忘備録

温泉の記録とか日記とか、何を考えていたのか思い出すための記録。

肘折温泉 丸屋に泊まってみた

2013-01-26 22:49:05 | 源泉掛け流しの温泉


とりあえず「肘折温泉」てどこよ?という向きには、日本地図で、東北の真ん中からちょっと左寄り、駅は山形県「新庄」。



山形新幹線約15分遅れで新庄駅に到着。宿からの送迎バスが14時の約束だったけど5分ほどお待たせしてしまいました。だって上りの新幹線が来ないから途中で停車させられていたんだけど、なんでかっつーと単線だったのです。新幹線に単線があるなんて知らなかった。

宿で聞いたら前日は一時間半遅れだったって。送迎も大変、ってゆうか遅れるの当たり前なの?日本の電車で?よく分かってなかったみたい、自分。

で、一時間かけて宿へ。新庄駅周辺では肩くらいまでの雪だったけど、それが頭、2mと増えていって、肘折温泉入口にある「こけし」のトーテンポールみたいのが見えるころには3mは超えていました。

そしてループ橋のような鉄組の道を降りていくと、そこはもうね、雪国♪。



ここから下界と隔離されてるような感じがしたな。

ちょうど崖崩れがあった場所だそうですが、年末には復旧したそうです。まだ工事の方が雪の中で頑張ってましたけど。この崖崩れは雪解け水でやられたとのことでした。



入口はいい感じの小宿風。



この宿は4年前にリニューアルされたそうで、「劇的ビフォアーアフター」で仕事した人が手掛けたみたいですね。宿のなかもそういう作りになっています。かってどこかの扉だったものが「何という事でしょう!」とテーブルになっていたり、「ちょっとした匠の遊び心」で穴に額縁をつけて絵画風にしたり。



階段を上がって、貮(2)号室。部屋の入口もレトロ感覚に。





部屋の中も広くて落ち着いている。







洗面台はおしゃれだけど、水を出すと跳ねる。。



そして襖が硬くて閉まらないんですよ。なんでかっつーと、雪の重み。

これも宿の味ですね。

春になると何事もなくスッと閉まるということだそうです。

天窓、読書コーナー。





お風呂はいま流行りというか、人気の「炭酸泉」。

湯船は男女入れ替えの浴室2つと、無料の貸切風呂1つ。どちらもこじんまりしていて好み。やっぱ風呂は内湯ですよ。



ここの風呂いいなぁ。

と言いながら一つある露天風呂にも入った。箱庭のような作りで雪が絵になる。






で、共同浴場「上の湯」の無料券をくれたので行った、といっても丸屋の正面。





そのあと長靴借りて「肘折いで湯館」へ。



雪、すごいっしょ。

17時で終了なのに、入ったのは16時20分。建物のほとんどは地元の人たちの何かの会場になってるみたい。

川の方も行ったけど、ここも、雪・雪・雪。川がみえなくなってるし。




「日本秘湯を守る会」の宿だからハンコ集めている人はスタンプ帳を忘れずに。

そういえば宿で中居さんいなかったな。食事の世話を含めて全部番頭さんがやってくれました。何か質問があれば丁寧に答えてくれますよ。









富士山温泉 鐘山苑に泊まってみた

2013-01-20 14:29:41 | 温泉


2000年に入ってもう13年、早いもので「ミレニアム」とか言っていたのは一昔前になりますね。

今年の正月1日2日は富士山を見ながら過ごそうということで、鐘山苑にしました。

元旦ゆっくり家を出て、富士吉田駅から名前が変更された「富士山駅」に到着。



大月からフジサン特急への乗り換えで、初めてだったのでインターネットで席を予約しておいたのですが、一号車の席に座る権利みたいなもので、仕組みがよくわからず問い合わせたら乗るときに窓口で予約したと申し出てくださいとのこと。

結構ザックリしたシステムだけど、乗ってみれば一号車は満席でした。手作り感たっぷり。



しかも一号車が後ろ向きで、なんだ?と思ったけど、なんと富士山駅で前と後ろが逆になって富士山が見えるらしい。その前に降りちゃうんだけど・・。でも帰りは逆に富士山駅から富士山を見ながらという仕組み。

こちらは帰り。



駅から鐘山苑に電話したら送迎バスが来てくれた。改札をでて右側の狭いほうの出口。

総客室数126室の大型旅館。



以前テレビで紹介されたときは狭い入口の右に傘立、左に車椅子。今回は車いすだけ。入口を広げるか場所を少しずらすかした方がいいと思うな。ここだけが狭い。

この宿を勧めた人に報告したら、裏口から入ったんじゃないの?だって。

そんなことはない。まあ宿の気遣いなんだろうけど、最初の一歩だからウエルカム感が欲しいところでした。車椅子をみると母親を連れてよく通った病院を思い出した。脇がスロープになっているから車椅子で来る人は入りやすいと思います。

