忘備録

温泉の記録とか日記とか、何を考えていたのか思い出すための記録。

箱根芦ノ湖 山のホテルに泊まってみた。

2011-09-21 20:08:14 | 温泉

箱根には今まで何度も泊まっているし、芦ノ湖だって何回も来たことはあるけれど、湖畔を宿にしたのは初めてでした。



泊まってみると、箱根の印象がガラッと変わった感じです。
こういう箱根もあったんだ~というような。



芦ノ湖を海賊船やら遊覧船に乗って渡るのと、それをホテルの窓からのんびりと眺めているのでは違うということなのかも知れない。

ロケーションがいいですね。やはりホテルは立地が命だと思いましたね。

雨に煙る芦ノ湖




晴れていても



季節が違うのでツツジではありませんでしたが、山のホテルの広い庭は十分楽しめました。









部屋は若干狭く感じますけど、安い部屋だから仕方ないですね。テレビ台を兼ねたリビングポードというか飾り棚というか、これがちょっと大きくて圧迫感があったかな。



窓枠やら仕切りには、わざと木材を使っていて、山小屋の雰囲気を出したかったのなぁと思います。消火栓のボックスまで木目調になってました。



エレベーターの手前にある電話はレトロタイプ、ランプはアールヌーボー風で、ガレっぽい感じ。ホテルを「こういうイメージ」にしたいというような意図的感がちょっと気になりましたが、それが逆になんか親しみやすかった。



大浴場は普通なホテルのお風呂で、やっぱり感。パンフのよさ気なお風呂は女湯の方みたい。無料マッサージ機あり。






レストラン「ヴェル・ボア」は狭いかもです。他のテーブルと近すぎる。これは考え直したほうがいいと思う。

でも、みてると面白いですよ。料理はワゴンで運ぶところが多いと思いますが、一人が運んで、もう一人がテーブルに配置するから二人の作業。で、運ぶ人のトレーの持ち方が大仰で、胸まで上げて運んでいます。それが少し堅苦しい印象を与えて、それに加え狭いところに沢山のウエイターが動くものだから、ちと落ち着かないザワザワな雰囲気もありました。でも、それが悪いということではないです。こういうレストランもあるな、みたいな。


でも朝は狭い上に混雑は目に見えてましたので、「つつじの茶屋」で和食にしました。旅館の朝食にはかないませんけど、お弁当みたいでちょうど良かった。

山のホテルの向かいに「サロン・ド・テ ロザージュ」というレストランがあって、山のホテル経営ですが、お昼はここにしました。テラス席で芦ノ湖を眺めながらの昼食はとても気分がよかった。右側に桟橋がみえるのですが、雰囲気をだしてます。昔にタイで泊まったオリエンタルホテルのガーデンレストランを思い出しました。似てると言う程ではないですが、なんとなく。







帰りに「星の王子様ミュージアム」に寄りました。

このステンドグラスに「キツネ」が隠れているそうです。どこでしょうか?



そして、サン=テグジュペリが日産自動車社長のカルロス=ゴーンに似ている件




熱海 古屋旅館に泊まってみた

2011-09-04 15:43:37 | 源泉掛け流しの温泉

この間夏休みを取ったばかりだけど、急に海のものが無性に食べたくなって、熱海に行った。

快速アクティーで。

車窓。



最近は宿のクチコミをよく見たりするんだけど「古屋旅館」はネットでの評価がかなり良い。



もちろん厳しい意見も書いてあったけど、まあ色んな人がいるからなぁと思いながら読んでいたんだけれども、実際泊まってみれば厳しい意見のほうが自分の感想に近いかもと思った。

なので、そういうところを書いてみたほうが誰かの参考になるかなと思い、記憶を呼び出してみる。

例えば、熱海の市街地だから仕方ないけれど窓からのロケーションはビルに囲まれているし、料理は美味しいが量が多めで、味付けも少し濃いように思う。力が入りすぎている感。おそらくグループで相談してメニューを作っているのだろうけど、もしそうだとすれば料理は一人の料理人に全て任せて、他は口出ししないほうがいいんじゃないかなぁというのが、素人な自分の意見。

部屋は特に目立った飾りの無い、むしろそっけない空間で、広く感じました。

また、アメニティーなど必要なものを必要なだけというコンセプトはいいのだけれど、洗面所にタオルが一本もないのは不便。部屋には浴衣と一緒にバスタオルとフェイスタオルは用意されているけど、いちいち洗面所で使うタオルをもらうためだけに声を掛けなければならないのは面倒くさいかな。せめてハンドタオル一本置いておいてくれればいいのだけれど。

大浴場は普通の造り。洗い場は5つでシャワーが少し大きく跳ぶと湯船に入る距離。シャンプー、リンス、ボディーシャンプーのみですが、石鹸は置いて欲しいところ。髭剃りはありましたが、皆は何を使って顔を剃っているんだろう?お湯は源泉掛け流しだから温度調節が難しそうだけど、ちょっと熱めで幼児は厳しそうだった。露天風呂は周囲がビルだけに他の建物の窓が多すぎて、男と言えども少し気になる。これでは風呂場の男女入れ替えは出来ないだろうな。



そして、たまたま忙しい日だったのかもしれないけれど仲居さんが慌しく動き過ぎで、人手不足なのかと思わせる印象があり、そのせいか背中を向けながら後ろ手で障子を閉めてみたり(自分はこういうのは気にならないけど、うるさい方は不快かも、というか、ここと同等のクラスでこういうのは見たことが無い)、部屋への出はいりがきちんと出来ていなかった。でも仲居さんの場合は、たまたま、ということがあるから一事が万事ということは無いと思います。

そのような感じでしたけど、だからなんで評価が高いのだろう?と思いまして、もう一度口コミを読みました。

たぶんね、客のニーズに対応できる非マニュアル的な接客が良さ気なんじゃないかな。

マニュアル的にやると、なにか頼んでも「できます」か「できません」のどちらかですが、この旅館はまず「できるかどうか、やってみます」というというスタイルなんじゃないかなと。ま、頼まなきゃ始まらないんですけど。

今回は宿の人と接するタイミングがあまり無かったのですが、そんな雰囲気はあったようです。

温泉も、海の温泉なのでベタベタ感があるのは仕方ありませんが、良い温泉です。軽い疲労感で体感できると思います。

先に書いたように、部屋がさっぱりしてて広く感じ、なんか空間の使い方が下手だなとも思ったのですが、もしかしたらそうではなくて、芸者さんを呼んだり出来るような、そんな意味なのかな、とも思いました。

どこで読んだか忘れましたが、この宿は「硬派な男の宿」みたいな記事がありましたが、そういう意味では一風かわっているのかもしれません。

そんな訳で、玄人衆のリピーターとか連泊するお客には良い宿なのかもしれませんが、一泊や初めての客にどいう印象を残すかがこの宿の課題・・ってことも無いか、200年も営業してるんだから。