忘備録

温泉の記録とか日記とか、何を考えていたのか思い出すための記録。

白骨温泉 齋藤旅館に泊まってみた

2016-09-25 13:42:12 | 源泉掛け流しの温泉


2016年8月。

数年前に白骨温泉の「白舟グランドホテル」に泊まった時は、楽しみにしていた共同浴場が閉鎖されていて入浴できず心残りでした。

今回こそと期待をしていたのですが、「がびょーん」という死語を復活させたくなるほどがっかりしました。。

平成29年までの2年間は改修で閉鎖だそうです。。




今年の夏は久しぶりに高原で、ということもあったので、気を取り直して周辺観光しました。

乗鞍という場所柄当然のようにいくつか散策エリアがあるのですが、向かったのは三本滝こーす。

所要時間1時間15分の短いコースなのでゆっくり歩いてきました。

ある程度進んだところにちょっとした滝があるのですが、まあ「滝は滝だけどちょっとショボ」と思ったらその先に吊り橋があって、さらに上ると「あ、ごめんなさい」とう感じの3本の滝が落ちていました。







巨大ではありませんが、品のある滝でこんなに近くまで寄れました。

翌日はバス(マイカー乗入禁止エリア)で乗鞍岳畳平へ。









うまく言えないけど、ここの空気、好きです。

宿自体は奥の自分の泊まった部屋までエレベーターを2台乗り継ぎます。客の要望もあるようで新たな通路を造っている最中で、骨組みが出来ていました。

泉質は含硫黄(カルシウム・マグネシウム・ナトリウム)炭酸水素塩の源泉かけ流し、加温はしているようですが自家源泉の混合泉だそうです。








2泊でしたが、数か月まえに相方が足の親指をぶつけて黒くなったままだったところがポロリと剥がれたようで、温泉効果だと喜んでいました。よくわからないので「さあ」とつれない返事をしておきましたが確かにお湯はいいと思います。

露天風呂もふくめ気持ちのより温泉でした。

食事はかなり残念。いっそのことレトルトのビュッフェにしたほうがよいと思うんですけど。

ウナギの柳川が沸騰しないので、風が当たらないよう動かしてみたのですが固形燃料2個使ってもダメでした。相方のは沸騰しましたが残したので、待っているうちに食べる気なくなりました。



どっかで見たことあるかもしれないけど、ネタとシャリの間にシソ入れます? 最初に始めたのだれよ。



でも従業員の方たちは一生懸命です。また。車で宿への戻るときに、仕事の終わった方たちが何人も宿から出てこられましたが、車に向かって挨拶をしていただきました。

いままで考えていなかったのですが、白骨温泉は湯治場としても一考の対象になると思いました。

しかし今でも白骨温泉に行くというと「温泉偽装のところ?」と言われるので、一度崩れたイメージを払拭するのは大変なことかもしれません。

当時マスコミは大騒ぎしてましたが、でも実際のところは地下水や川の水を温泉と偽ったような偽装ではないんですよね。たしか新たに掘削したか、配管を変えたかしらた温泉が透明になってしまった。宿としてはそのまま営業していたようですが、客が「なんで白くないの?」といちいち聞くので、面倒くさくなって白くしたっということだったと思います。白骨の「白」のイメージがあるのでしょうね。
当時のニュースをいまでも覚えていますが、宿のひとも全然悪びれてなく「あーダメなの?はいはいすみませんでした」という反応でした。

温泉側の気持ちもわからないではないですが、ただ白骨が寄って立つところのお湯を変えてしまうのは確かに良くないことですし、その温泉に対する愛着よりも商売を優先させてしまったことに気が付かなかったのでしょうね。

ただこれをきっかけに全国レベルで、温泉の循環・加水・加温・塩素消毒などの最低限の表示をするところが増えたのは喜ばしいことです。

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