忘備録

温泉の記録とか日記とか、何を考えていたのか思い出すための記録。

箱根 亀の湯

2010-12-29 20:57:52 | 源泉掛け流しの温泉


彫刻の森美術館からすこし上ったところに亀の湯の看板がある。看板がなければ普通の民家に見える。



ごめんくださーい、と声を掛けるとおばさんがニコニコしながら迎えてくれた。隣の家のお風呂を借りる気分で遠慮がちに入っていくと突き当たりの手前が湯船。

熱くてもなるべく水を加えないように、と手書きの注意書きがあったので桶に汲んだ湯を触ってみたけれどそれほどでもない。自分には適温だった。この温度で熱いの何のといろいろ言う人がいるらしい。



肌触りのいい、良いお湯だった。やっぱいいねぇ温泉は。



もう70年営業しているそうだ。話し好きのおばさんが教えてくれた。




寸又峡温泉

2010-12-28 23:17:39 | 温泉

2008年の2月頃。

冷たい風の季節に寸又峡の閑散とした町並みを歩いていると、西部劇の映画の中で、静まり返った広場にウインドミルがカサカサと転がっていく場面を連想させる。

この地域の孤立感が醸し出す雰囲気は秘湯のそれに近いのかもしれない。




ん十年前に来たことがあるので訪れたのは2回目になるけれど、それなりの時を経てもあまり変化がないように思えた。


初回の宿は「求夢荘」。他の宿を予約していたが到着が遅くなり(19時頃だったかな)泊めてもらえなかったとき、お世話になった。人柄のよい女将さんで、残り物で申し訳ないと繰り返しながらも、食べきれないほどのもてなしを受け、オマケに宿代までまけてくれたのにはひたすら恐縮し、恩すら感じてしまった。



2度目は「翠紅苑 」。違和感の無いレトロな雰囲気を持った宿で、洋間と和室がある。洋間に宿泊したが部屋の造りが微妙に上手く味がある。ただ温泉が実に残念。せっかく建物が良いだけに惜しい。





「求夢荘」は民宿風ではあるけれど、HPを覗いてみたら露天風呂なんかも出来ていて、しかも源泉掛け流し。次の機会はここに泊まろうと思う。


温泉を語るのに、温泉法の定義をいちいち出さなくてもいい

2010-12-25 20:04:20 | 温泉


温泉の紹介本や記事を読むと「温泉の定義」として1948年制定の温泉法の記載を良く見かける。ほんとによく見かける。


これは「温泉法」の目的を達成するための定義であって、温泉好きが温泉を語っているときに水戸黄門の印籠のように出されても困るし、ウザイ感じがします。。

温泉法では1%の源泉と99%の水を加熱した風呂も温泉となるのはよく知られていることだけれど「そんなものは温泉ではない」と思う人も多いはずで、そのように思う人に対し「イヤ、それはあなたの間違いで、これは温泉です」と言うことには意味があるのかということです。

なかには狭義の温泉と広義の温泉に分けて考える人もいるかもしれませんが、どーでも良いじゃないですか、定義なんて。そんなに必要ですか?

人それぞれの「温泉」があっていいし、それによって会話が成り立たなくなることはないと思いますね。むしろ人それぞれの温泉物語を聞きたいなぁ。

その前提で、私の場合は循環(つまり塩素入り)は温泉とは呼びたくないところです。だって、例えばコーヒー。

インスタントコーヒーはコーヒーではないという方もいると思いますが、私は好きですし、それもコーヒーと呼びます。

でも、このインスタントコーヒーですら濾過機で濾して塩素を入れたら、ま、塩素は入れないでしょうから字面が似ているということで塩でも入れますか。とてもコーヒーとは呼べないですよね。日本の濾過機は優秀ですからどんなになって出てくるんでしょうか。温泉もそうです。まったくの別物に仕上がっているはずです。

ちなみに宿の脱衣所あたりに温泉の分析表が掛けてあると思いますが、これは湯船のお湯を分析したわけではなく、源泉つまり地中から湧き出た直後のお湯の分析ですからお間違いなく。もともとはそういうお湯だったのか~と思いを馳せるのには役立ちます。

