忘備録

温泉の記録とか日記とか、何を考えていたのか思い出すための記録。

清里高原ハイランドホテルに泊まってみた

2019-06-02 13:58:00 | 旅行

旅行を計画し、宿を検索していて「清里高原ハイランドホテル」という名前が目に留まった時に、この宿を特に検討もせずそのままスルーして候補から外してしまうとしたら、もったいないと思います。

初めて宿を予約したときには「いい宿だとよいけれど」とは誰でも少なからず思うものですが、宿を選ぶ場合に何気ない思い込みで選択から外してしまったりすると、せっかくのいい宿も漏れてしまう場合があるので、もったいないと思います。

例えばこの清里というエリアですが、昔の大きなブームになったことを覚えている世代は、なんだ清里かと思うかもしれないし、乱立したペンションのエリアというイメージが強く残っている方もいるかもしれませんし、或いは清泉寮とソフトクリームから女性が好む場所と考える方もいると思います。

ですが、ここは一旦清里ということを置いて「HOTEL」「宿」として考えてみることをお勧めします。

到着してみて感じたのは、日の暮れるころ森の中で見つけた小さなホテル、という印象でした。

国道から折れてまず見えたこのゲートですが、ちょっと複雑な印象でした。



良くとらえた方がいいのか、がっかりした方がいいのかわからない。

先に進むと右側にわずかにホテルの建物がみえてそこだけを見ると「小さいペンション」かもと思う。

そしてさらに奥へはいると森の中の広場といったような駐車場があります。

この駐車場は普通の四角くラインで区切られたものではなく、森のような囲まれ感のある雰囲気の良いスペースになっていて、先ほどのちょっとした不安から、こんどは建物の中はどうなっているのだろうという興味に頭が切り替わるのに良い場所でした。
端っこにEV充電スタンドも2本立っていることが、館内の設備も揃っていることを想像させてくれます。

ホテルの夜景



到着する前に宿泊がホテルということで、汗は大きいところで流したいと思い、到着前に日帰り温泉施設で入浴を済ませたのですが、必要なかったです。

部屋のユニットバスの他に、別棟の音楽堂にカップルとお子さん一人くらいなら余裕の広さの自由に入れる貸切で、温泉ではありませんがすこしお洒落なお風呂(無料)が3つありました。窓をすこし解放すると涼しくて木々の香りが入ってきました。シャンプーは椿です。







宿泊したときは、その別棟のお風呂コーナーの反対側ではちょうどこの日からクラフト作家さんの展示会がありました。

ホテルの小さなフロント脇に戻りますが談話室があります。

いろいろな雑貨や作品が所狭しと置かれていますが、雑多なようですが妙な統一感もあって、その統一感は部屋の中にも続いています。

ホテル内と部屋の中とがざっくり切断されてしまっているホテルもありますが、この規模のホテルだと目も行き届くせいか自然な流れが出来ている気がします。





たまたまご厚意でキングサイズベッドの部屋に入れていただいたようで、リラックスできましたし、シモンズベッドでよく眠れました。





実はここまでは前置きみたいなもので、。

本題は「食事」です。

洋食は和食に比べて圧倒的に機会がすくなく、ドラクエで例えればLv5から10くらいの経験値ですので、参考にはならないかもしれませんが、それでも宿代=食事代かも・・・ということは宿泊はタダなの?と思えるような内容でした。

あくまでLv5から10くらいの経験値ですからね。

くどいですが。

なかでもサラダとコンソメスープとお肉のソース、うまい表現はできないので簡単に言うと、美味しい。

この透明感。スープはやはり食べ物という感じです。



ゴージャスな朝食のサラダ。



以前このブログでも記事を書いた中禅寺湖のとあるホテルよりぐッとくるものがありました。

フォークやナイフが何本も並ぶとちょっと構えるのですが、給仕をしてくれる方がとてもフランクで、使い方が分からなかったら伺える気軽な雰囲気もあり丁寧に教えてくれるのですが、さすがに忙しいときはためらいがちに聞いた方がいいかもしれないです。


