東京は曇りだ。あの夏の焼けるような暑さからは解放されている。日本の雰囲気は何とも言えないだるい感じだ。変わらず閉塞と虚構の中で悶えてる。参院選挙は参政党や国民民主が躍進したが、革命が起きたと言えるような大躍進ではない。日本人フャーストのナショナリズムが受けたようだ。マスコミの日本を悪く言う雰囲気や一部の日本を貶める人々にかみついた。日本は悪い国ではない。日本すごいの自画自賛ナショナリズムをエネルギーにした。党首の神谷の熱に多くの日本人は踊らされた。さほどカリスマ性があるわけではない。政党として今後どれだけ伸びるかはわからない。現実の政治はダイナミックに動いてゆく。日本のおたくのような政治がいつまで続くのか。政治は本質的に破壊と死の運命につながるのだ。戦争になる可能性はたぶんにある。日本は魂が抜け落ちている。80年戦争しないからと言って永遠にしない保障はない。
東京は暑い。気温35度位あるか。異常な暑さが日本を包む。気温40度の表示も普通になってる。加えて雨も降らない。日本近海の海水温も暑い。東アジアにある日本は熱帯性の気候になりつつあるようだ。今年はヨーロッパなど高緯度の国々でも気温が高い。地球は確実に温暖化が進んでる。人間が出す二酸化炭素濃度は下がらない。そのつけを人間は払わされてるだけだ。このまま異常な気候が続けば地球の生態は狂い多くの生物が絶滅に追い込まれるだろう。人間も絶滅に追い込まれるだろう。10年後、20年後の地球の生理がどのようなものになってるのか、想像するだけで恐ろしくなってくる。100年前の地球生理には戻る事はない。あるところでは乾燥化が進み、あるところでは大雨が降り、極地の氷は解け、海面上昇はどんどん進み、太平洋上のツバルなどの国では土地が失われてゆく。今、地球で起きている異常な現象は人間の生き様を反映している。人間の強い金銭的欲望は地球を破滅に追い込んでゆく。金のためには地球の生理が破壊されても人間は反省しない。反省しないどころか地球を喰いつくす。もっと稼げ、金のために地球を痛めても反省はしない。この強い人間の欲望は最後に地球を破壊する。異常気象が普通の気象になりつつあるようだ。北海道で気温40度になる事など、50年前には予想できない事であったのだ。今後、夏の北海道では気温40度は普通になるだろう。冷たい海域を好むサケは日本近海から消える。サンマも取れなくなる。日本全体でコメが取れなくなる。高温に強い品種に変換しないとコメの生産量は減る。10年後には九州全域でバナナが取れるようになるかもしれない。コーヒーも栽培が可能になるかもしれない。熱帯農業に変換して生き残るしか道はなさそうだ。日本列島に生活している日本人は、生活を大きく変えなければいけなくなるだろう。今の日本人は危機感がなさ過ぎる。朝からバラエティー番組見てゲラゲラ笑い、朝から深夜まで食い物番組のオンパレードだ。享楽を楽しむのが大切なのだ。潜在的に自然災害の脅威があるのに、危機感がなさ過ぎる。加えて気候変動の危機に対しての心構えもお粗末だ。政治もいい加減だ。日本人の目はうつろだ。何を考えてるのだ。酸素不足の金魚のように水面を泳いでるだけだ。今のままなら国は亡びる。日本は先進国で一番初めに崩壊現象に遭遇する。今、楽しければいいのだ。終わりの時、日本人はどうやって生き残るのだ。確実にその日は来る。おそらく100年以内だろう。
石破総理が参院選の責任を取って辞任する事を否定した。今日の麻生、岸田、菅の総理経験者との会談でも辞任の話は出なかったと表明。本当かどうかはわからないが。選挙選は惨敗というほど負けてない。過半数割れしたと言ったところで4議席足りなかっただけだ。マスコミが勇み足だ。今の混乱を収束できる自民党政治家はいない。一部の議員が騒いでるだけだ。今日は日米関税交渉がうまく行った。25%の関税が15%に下がった。この政治的手柄も石破総理を勇気づけている。石破降ろしはうまく行かないだろう。野党にとっても石破総理のほうがいい。戦前に戻りたいような政治家が自民党には多い。時代は変わってゆくのだ。時代を呼吸できないような政治家には去ってもらうしかない。石破総理は文句の言う政治家には選挙の時、公認しなければいいのだ。金も渡さない。総裁総理の権力は強い。遠慮する事はない。権力闘争は激しく、非情だ。トランプみたいにやればいいのだ。古い自民党はぶっ壊さなければいけない。時代は確実に変わってきているのだ。変化を理解できない政党、政治家は永田町を去ってゆかなければいけない。