部屋で「抹茶券」を貰って庭の散歩がてら清流庵という茶室に。





お菓子と抹茶頂いて、茶室からの桂川を見ながら退室。この桂川って修善寺にあるのと同じ?と思って少し調べたらこの桂川は相模川で修善寺のは修善寺川、違うみたい、たぶんね。

面倒くさいからそこで調べるの終了。

庭は冬だけど、雪もなかったから普通に散策した。この橋だけちょっと面白い。大きい庭と比較して小さくて味もそっけもない。無骨さはあるけど、言ってみれば、利休好み?



部屋からフジサンが良く見えた。湖山亭うぶやより近くて全景がみえる。





露天風呂「富士山」さんからの景色は周囲が目隠ししてあって、富士山だけを望める絶景。寝湯をしながら贅沢な気分に浸っていました。うぶやはガラス越しだし、露天からは寝ながら左向かないと見れないし、こちらの方がいいですね。



それと何と言ってもこの宿は料理が楽しめた。お正月ということもあるかもしれないけど、名残りの松茸、はしりのタラの芽、地元山梨のアワビの煮貝、京都の飛龍頭は湯葉で、金沢の鴨の治部煮やら、トリュフ、伊勢海老、フカヒレ、食材も少しづつだけど多彩。

気になるのはカロリーだけ。ある意味、欲張りなところが庶民的で大満足。利休さん、さようならって感じ。去年泊まった宿の正月料理を思い出すと特にね。

んで、2泊目は味噌が赤から白に変わり、釜飯になりました。もうね、大抵の宿は赤みその一つ覚えだから、これはうれしかった。ここの料理人さん、最高。

催し物も盛りだくさん。太鼓のショー、餅つき大会、子供の縁日風お祭り広場、羽根つき、書初めしながらお酒飲み放題コーナー。子供たちも楽しそうだった。



2泊目は忍野八海に行ったんだけど、なんと忍野までは送迎だしてくれるんだって。行き帰りお世話になりました。

ここは初めてだったけど、八海というよりも八つのただの水溜りじゃないかという・・。

涌池。



濁り池。売店の人に「濁ってませんね」と言ったら「にごってませんよ」ってそっけないこと。



鏡池。



菖蒲池。



銚子池。



底抜池は300円だか払って、「はんのき資料館」に入らないと行けないみたいだけど、入ってすぐにある大きな池は関係ない、左に回り込んだ先にあります。



ここで面白かったのは、聞こえる話の内容から、20代の娘さんと親戚の叔父さんと叔母さんの3人。叔父さんが、この池は深さがわからない云々のウンチクを姪と思われる娘に話していたとことろ、娘が「ちょと入ってもらっていいですか?」と攻撃してました。叔父さんは「いやいや・・・」としばらく無言になっていました。

あと「ヒートテックじゃないところが寒い」とか文句を言いながら歩いているおねいさん、とか。

お釜池



出口池。ちょっと歩く。Goomapに名前が出てないから少し探したけど、丸店さかなやを背中にして車道を左に10分くらいで標識があります。



たのしいお正月でした。




日光千姫物語に泊まってみた

2013-01-16 21:47:57 | 温泉

2012年12月上旬。

実はこの宿を書くのは初めてだけど、行ったのは2回目で、前回はいつだったか忘れてしまった。2年位前だったかなぁ。

今回は車で行くつもりで用意していたところ、出発前にツイッターで東北自動車道を検索したら、入口で7台の玉突き事故があったみたい。まだニュースにもなっていなかったけど渋滞はかなわないということで、急遽電車にして、着いたところが東武日光駅。



ここでは駅の前で湧水を汲めるところがあるから、空のペットボトルを持ってきました。ほかにもあちこちそういう場所が近くに沢山あります。

お昼を食べていなかったので、東照宮の表門の右を入ると金谷ホテルのレストランがあったはずなので、そこで黄色いカレーを食べていこうと思ったら店じまいしていました。





ち。



五重塔を横目に見ながら散策しつつ、日光千姫物語。





結構お客さんが多くて、なんか写真の撮りずらい所です。

だからお風呂も人がいて、写真は無理。

着いたら抹茶をロビーで出してくれたり、接客も丁寧だし、料理もそこそこなんだけど、なんか癖のないさっぱりした旅館です。東照宮の前なので日光観光の拠点としては絶好のロケーションだと思うけど、千姫に泊まるためだけには来ないような気がする。