そして中には愛煙家もいると思いますが、こういうご時世なので館内禁煙です。

ですが、敷地内全面禁煙、つまり愛煙家を排除しているところではないので大丈夫です。

場所がありますので、チェックインの時に喫煙可能な所を聞いてみると、いくつかあるので教えてくれます。



なんか昔行った、ロイヤルハワイアンというホテルの喫煙場所を思い出しました。



思うのですが世界的に禁煙の流れになっていることはわかります。

しかし世界的な潮流ということであれば多様な価値観を認めるというのもおなじ流れのはず。

分ければいいだけなのに、どちらか片方を取るというのはご都合主義かもしれないですね。

そのご都合主義も多様な価値観の一つであればそれはそれでいいのかもしれませんけど排除はいかがなものかと。

このホテルは「一旦清里ということを置いて」と書きましたが、それは清里に限らずどこにあってもいいと思える宿だからです。

こういう所もあるよ、と特に若い人におすすめしたいですが、どの年齢層でも幅広くホテルを楽しめるのはずです。

もちろんいろいろな好みや基準を持っている方がいるのは当然です。

が、自分に合うかどうかを試す価値はあるホテルだと思います。

駐車場を出たところできれいな青空が広がりました。













台湾 日月潭 ザ ラルー(The Lalu)/涵碧楼大飯店 に泊まってみた

2016-08-14 20:24:05 | 旅行

台湾 日月潭 ザ ラルー(The Lalu)/涵碧楼大飯店

2015.9.18~22ですね。

親戚と台湾に行くことになって、The Lalu に宿泊するとのことでしたので、予約しようとネットでさがしたのだけれど、扱っているサイトがない。

???


ホテルのサイトからの予約もすべて満室表示でした。


今探してみたらBooking.comとHISでありましたけど。


???なんでかな?


結局、親戚にお願いして予約してもらいましたが、直接ホテルに電話してくれたそうでレイクサイドビューを取ってくれました。


でも料金がだいぶ高いですね。やっぱ他の宿を探そーかな・・なんて呟いたら「うちが誘ったんだから出してあげるよ」と太っ腹なお言葉。


いやー持つべきものは親戚です、って兄弟なんですけどね。


見てないとは思いますがこの場でこっそりとお礼申し上げます。



台湾に到着後まずは 台北の圓山大飯店(グランドホテル)に一泊。

大きなホテルです。





士林夜市とかタクシー行きましたけど、ま、特にこれといったことは。


ところで台湾はタバコが厳しいので愛煙家は注意が必要です。

ベランダでの喫煙もNGの模様。

ここは最上階に喫煙ルームがありました。


その後日月潭にワンボックスカーで。

途中サービスエリアに寄りましたが、なんか普通のショッピングセンターのようですが、そほはかとなく外国感があってよかった。

そこで気が付いたのですが、台湾の人って、室内以外はタバコガンガン吸ってるんですね。

ポイ捨てし放題って感じ。

なんかよくわかんない。


で、ザ ラルー(The Lalu)。




全室スイート。

全館禁煙です。

まあ部屋が広いこと。さすがに快適でした。








ちょっと驚いたのは部屋の掃除にホテルの人が5人くらい入って来て、リーダーの指示のもと手際よくあっという間に片づけていきました。

それと日本語24時間対応だそうです、フロントだけでしょうけど。

ローケーション的には日本でいえば箱根の山のホテル的で、ホテルの方たちの服装が星野グループ的な感じがしました。

ホスピタリティーとか、おもてなしとか、いまいち意味がよく掴めないのですが、接客という意味で使えば「適度」とういう感じがしました。

ただ、お茶をいただける場所があってそこに行ってこのホテルのクーポンを見せたのですが、関係ない別の場所を指示されました。

あとから聞いたらやはりそこだったのですが、なにと勘違いしたんだろう?クーポン見せたのに・・。

どこのホテルでもそうでしょうけど、なにか変だなと思ったらフロントに確認に行ったほうが良いですね。



ここはアマングループのホテルなので、交通の便は良くないんですが、その分独特な雰囲気があります。

ちなみにこのアマンはもともとインドネシアの実業家が始めたのですが、ホテルをあまりに辺鄙なところに建て高額な料金設定をするので、当初銀行がお金を貸さなかったらしいです。

でもなんとかお金を工面して経営を始めたら大成功。たしか、最初はタイじゃなかったかな。

これマメ知識(確認要)。


プールも湖に向いているお洒落な作り。





この池の建物はさっき書いたお茶を飲むところ。木村拓哉がCMで使っていたような。



ホテルの下にある蒋介石が使っていたという船着き場。



このホテルの歴史的なことはホテルの脇に建っている記念館に入るとよく解説されていますので関心があれば寄るといいと思います。



船を借り切って湖一周。朝早くが良いです。8時過ぎると他の船もたくさん出てきます。





食事はバイキングっていうの?、ビュッフェっていうの?、勝手に取ってくるやつ。

結構おいしそうなものもありました。

はちみつがハチの巣ごと置いてあったから、少し切ってコーヒーの砂糖代わりにして入れてみたけど、変?

