなときはどういう風に挨拶を受けたら様になるんだろうか、とか考えちゃいましたよ。

食事中も「少しお出しするのが遅いかもしれませんね」と流れをコントロールしているみたいだし、細かい気の使い方も素晴らしい。

このごろどこも大抵の中居さんは結構愛想もよくて、それなりの接客訓練を受けて親切だったりするんですけど、やっぱ地元のおばさんだったり、アルバイトっぽい「~でよろしかったでしょうか」しゃべりの若いひとだったりですよね。料理の出し方にしても宿側の都合になるから妙に間が空いたりすることもあるし。

この中居さんは明らかに違いますね。プロというか何らかの修行を経てきている気がします。

さすが熱海。

そんなんで、暑さ全開の熱海を歩いてみました。

30分くらいの周遊船にのりました。







海水が濁ってあまり魚が見えなかったんですが、このチビの魚がぐるぐる何回も周ってサービスしてくれてました。皆気づいたようで一躍人気者。



昼食は一日目が海鮮の季魚喜人(きときと)



二日目は洋食で有名なスコット。



外に出てから「美味しかったけど良い値段とるねぇ」と言ったら外からコックさんが出てきて聞かれちゃった。ごめんね。

途中に喫茶店の「加奈」と言う店に入りました。ほとんどがカウンター席ですがサイフォンで煎れるブレンドコーヒーが美味しかった。カウンターに先客が数名いましたが、広いので距離をとって座れます。その先客には何気に粋筋の方のような雰囲気があり、コーヒーがさらに美味しく飲めた。

熱海の食事は駅前もいいけど、清水町あたりまで奥に入った方が空いてるし美味しい店もありますよ、って書いてあった「熱海散策(熱海観光おすすめ情報)」っていうブログを参考にさせてもらって選びました。




浜名湖 舘山寺 ホテル九重に泊まってみた

2013-08-09 21:02:16 | 温泉

浜名湖と言うと、情けないことにいきなり地理があやしくなってしまう。

Googlemapをみるといつも降りてる沼津ICからさらに南に下り、名古屋らへんに蟹の前足のような渥美半島があって、そのちょっと手前の虫に食われて穴があいているような場所。

伊勢湾・三河湾の周囲をググッと縮小したような形で、むしろ遠さ加減が関西ぽいんだけどまだまだ静岡県の一員として立派に頑張っております、っていうエリア。

んでもって、実際に行ってみれば日本地図に比べると人間って小さかった、っていうか小さい穴ぼこと思ったところが、ロープウェイで大草山に上ってみれば、複雑で大そう立派な景観でしたね。





真ん中のひと際大きい建物が「ホテル九重」↓。



早目に出発したのでお昼に舘山寺に着いたんだけど、浜名湖と言えばウナギだからと、店を探しているうちにホテル九重の入口についてしまった。



とりあえず車を置かせてもらってウナギ、でもたぶん夕食にも出てきそうな気配もあったんだけど、食べ比べを兼ねてね。店名は忘れたけど近所のスーパーで買うより大分美味しかった。

そのあと散歩がてら舘山寺の遊歩道やら海水浴場やらを歩いたり、





大草山のオルゴール館に入ったり。



オルゴール館なんていうのは観光地ならどこにでもあるけれど、これが意外に良かったんですよ。





自動演奏の機械。



目に見えないラフマニノフがあたかもそこで弾いている風で、指の動きが見える様。
感動してしまった。

途中「華咲の湯」という日帰り入浴施設がある。ここはホテル九重の系列らしくチェックインしたとき無料券貰っていたけど寄らなかった。



3:00を回ったので宿に戻ってカウンターに行ったら、職場のエライさんとバッタリ。まいったなぁ~と思いつつプラーベートだし、声を掛けるかどうか迷ったけど、一応挨拶しました。でもなんか、ちょっと親近感が沸いたかな。

部屋はこんな感じ。



夕食までにサンセットクルーズとか無料で船に乗せてくれるらしいので行った。250人乗りだけどほぼ満員。これは参加お勧め。20分で時間もちょうどいい。



魚、跳ねてるし。



撮るの、ちょっと大変だった。

夕食は食事処で、でも一時間半くらいは覚悟してたんだけど50分で終わっちゃった。早っ。



ロケーションはいいけどね。

で、やっぱウナギがでましたね。蒲焼と白焼きの小さいやつ。でもね、美味しい。外の昼に入った店より上品な味だし、うなぎを食べるならここでいいのかな、と思う。

ただそれ以外は特に印象に残らなかったな。アワビも出たけど、これは前回の鬼怒川山楽の肝ダレを和えたアワビの方が断然よかった。逆に山楽の料理って美味しかったんだと改めて確認できたような。

舘山寺温泉の開湯は昭和33年だって。比較的新しいんだね。舘山寺が古いから温泉も古いのかと思った。寺と同じころに開湯だったら全国温泉掘削人の弘法大師が発見!とかという話になってたのかもね。