でも女将さん挨拶に来てくれて感じもいいです。いろいろ考えているようで、男性用にミストサウナが増設されていました。でもここは女性優遇の宿で、前回は女性はデザートが一品多かったけど、今回は家の奥さん、お土産だったかな、何か貰ってました(興味なし)。

自分的には中禅寺湖から先の方がいいかな。






修善寺 宙SORAに泊まってみた(2回目)

2013-01-15 22:44:41 | 温泉


前回来たときは雨だったので、庭の散策が出来なかったのでもう一度いってみたいな、と思ってました。

ここを左に上ると玄関になります。



車を任せて入っていくと香を焚いていてちょっといい感じ。前回は従業員が元気がないなとおもっていたけど、今回はそんな印象はありませんでした。

部屋ですこし落ち着いてから玄関にもどり右手に進んでみると、オブジェ風の椅子がいくつも並んでいる場所があって、最近作ったそうで何かの催しの時などに使うそうです。



さらに進むと右にハイキングコースの入口みたいなところがあります。ちょっとした丘ですが、ここが頂上。



本来はここで戻るみたいですが、さらに進んで、というか隣の宿をグルット回り込むように向こう側に降りてみました。

ん?

なんだ、この宿、「あさば」だったのね。



隣だったんだ。

このエリア、川を渡って左に折れると、「柳生の庄」や「○久旅館」があるんですね。

竹林をぬけて赤い橋にでると「新井旅館」。





名門建ち並ぶ感があります。

宿に戻って、温泉。

光の露天風呂。



そのあと夕食。

ここの料理人さん、ちょっと尖がった感がある気がしますが、美味しかった。

明るい女将さんが挨拶にきて、プレゼントを貰いました。





フルーツパーク富士屋に泊まってみた(2回目)

2013-01-13 00:30:40 | 温泉


落合楼の後の投稿がすっかり間が空いてしまい、写真が溜まってしまった。

2012年10月上旬の宿泊。





「西沢渓谷」を歩きたくなったのと、テレビで放映された「ほったらかしの湯」の日の出を見たくなったので、場所的にちょうど良いフルーツパーク富士屋に行くことにしました。。二回目です。前回はこちら。

ほったらかしの湯はフルーツパークから車でちょっと登ったところですからね。

ホテルは特に前回と変わり映えはしませんでしたけど、やはり和室の敷布団が薄い感じはして、部屋もちょっとな感じでした。ホテルの和室っていうのはこんなものかな、洋室はどうなんでしょうね。

今回は食事を和食でお願いしてから、松茸の土瓶蒸しができるかどうかを問い合わせたら可能とのことなので、追加してもらいました。土瓶蒸しは結構具だくさんで、コースの方も美味しかったですよ。コースの料理だけだと若い人の場合は少し物足りないかもしれない。

接客についてはなにしろ「富士屋ホテル」なので問題はありませんでした。

お風呂は情緒みたいなものはありませんが、ホテルとしては良い方ではないかと。





何より結婚式でよく使われるようで、夜の6時から始まるというのもあったみたいです。お客さんにはそのまま泊まってもらう場合もあるんだと思います。こういうホテルでの結婚式は招かれたお客さんは思い出に残るかもしれません。高そうですけどね、お値段。

お昼は1Fのレストランでも、箱根の宮ノ下にある富士屋ホテルのカレーライスが食べられるというのを聞きつけ行ってみたけど、予約要で満席でした。土曜日だったからかも、残念。結局中華にしましたけど、中華は正直いまいち。知り合いは良かったと言ってましたから好みかな。

「ほったらかしの湯」で日の出を見ようと早起きしたら、窓の外から排気音と共にライトをつけた車が何台も登って行き、少し焦った。結局日の出の一時間前に行ってみたら駐車場も結構車が来ていて、繁盛してました。



一時間も温泉に浸かっているのはキツイかなと思ったけど、出たり入ったりしつつも、温度が「ぬるめ」なのでさほど苦にはなりませんでした。

いい感じの温泉でしたけど、日の出は待っていると時間が遅く感じるものですね。



やはり結婚式の話をしているグループもいたから同じホテルに泊まっていたんだと思います。若い人が多くてあちらこちらで秋の七草がどうの、以前来たときはどうのと盛り上がっていました。相方に女風呂はどうだった?と聞いたら、やはり若い人が多くて、「~さんは彼女と別れたばかりでチャンス」とか、彼氏の話とか、そんな話題ばっかりだったそうです(笑)。彼女たちには頑張って日本の少子化に歯止めをかけてもらいたいものです。

西沢渓谷は相変わらず気持ちの良いハイキングコースでした。紅葉はまだ早くて3分くらいでした。