忘備録

温泉の記録とか日記とか、何を考えていたのか思い出すための記録。

山代温泉 界 加賀(旧 白銀屋)に泊まってみた

2014-02-09 21:08:03 | 温泉


以前、山代温泉の名前をだすと「ああ、あっちの方で有名なところだよね」と決まったようによく言われたのを覚えている。

そして、今はそうでもないらしいけど、と続く。

なにが「あっち」なんだか。

その後、「あっち」というのはどうやら歓楽系の話のようだと分かったけれど、日本がバブルで沸いていた20年くらい前、宴会旅行花盛りの時代だろうね。。

そういう印象というのは一度広まるとずーっと残るもんだと思った。



ここはもともと古い温泉場で、開湯1300年。それと、魯山人がどうとか、九谷焼とか、今はそこらへんがこの山代温泉の売りみたい。

山代温泉の歴史に、そんなバブルの頃の桃色熱気な話などは載ってないだろうけど、ここに至るまでいろいろあったんだろうなとは、廃業した宿なんかをみると、思う。



古総湯。



詳しくはwiki読んでね。



加賀温泉駅は2回目。一昨年の夏、山中温泉に行った時が初めて。

駅のロータリーを出て右に折れ、30分くらい車に乗ると「山中」。

左に10分くらいで「山代」

そんな感じ。

加賀温泉郷というと「加賀屋に泊まるの?」って、お付き合いで聞いてくる人がいるけど、加賀屋は和倉温泉っ。

まあ、東京からは反対側だしね。しょうがないか。


送迎時間に駅を出たところの待合室で待っててくれたら迎えに伺いますよ、的なことが宿からのメールに書いてあったけれど、混んでいたので駅前をプラプラしてた。ちょっと出てみたら何分も経たないうちに界加賀の旗をヒラヒラさせたイケメンなお兄さんが、目の前を通り過ぎて待合室に向かったので、ピョコピョコ後を着いて行った。



マイクロバスの中は若い女性2人と年配の女性のグループに自分たち。星野のお兄さんが案内をしながら運転してくれた。

若い女性2人って、いろんなところで結構見かけるかも。流行っているの?女二人旅。

送迎の車のなかは落ち着いたBGMがかかってた。


宿の玄関に着くと女性のスタッフが何人かで出迎えてくれてた。界熱海と同じ制服だった。



しかし、1月だというのに雪ないね、しっかり雪歩きの準備していったけど、気温11度だって。


今回この宿にしたのは、星野リゾートは昨年10月に界熱海(旧蓬莱)に泊まっただけだったので、もう一つ別の宿に行ってみようかなということと、総湯の正面にあるということで、今回の界 加賀(旧白銀屋)にした。

行く直前にこの宿をGooglemapで見てみたら、建物の側面が白くなってて、なんだか玄関がちょっと張りぼてっぽく見えたんだけど、入ってみれば落ち着いた小宿風でいい感じ。









ロビーで宿泊名簿を記入しながら、小洒落た器に入った少しばかりの甘酒をすすりながら、簡単な説明タイムがあって、終わると二階の部屋に案内される。




部屋は気に入りました。



床の間に加賀友禅の着物が掛けてあるのが目を引く。

それに広い。青い壁の部屋に泊まりたかったのでここを選んだんだけど、満足。



広縁からの眺めもいい感じ。





魯山人の福の間はこの下あたりかな。


部屋にお菓子は置いてないけど、ロビーにセルフでコーヒーやら冷たいドリンク、大福が置いてある。界熱海もそうだったけど、これは星リゾのお約束事なのかもね。全然OK。



夜ロビーでコーヒーを飲んでたらスタッフがフロントのほうに集まりだした。

反省会とか明日の打ち合わせとか、そんなことをやるんだろうな、と思った。


星リゾのサービスはホテル風味というか、どこの宿でも同じ質のサービスが受けられるようになっているのかも。

慣れれば安心できるし楽かも。

ということは、リピーターが大事だよね。

同じ宿だけではなく、星野グループのリピーターにはひと声掛けたりすると印象が大分ちがうと思う。

テレビでみた宿で、5回も来てる人に、「ああそうですか」みたいな対応してるところがあったけど、自分が経営者なら絶対見落とさないと思うな。

過度に挨拶する必要はなくて、ホントに一言で、客に特別感みたいなものを感じさせられるのに。

実態はないんだから、費用対効果抜群なのに、おしいと思う宿は結構ある。


一階のロビーの脇に旧白銀屋のときの資料部屋みたいのがあって、魯山人の陶器とか置いてあった。

魯山人はという人は陶芸家とか美食家とからしいけど、特に関心はないので、お皿とかをサラッと見ただけ。





宿の露天風呂。




ここのフロントで古総湯と総湯の入場券を割引で売ってくれるので、それを貰って宿をでてすぐ前にある古総湯に行った。


隣にある総湯も入ったけど、雰囲気は断然この古総湯。

塩素臭はあるもののお湯は良いですね。


夕食は蟹コース。









品書きに「お米の産地は係りのものにお尋ねください」って書いてあったから、聞いてみた。

一瞬「来たな」みたいな間があったけど、ちゃんと青森のなんとか(失念)と教えてくれた。

あとで蟹の水揚げ場所を聞けばよかったのに、と言われたけど、そうか・・聞かなかった。


チェックアウトのときに、やっぱり界熱海と同じで、アンケートを記入するサイトのP/Wをくれたけど、前回面倒くさい感じがしたので、まだ書いてない。書かないかも。苦にならない人はいいんじゃない?



お土産に 界 加賀の隣にある「六法焼 惣八」を買ったけど、アンコが甘すぎず美味しかった。

地元の人も、法事でお寺に持っていく土産に買ってたし。おすすめ。

あとね、お土産探しなら加賀温泉駅の駅舎に向かって右側にあるスーパーみたいなところに入ると、特産品や工芸品が沢山おいてあるから、時間があれば寄ってみてもいいかも。