まあ高級感漂うというよりは隠れ家的なホテルでした。


そのあとまた台北に戻ってシェラトンに一泊でした。





ロイヤルハワイアンに泊まってみた

2014-08-24 16:53:33 | 旅行

ブログ書こう書こうと思いながら、もう夏真っ盛り。

2月からもそこそこ出かけてはいるんだけど、気に入ってる同じ宿ばかりになってしまった。ので、あとでまとめて書こうかなと思っているうちにロイヤルハワイアンになってしまった。

ハワイから帰って比べてみれば、日本の方が暑かったですね。

もうね、日本と言えば「喧嘩うってんの?」くらいな暑さ。


結婚式は去年からお誘いの連絡を頂いていたのですが、まだまだと思っているうちにアッと言う間に迎えてしまった。

でもハワイに行くのには、困ったなぁっていうことがいくつかあって、少し気が重かったんですけど、ラッキーなことも重なりクリアー。

まず飛行機の乾燥。ハワイまで9時間くらいかかると思っていたんだけどJALの直行便で、行き7時間、帰り8時間だった。それでも6時間を超えると辛いのよ。特に夜間飛行は寝れないのであります。

たら、4日まえにJALパックから電話があって、行きだけビジネスクラスにアップグレードしますって留守電が入ってた♪

ゆったりした席で、ほぼ水平にリクライニングできるもんだから、楽は楽。でもやはり機内温度と乾燥がダメだった。ネットでビジネス搭乗記みたいなブログがあったから読んだら、全く同じだった(沢山あったけど「日本航空ボーイング787-8 ビジネスクラス搭乗記 」で検索して一番にでてくるやつ)。





その人はお金持ちみたいなので、自分とは感想は全く違うけど、機内はそこに載ってるような感じ。

それ読んで、お客さんは名前で呼ばれるんだぁと知ったんだけど、ホントだった。でもご飯はあんな狭いところから出してくるんだから期待しちゃダメでしょ。どうせレトルトなら、「金のハンバーグ」かそのシリーズの方が絶対美味しいと思う。でもご飯は炊きたてだった。自分はお酒飲めないけど、相方はワインやら何かわかんないやつシコシコ飲んでた。食事になるとエコノミーとの境にカーテン閉めてた。

CAの人が見回りにちょくちょくくるんだけど、こんなところが少し鬱陶しいかな。以前バンコクからマイルでビジネスに変えた時も、お酒は要らない、水だけでOK、自分が寝てたらご飯もいらないから、ほっといてもらえませんか的な事を伝えたら、それでも申し訳なさそうになんか持ってきたっけ。決まりなのかな。

でもまあ、オーバーブッキングとは言っても、アップグレードなのでさくらラウンジも使えたのが良かった。喫煙室も広い。

二番目がそのタバコ。ハワイは厳しいらしく、吸う所が限られていて、全面禁煙のホテルもあり、喫煙できる部屋があっても全体の2割を超えてはいけないそうです。なのでいきなりタバコをストップするとストレスで変調をきたすので数か月まえから体を慣らすというか、コントロールできるように調整していました。早めに対応しすぎて、タバコを止めそうになってしまったけど、結局喫煙ルームを確保して貰えたので、この問題はクリアー。でもタバコを吸う人はハワイを選択すべきじゃないと思った。地元の人が歩きたばこしてるのを何回か見かけたけど、外国人はチクられて罰金払うんだと思うよ。

三番目が英語。ハワイは日本語でどこでも大丈夫だよーとよく言われるのですが、まあ、ショッピングなどはその通りですが、ロイヤルハワイアンのフロントでチェックインするときは英語でした。簡単な英語ですけど、部屋をいろいろ探してくれたので結構カタコトで話しました。端末では部屋一杯だけどって、いちいち電話でフロアーに確認してくれて、希望通りになりました。ただフロントの反対側にあるコンシェルジュのカウンターの白人は、日本人は日本語だと思って嫌がる雰囲気があった。なんか聞こうと思ったら、フロント行ってくれと身振りしてた。君の仕事だと思うよ、レストランの案内や予約は。面倒くさいから日本語通じるJALパックのアロハラウンジで頼んじゃった。アロハラウンジは結構使えた。JALパックはいろいろと役に立つ特典があっておすすめ。乗らなかったけど、トロリーも混んでるJCBのピンクラインじゃなくて、レインボートロリーとかいうヤツ。空いてて本数もそこそこ。でもレストランのクーポンとかは割高だから他で頼んだ方がいいかもね。

