もう一度いきたいなぁと思いつつ、ずいぶん間が空いてしまって、久しぶりの落合楼村上。
伊豆にはいろんな宿があって、高級な宿もあると思うけど、自分に限っては「宿にこれ以上求めない」という旅館が三養荘とこの落合楼村上なのさ。
この宿は、違和感というほどでもないけれど、従業員さんの落ち着いた腰の低さを強く感じる。もしかしたらこれは客との距離感を保つ接客技術なんだろうかとも思う。
土産物屋にいた若くてかわいらしい女性、すっごく感じが良かった。前も来た時もいたのかな?
いまだに笑顔が記憶に残ってる。
中居さんも一生懸命やってくれるし。手際が加賀屋の中居さんに似ていた。
この広縁に座っていると、時間の流れがね、なんとも。
もうね、至福。
ここのガラス、まだ手作りのガラスが残っていて、もう職人が居ないんだって。
いずれは割れるんだろうけど、割るのが自分で無い事を祈るね。
今回も良い部屋を頂きました。
真ん中を挟んで、
この部屋で食事。
こちらの部屋でお休み。
お風呂は今回は内湯の写真。
ここの料理人さんは「村上」に代わる前からずっといる方らしい。
今回印象に残ったのは2つ。
一つは和の食材が入ったポタージュみたいなやつ。普通はパイ包みにしちゃうところなんだろうけど、実はパイ包みが嫌いでね自分。ここはなんと、パイではなく和紙で塞いでた。少しうれしかった。
最後に鯛の煮つけ。金目じゃないんだ?と思った。それまでの味の流れから急に甘くなるんだけど、なんか難しい考えがあるんでしょうね。
中居さんに言われて気が付いたんだけど、記念の年だったので女将さんからプレゼントも貰った。
他の最近流行りの「和モダン」タイプの旅館が安っぽく感じてしまうのはどうしてだろう。ここも「和モダン」と言えば言えなくもないけど・・・なんだろう。