忘備録

温泉の記録とか日記とか、何を考えていたのか思い出すための記録。

伊豆北川温泉 望水に泊まってみた

2011-12-05 21:47:38 | 源泉掛け流しの温泉


これだけ頑張っていると、味方をしたくなりますね、この宿に。

今流行の和モダン的な雰囲気にカチンと来る人とか、サービスがましいのは勘弁、というような人にも合わないかもしれないな。

旅行が続いているけど、今回は客室数37室(じゃらん基本情報より)の望水。海側からみると大型旅館の風貌。



大浴場は循環・塩素。塩素臭は気にならなかったけど、露天風呂から景色が無く、ちょっと微妙。でも海の温泉にしてはベタベタ感がほとんど無い。なんでだろ?ちょっと物足りないような泉質だけど嫌いじゃない。



なのになんで源泉掛流しに入れたのかというと、貸しきり露天風呂が掛流しで無料だから。洗い場など全体的に広く、開放感もたっぷりあり、ゴージャス。時間も50分で充分。4つあって、自分の借りたところはサウナもついてた。



外の海沿いに共同の露天風呂があったけど、時間を過ぎて入れなかった。宿に泊まった人は無料だって。こんど入ってみたいな。



修善寺の「宙SORA」の従業員が元気なさ気だったのに比べると、ここの従業員は必死に近い感じ。誰か数人だけではなくて、ほぼ全員がそんな感じなので、あきらかに誰か指導している人がいますね。その必死さが、ちょっと気の毒に思えるし、貧乏性の自分は疲れるかも。


部屋の畳がSORAと同じく市松模様。部屋が低層階だったので、海が迫ってくるダイナミック感があり、素晴らしかった。津波経験者は怖いかもしれないな。







料理も食べるタイミングで出来上がっていたようで、美味しかったですね。サザエが好きなので壷焼きを頼んだんだけど、全体の量が多かったので、一杯一杯でした。仲居さんも、大忙し。

風呂上りにトコロテンとか、夜にシャンパンサービスとか、朝の野菜とか、無料コーヒーとかね、盛りだくさんですわ。

風呂場の外の小洒落た部屋に赤い無料マッサージ機が4台あったけど、どこを揉んでるか分からないような動きをしてた。

偉いな、と思ったのは、場所によって手ぶらでも良いように大浴場にバスタオルと手ぬぐいが置いてあるところがあるけど、ここはバスタオルだけで手ぬぐいは部屋から持参して欲しいとの事。

なん・ですけど、手ぬぐいを忘れた人のためにそっと隅っこに手ぬぐいが置いてあるんですよ。この気遣いが一番よかったな。

なんだかんだと言いましたけど、特に印象に残る一つ二つをあげてみると、ロビーからの景観と案内係りの一生懸命さでした。




部屋への案内が飛ばされたり、なかなか仲居さんが来ず、お茶が出てこなかったりはご愛嬌。休前日だったし、なんか事情があったのでしょう。そこらへんが我慢できない方は他を探してください。




修善寺 宙SORA 渡月荘金龍 に泊まってみた

2011-12-04 22:15:23 | 温泉


「修善寺」正面の橋を渡り、歩行者に注意しながら狭い道を右に折れて少し進む。すると、白い壁に宿というよりもレストランを思わせるようなデザインで「宙」の文字があり、その脇の急な坂を登り左の入り口から回り込むと玄関になる。

玄関で焚かれているお香のかおりを後にしてロビーに入ると、手際よく柚子のジュースがテーブルに置かれた。それをゆっくり飲みながら外に目をやると、鯉が泳ぐ池の向こうに庭を挟んで滝が見えた。ここは宿の見せ場のようで、それを眺めながら一息ついた。



部屋に案内される途中、左に折れる突き当たりの場所に置物があるのだけれど、猫の彫り物があり、さらに近づいて行くとその猫が座布団の上で客にお辞儀をしている姿に気が付く。



迎えられている気分がして、微妙に心が動かされた。この猫、従業員よりも良い仕事をしているかもしれない。

その従業員と言えば、少し元気が無い。実はこの宿に宿泊したブログや口コミは結構あって、読んでみると、面白いことに良くも悪くも、うなずけることが多かった。「元気が無い」というのは、そのブログに書いてあったことで、自分も「確かにそうかな」と思った部分。

で、そのあまり元気の無い係りの女の子に案内された部屋の畳が市松模様。部屋からも庭がよく見えていい感じ。



食事処は回廊式の真ん中を区切り、空間を取っている。狭くも無く、広すぎない、ちょうど良い広さが贅沢感を出している。食事中に女将が挨拶に来てくれました。親しみ易い感じで好印象。

で、お風呂。

残念なことに防水カメラのがメディアが壊れてしまって、風呂の写真が全部ダメ。

パンフレットに載っていた「光の露天風呂」ですが、これは意味がわからない。

浴槽はアクリル板かと思ったら、そうではなくてガラスをエッチング加工したものだそうだけれど、浴槽そのものを光らせるなんて、水と電気、相性の悪い事この上なく、落ち着かなかった。

これなら周囲の足元だけをライトアップする「諏訪湖ホテル」の露天の方が格段に良いと思う。

そして、コメントで文句を書いている人がいないからこの日だけかもしれないけど、塩素臭がものすごく周囲の木々の香りも吹っ飛んでしまっている。

これは石井建築事務所かなと思ったら違った。

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/gokan/060806.php

全体的にはデザイン性のつよい旅館のようですが、「飽き」も含めてどうなんだろう。興味がある。

庭の散策をする時間がなかったし、良い悪いが良く分からないので、そのうちもう一度行ってみようと思う。