ハワイ旅行は心配した割にかなり楽しかったんだけど、それは宿がロイヤルハワイアンだったことが大きかったと思う。





ワイキキ周辺の喧騒はすごい。きゃりーぱみゅぱみゅもいたけど日本人も沢山。








京都の2寧坂、三年坂みたいな雑踏をすり抜けシェラトンワイキキの奥に進み、茂みの中のホテルに戻るとホッとする。他のホテルも見たらロビーまで喧騒を引き込んだようなにぎやかさなので、それらと比べるとロイヤルハワイアンの落ち着いた雰囲気は、ホントにここで良かったと思った。





本館は海の見えない部屋ですが、タワーならオーシャンビューが空いてますよって言われたけど、迷うことなく本館。似てるわけではないけど、タイプ的には宮ノ下の富士屋ホテルが近いと思う。













パナマ帽屋さん。そうとう有名らしい。

文二郎のパナマ帽をかぶっていたら、この店のオジサンにいい帽子だね、って褒められちった。

ちょっとうれしかった。





朝食付のツアーなので、こんなのを3回食べた。





よせばいいのにエッグベネディクトっつーの?これうっかり頼んけど、ぢつは甘いのも玉子も苦手だったのですよ、わたくしは。玉子外して、なかのハムだけ食べた。



事前の下調べでハワイの食べ物はダメなことは分かっていたので、夜は日系ホテルの日本食のレストランに行ったけど、最悪。なので、次の日はロイヤルハワイアンのダイニング「アズーア」で。普通な美味しさだったけど、値段がちょっとどうかな、と。アラモアナホテルにある中華料理店ロイヤルガーデンは美味しかったけど(安定の中華ですね)全般的に自分にハワイの食事は合わないな、と思っていましたね。結婚式まで。



JALパックの特典で、このホテルでのソフトドリンク飲み放題がついてて、これが一番良かった。持帰りだけなんだけど、ジンジャエールが大好き。日本のやつよりなんか美味しい。で、タダだけどチップはあげるのよ。

日本人はチップが苦手で、悪気はないけど忘れちゃう、って感じみたいだけど、自分らはセッセと渡してました。そうすっと、ニコッと笑ってくれてチェーリーを乗せてくれたり。チップは大事ですよー。

日本の金券ショップで1$と5$を1万円くらい変えて持って置いたからね。それ以外の払いは全部カード。コンビニなんかでも外人さんカード使ってた。


メインの結婚式はホテルではなく「The House Of IRIS(ハウス オブ イリス」というプライベート感のある会場でした。ホテルだとね、やっぱパブリックと共用する部分もあるからちょっと落ち着かないから、この会場がよかった。結婚式をハワイでやるっていうとある程度反対の声もあがると思うけど、だから本人達の気持ちと丁寧な対応が大事なのかも。