しかしそうは言っても、沸かし湯の日帰り温泉から帰ったお婆ちゃんが「いい温泉だったべし(なに弁?)」とかつぶやいていればそれは温泉ですし、子供が近所の銭湯を楽しい場所として温泉と呼べば「今日は温泉にいくか」ということにもなるかと思います。

そういうわけで、温泉法を引用するのであれば、それに対して自分はどういう考えを持っているかも説明しなければ、印籠の出しっぱなしみたいなものだと思います。だから、何?と言う感じですか。





龍宮城スパ/ホテル三日月

2010-12-25 16:43:33 | 温泉
なんで三日月なの?って言われても困るけど、行ったことないし、やむをえず。

行く前は「ハトヤ(行ったこと無いけどテレビのイメージ)みたいな子供向け温泉施設かな」と。

行って見れば「スーパー銭湯とか日帰り入浴施設の規模の大きいところ」と言う感じ。

まあ、実際日帰りだったんだけどね。

ホテルも併設されてるようだけど、場所が場所だけに(千葉・木更津のアクアライン降りたところ。)仕事帰りにサウナに泊まる感覚ではないな。

だからここを目的に一泊というのもつらいな、まあ子供とか家族連れならというところ。わざわざ泊まりに来て、から揚げだカレーだラーメンだとかのバイキングはね。お金払えば他にもコースはあると思うけど。

煙草吸う人は玄関の外に喫煙所が一箇所だけなので、ここは選択肢から外したほうが良いと思うよ。冬は寒いんじゃない?

ここなら、家の近くのサウナか日帰り温泉施設でいいや。









蒲田温泉

2010-12-25 12:33:48 | 温泉


行く前のイメージ「お湯は温泉で、普通な街の銭湯」

実際は「おおむね想像通り、黒湯で湯船は小さめ4つ。46,7度の高温湯があり、好かった


貸しタオルや石鹸、使い捨てシャンプーとかの付いた温泉パック750円の券を自販機で買った。

使い終わったものをゴミ箱に捨てるときにのぞいたら、同じものが一つ入っていた。

自分より先に立ち寄り湯をした人の痕跡だな。


平日の昼間、主に高齢者の入浴客がすでに7~10人位がいた。

炭酸水素塩泉だったかな、地下に埋まった海草の成分も入っているとか。

寄らなかったけど2階に休憩処や仮眠室もあるから、外回りのお仕事の人はちょっとサボるにはいいかもね。








焼津グランドホテル

2010-12-21 22:07:12 | 温泉


2~3年前かな、バスの日帰りツアーで行ったっけ。



ここで入浴したのは覚えているけど、その他の記憶はほとんど思い出せない。

グランドホテルというだけあって、なんか団体がザワザワしていた印象と、温泉はどうと言うことも無かった気がして「もう来ることはないだろうな」と思った。

その後検索してみると、写真で見る限りかなり改装がすすんだようで、まったく別のホテルみたいだ。小洒落ているように見えるし、露天風呂は天然温泉掛け流しと書いてある。

最近はこういう風な造りに改装するところが多いみたいね。

ん~ん、どうなんだろう。

源泉ではなく、天然温泉の掛け流しね。

今の焼津グランドホテルはこうなってるらしい
http://yado.knt.co.jp/sp/prime/ygh/


浅草観音温泉

2010-12-19 15:49:41 | 温泉
平成ももうすぐ23年か。

たまに昭和を思い出しては懐かしむ事もあるけれど、「思い出」と言うのは得てして自分の都合に合わせて良いところを思い出していることが多いのだな、とこの温泉に行くと気付かされる。

また、つげ義春的な気分が好きな人もいると思う。で、そういう人はそれを味わうため作品に出てくる温泉を訪ねる事があると思うけど、ともあれ此処にも来るというのも一考の価値は何かしらあるかな。つげ義春を押しつぶしていた雰囲気とはこういうものかもしれないと思わせる。

ネガティブに書いてしまったけど、悪くはないよ。