九重の大浴場は男女日替わりで細かいお風呂が沢山あるんだけど、日帰り入浴施設みたいで自分的にはイマイチ。



それより個人客には別途専用スパラウンジっていうの?オートロックマンションみたいに暗証番号を入力して入るエリアがあるんだ。そこの露天風呂の方が温泉らしく落ち着いていいと思うよ。マッサージ機や無料のドリンクも種類があった。インターネット環境もあったし。





帰りは近くのフラワーパークに寄った。何故か入園料がタダ。めぼしい植物が旬じゃなかったからかもね。でも広くて回りごたえは十分。











怪獣にも襲われた・・。





鬼怒川温泉 山楽に泊まってみた(4回目)

2013-08-09 20:52:03 | 温泉


7月上旬、職場の人と3人で、旅行と言うよりも用のついでに鬼怒川へ。どこでも良いと言われたので慣れている山楽に泊まったがもう4回目になってしまった。

直前に調べたら経営が7月から変わっていた。

宿の人に聞いたら少し口ごもったけど、旅館自体は変わっていないので安心してご利用くださいとのことだった。泊まってみても、特に変わってはいないようなので、まあ気にすることもないかな。

東武の鬼怒川温泉駅について送迎を頼んだらセンチュリーでやってきました。いつもセンチュリーが置いてあるので何だろうと思っていたら送迎に使っていたようです。

新しい話はこのくらいですね。

料理も美味しかったし、相変わらず楽に過ごせる宿でした。

ちなみに過去の山楽のブログはこちら。どうやら書くのを一回抜かしてるみたいだなぁ。

二回目
三回目


湯河原 山翠楼へ泊まってみた

2013-05-26 18:20:27 | 温泉

今年のGWは家で大人しくしてようと相方に相談したら、ご不満の様子。

御殿場のアウトレットに行こうという事になって、せっかくだから山を越えてお気に入りの湯河原・山翠楼に行くことにしました。

GWだし、アベノミクスだしで渋滞がすごかろうと想像していたのですが、首都高を使わなかったせいもあって意外に早く着いた。

でもアウトレット前の駐車場は満杯。バスで駐車場から送迎。

そのあと芦ノ湖スカイラインで山翠楼へ。

もう4回目だし(1回目  2回目  3回目)書くことも重なってしまうところです。

とりあえず部屋で一服。広い部屋を用意していただきました。

こんな感じです。





そのあと大好きな展望風呂を満喫。海を見晴らすお風呂というのは結構ありそうだけど、山の中でこのロケーションは何度来ても素晴らしいと思う。アルファベットの「V」の字の真ん中から見下ろす感じの景色です。

休日だけに子供が沢山いて元気にはしゃいでいた。湯船の脇にサマーベットみたいのがあるのでタオルで大事なところを隠しウトウトしてしましました。気が付いた頃にはその賑やかさもすっかり引いて「ん?」食欲をそそる夕食のにおいが立ち上ってきた・・。



今回も楽しみにしていた伊勢海老の鬼殻焼きを注文。相変わらずくせになる苦甘のタレが美味しいですが添え物の蕗?を合間に放り込むと口の中をピリッと締めてくれる感じがしました。



また、お造りのカンパチにびっくり。日頃カンパチを食べても近くの550円の丼ものに入ってるやつとか、スーパーのお刺身くらいなのですが、あ、普段食べてるのは別物なのね、と思いましたね。独特の堅さがあっても歯が脂にのってスーと入っていって、こんなの初めて。

中居さんから、料理の内容が変わって20分ほど余計にかかるようになりましたと説明されました。客の要望に添っていろいろ工夫しているんだとおもいますが、自分にはちょっと長いかったかな。

途中しゃぶしゃぶが出てきて、以前はしゃぶしゃぶなんてあったかなぁとか思いながら普通に食べてたのですが、やはりこのタレに自分は弱いですね。ゴマダレと醤油ダレがありますが、特に醤油ダレの方。

余った小皿のタレを飲みたいくらい好き。

世の中には美食家というか、舌が肥えている人も沢山いるので、食材の名前も危なっかしい自分がどうのこうのはおこがましいですが、それにしてもこの宿の料理は自分に合いますね。

料理の写真も沢山撮ろうと思ったのですが、先に箸が出てしまいその繰り返し。

「待て」のできない犬のよう。。

他に変わったのは朝ごはんにもお品書きがつくようになったとのことでした。

帰りに姉妹店の海石榴の庭を散策させてもらいました。







海石榴、宿はどんな感じかな・・。



伊豆 熱海石亭に泊まってみた

2013-04-28 16:43:32 | 温泉


「熱海」というと温泉、「アタミ」というと海外にありそうなソレ系の店のイメージ、ないっすか?