業者に任せっきりしない手作り感があって、いい結婚式でしたが、料理人さんもROY’Sと店から呼んだらしく、ハワイに来て一番美味しい料理でした。









終わってみればとても楽しいハワイ旅行で、呼んでもらって感謝でした。

帰りはエコノミーで帰りましたけど、夜便でないだけあって結構快適でした。



機内の乾燥対策にはマスク持参が効果ありました。






京都 ぎおん畑中に泊まってみた

2013-09-28 17:44:49 | 旅行


貴船の方は「とこ」で鴨川は「ゆか」っていうんだよ、と京都出身の友人に言われた。

川床(かわどこ)と納涼床(のうりょうゆか)のことです。

しっかし、あぶなかった。台風18号のせいで日程がちょっとずれたら鴨川が川床状態になってたところでした。

今年は夏休みに最初に予約したのが京都だったけど、暑さをいくらかでも避けようと9月に入ってからにしていました。

そうすると9月までが長い。

ぽつん、ぽつんと熱海やら舘山寺を入れてしまったから今年はバラバラとした夏休みになってしまい、結局京都は普通な秋の旅行な感じ。


京都はもう20年以上行ってないかな、そもそも観光した記憶は数回しかないんだわ。

若いころGWに18切符で行ったとき、京都駅の「みどりの窓口」で並んでいた前のカップルが1泊1人3万とか言われてるの聞いて、そーっと列を外れたっけ。

当時の1泊3万なんてとんでもない金額で、それこそ異次元の金融緩和気分。

最近の1泊朝食のみで7万円レベルの星のや京都(JTBパンフ)、それ以上かな。泊る気が萎えるね。


そんな若者もすっかりオッサンになって、夏休み3か所に全力投球。

ここ数年、あちこち旅館に泊まっては飯がどうのサービスがどうのと呑気な事を書き連ねている次第ですが、まあ、行けるうちに行っておこうと。


京都については事前に地図ガイド本、羽田さんの番組、詳しい友人などから情報収集しました。

結果、京都は観光資源の宝箱やぁ~、ということが改めてわかったのでザットでも2泊3日で全域は当然無理。エリアをおおむね東山に絞りました。

実は京料理というのを食べたことがなくて、伊豆あたりで京懐石料理と謳っている宿もありますが、それがほんとに京料理だったのかがわからない。だから食べてみたいなぁと。

そんなことを京都に詳しい友人に言ったら、瓢亭か吉兆に行ってみれば言われました。

へ? ひょーてー? きっちょお~?

い、いや、それは次回にするわ、ということで今回はぎおん畑中で2食付。

でもここに泊まったおかげで、朝晩2食を2回、京都の味を体験。

まずはここでの食事が京都料理の基準になるんだろうな。

他の京料理を食べた時に、畑中よりおいしい、とか、落ちるとかみたいに。


伊豆の宿の料理との違いもなんとなくわかった気になった。

とにかく手のかけかたが、やはり伊豆の懐石料理と微妙に違う感じがした。

伊豆は食材が豊富だからまずは材料の力が大きい。京都は乏しいとは言わないけれど、「であいもん」といわれるものなどのように食材の持ち味を組み合わせてみたり、味付けもところどころ薄味であったり甘味が強かったりの印象。

ただ甘いと言っても京都は甘く感じさせたらその味覚をすぐ引っ込めて余韻を残す手口っぽい。

言ってみれば繊細、優雅、上品で、他の言い方すると、女っぽいかな。

なーんて偉そうに書きましたが、これは

「個人の感想です。」

突っ込みは認めません!


夏はどうしても「鱧(はも)」がでるのは仕方ないのですが、好みでいうと避けたい方なんですが、畑中では柳川で出てきました。へえ~と眺めながら頂いたところとても美味しかった。鍋を持ち上げたら固形燃料ではなく炭火を使っていました。





一泊目も二泊目も、もちろん内容は変わりますが、料理の雰囲気は同じ。引き出しが沢山あるんでしょうね。

二日目の食事を一日目に配膳しても変ではないと思った。

もちろんわかる人にはわかるんだろうけど、自分には分からない。

他に「にしんそば」「いもぼう」や定期観光バスで寄った白川院というところで食べた昼食、そして甘味や帰りに電車で和久傳の弁当も食べてみた。



白川院



なるほど。

京都というところは「食」と「庭」に命かけてる所だね、と京都初心者の自分は思った。


ぎおん畑中のロケーションはとても良くて、東山から錦市場あたりまでを回るには非常に便利。また、二年坂、産寧坂の喧騒から宿にもどり、短い石段を玄関まで上るあいだに気持ちも落ち着いてくるから不思議。





部屋は標準離れタイプで。こじんまりしているけど、自分たちには適度な空間でした。





トイレの締め具がこれ。面白いですね、いろいろ考えているみたいで。



欄間とかもね。



床の間の生け花を二日目は変えてくれていた。

中居さんも若いけどしっかり。次の機会があれがまたお願いしたいくらい。

お風呂(大浴場)がね、これは温泉宿ではないので仕方ないけど、ちょっと狭い。でも泊まっている人数が少ないから混んだときはちょっとやり過ごせば人が引いて、独り占めにできました。



宿に泊まってゆっくり過ごすというならもっと京都の奥の方の宿かもしれないけど、観光もするならとても良い宿でした。

そのうちまた夏に京都に行って、こんどは川床のやってる宿に泊まりたい。

そうそう、吉兆や瓢亭もね、お金ためて。