選挙の効果

総選挙の意味

虚構の風 バリケイト伊東

2019-08-19 08:09:24 | 政治
  東京は久しぶりに涼しい風が吹く。予報は雨だ。今のところ、雨は降ってない。テレビはあおり運転男の逮捕を大々的に伝える。この男は異常だ。覚せい剤でもやってるのか。誰とでもトラブルを起こすようだ。最近の日本では、この種の人間のトラブルが急増している。クレマーであり、近隣トラブルであり、ストーカーであり、誰でもいい殺人などが日本人の深層心理を物語ってる。鬱積したもやもや感情を爆発させてるようだ。日本人、誰でも、もやもや、イライラした精神状況に置かれてる。爆発させるといったところで、標的は社会の弱い部分、人間にぶつけてる。やくざ、警察官、政治権力者にはぶつけない。相手を選んでる。個人の生活範囲内でのテロだ。政治暴動みたいな大きな爆発は起きない。外国でも似たようなものだが、政治的暴動、テロによる大きな爆発が日本とは違う。日本にも政治家や政党がいるが、もうひとつ国民の鬱積した感情を誘導する指導者はいない。ひつじには、羊飼いが必要だ。導く人間がいるのだ。そうしないと、羊はオオカミに食われてしまう。ひつじがストレスを個々に爆発させたところで、大きなうねりにはならない。香港や韓国で起きてるような政治的大きなうねりが、日本では起きない。個人の生活の範囲内でのうっぷん晴らしでは、社会は変化しない。日本人の心には重いふたが置かれてる。自分らで、ふたをどかそうとしないと、心は晴れない。ふたのどかし方を教える人間もいない。慢性的に真っ暗な穴の中で方向性なく、片手にスマホを持ってうろうろしている。得られる情報なんて99%くだらないものだ。日本を変えられるのは人間ではなく、自然災害か、戦争による大破壊であろう。がれきの中で飢えて初めて目覚める。今のようなだるい虚構の平和は永遠には続かない。日本を包む虚構の風が日本人の心をむしばむ。早く目覚めなさい、今、あなたは夢の中にいる。