ないですよね・・すんません。

熱海方面は例によって東京駅のグランスタで駅弁を買って、「快速アクティー」のグリーン車(土日は750円!)でGO!。けっこう旅行気分を味わえるですよ。この区間は新幹線いらないなぁ。値段高い上に着くのが早すぎるし。

んで、今回は「あたみ石亭」。

送迎はないんです、ここ。なのでせっかくだから裏道などを歩きながら宿へ、と思ったら所々昭和の面影を残しているところがあり、けっこう楽しかったから宿に着くまで一時間半もかかってしまった。

うぐいす餅の「ときわぎ」。







アーケード。



民家



芸妓組合。





福島屋。いつか泊まってみようと思っとマス。



さらに歩いて起雲閣のお風呂。昔のだれだかの別荘で、その後旅館になってからいろんな作家に好まれたというような話です。



そして石亭、この看板・・昭和だなぁ。



石亭というと一字違いでラブホチェーンの「石庭」を連想する向きもあるかも。そんな貴方は紛れもなく昭和の人。

この石亭は熱海のほかに湯河原と修善寺(鬼の栖)にもありますけど、こちらが初めての宿泊。

隣接してワンランク上の桜岡茶寮という、所謂「別邸」もあります。部屋つきの露天風呂はあるでしょうが庭がつながっていて行き来できるので大浴場は共通ぽい。



石亭に戻って今回は離れ。



ですが、ほとんどがこのタイプのようで、特に安い部屋だったので入った瞬間に部屋も狭い印象がありました。



でもよく考えると、その狭さは昭和の窮屈さに通じるものがあって、懐かしいだけではないネガティブな昭和も思い起こさせてくれる感覚があり、リアルな記憶が蘇ってきました。

そうそう、なんでも窮屈だったような気がする。飛行機だってプレミアムエコノミーなど無いし、マンションというか団地は2DKが標準だったし。

だからそれはそれでよかったです。小さい庭もついていて地味に楽しめましたし。

なんと洗面器がおいてあって泣かせますね。



で、ここの接客ですけど、いい意味で「慣れている」という感じがしました。一歩さがって中居さんの丁寧な挨拶から始まり、食事の際も事細かに説明してくれるし、とにかくいろいろと気を使ってくれているのがわかりました。

ある共同浴場の場所を中居さんに聞いたら知らなかったみたいで、あとで調べておきますとのことだったから、悪いと思って「いや、別にかまいません」と答えたのですが、帰り際に教えに来てくれました。

「後ほど調べておきます」と言われて「分からなければいいですよ」と言った場合は結構そのままになりますよね、ほかの宿だと普通。

宿を出るとき、その共同浴場はさて右に行ったものか左かと番頭さんにその場所をもう少し詳しく聞いてみたところ、すかさず教えてくれて、中居さんが調べてくれた痕跡がしっかり残っていて恐縮してしまった。

これが中居さんだけでなく、荷物を運んでくれた番頭さんや大浴場の掃除の方までみんな良い印象。

帰りは裏口から出たんですけど、そこに「公道でも私語を慎むように」みたいな従業員用の張り紙があって、「おおっ」とか思いましたね。なんか接客が良い理由がわかった気がする。

その他のサービスも宿に到着して部屋でウエルカムドリンクの抹茶と菓子から始まって、風呂は大小のタオルが置いてあるので手ぶらでOKだし、朝刊も部屋に届けてくれる。貸切風呂には無料マッサージ機。たいていのサービスはそろっているんですが、他の宿でも同じサービスのあるところは多いけど、この宿を真似したんじゃないかと思うくらいスムーズ。

夕食は忘れちゃったけど、これも微妙に昭和っぽくて面白かったような記憶。ご飯が美味しかった。北海道のなんとかというお米。それも失念。

お風呂場はまあ、街中なので廃品回収のスピーカーが聞こえてきたりロケーションは仕方ないかもしれないけど、まあまあ。内湯がないので冬は部屋風呂で体を洗った方がいいかもね。





洗い場



脱衣所のタヌキ。よおっ!ってか?





よく旅館に泊まったら「心づけ」をどうしますか?みたいな質問がネットにでてますね。ウチは奥さんが「ちょっと」って感じなので包まないですし、いまは殆ど渡している人はいないようですね。

自分だけの時とかは、ちょっと余計なことを頼んだり迷惑かけたときは渡す時もあります。タイミングは後出しですけど。先出しは「ワイロ」ですからね。でもまあ普段は渡さないので、そのかわり部屋に置いてアンケートみたいなものに部屋係さんへのお礼を書いておけばいいんじゃないかなと思ったりします。

そんなんでしたが全体的には、今風の小ざっぱりしたようなオサレな宿ではなく、比較的近い古いさを感じさせるところでした。こんどはお金ためて桜岡茶寮に泊まってみようかなと、ちと思った。