参院選が終わった。自公政権は過半数を取れなかった。数的には4人足りない。石破政権が惨敗とは言えないであろう。マスコミは惨敗だと騒いでるが、比例では自民党が一番多くの票を集めた。マスコミは石破総理に責任を取って総理を辞任すべきだと言うが、本人はやめる気はなさそうだ。自民党内にも石破降ろしの風は起きてない。誰も責任は取らない。自民党内に強い人がいない。当分、自公政権は続くだろう。昔の自民党のような強さは感じられない。だらだらずるずると政権は続く。一番目立ったのは参政党と国民民主党だ。参政党は急に力をつけた。外国人排除は多くの日本人の深層心理に火をつけた。日本人の不安、不満、ストレスのはけ口に外国人を標的にした。参政党は一言に言えば右翼的色彩に満ちている。日本は全体的に右傾化、保守化化している。神谷党首の歯切れのいい演説に大衆は酔った。何か日本に大きな変化をもたらしてくれると、感じたに違いない。閉塞と虚構に満ちた国が大きく変化する事に期待したのだろう。参政党は具体的な政策より理念を訴えた。今後国会内で具体的な政策が議論された時、どんな案を出すのかで支持者の心は離れたり、賛同したりするだろう。国民民主党は玉木代表の存在が大きい支持を得させた。しいば幹事長の演説では大きな支持を得られなかっただろう。熱量の大きい政治家がうまい演説をすると、大衆の心は揺さぶられる。紙なんて効果は薄い。演説こそが政治を大きく動かすのだ。玉木、神谷の演説はうまい。他の政治家も演説には磨きをかけなければいけない。日本政治動向はどうなるのか。革命は起きない。暴動も起きない。参政党祭りが終わっただけだ。参政党には期待しない。とりあえず、今の物価高をなんとかしてくれ。本当に物価が高い。賃金は上がってない。国会議員給料を下げる事はしないのか。数千万の年収は国民感情から離れている。
今日の東京は雨だ。時折、叩きつけるような雨が降る。参院選のテーマが外国人、移民、ヘイトスピーチなど外国人関連問題に焦点が集まってる。日本もアメリカやヨーロッパの移民問題で熱戦を繰り広げてるようだ。意外な展開になってきた。日本の場合は外国のような過激さはない。警官が出動するような暴動は起きてない。参政党が言うような日本人フャーストは、日本人の自尊心をくすぐるようだ。日本の悪口ばかり言うマスコミ、識者に反発している。日本はすごい国、いい国だ。誇りを持ちましょう。そんな感じなのか。わかりやすく言うと外国人になめられてたまるかだ。今の日本は大谷などスポーツ選手の活躍以外に誇れる物がない。日本人の生活は悲惨だ。格差は広がり、満足に食べ物を食べれない人間も多い。本当に物価が高い。大企業を除けば賃金は上がってない。社会保険料でがっぽり引かれる。年金は将来もらえるかわからない。日本は不安しかない国だ。多くの国民は不安だし、目が定まらない、呼吸が苦しそうだ。そんな社会、生活環境の中でナショナリズムを刺激されると、いい気持ちになる。自尊心も高まる。外国人をだしにしてる。いい意味でも、悪い意味でも外国人は害国人のようだ。内向きの弱いナショナリズムは外国人を標的にしやすい。日本人は生活保護を受けられないのに外国人は簡単に受けられる、健康保険料を払ってない等、根拠のない話が広まってる。外国人だって簡単に生活保護を受けられない。日本人だって健康保険料を払ってない人多くいる。外国人は日本人の不満、不安、ストレスの受け口になってる。安い賃金しか払わない会社にストライキする話は日本では聞かない。物価が高くても自民党本部に抗議のデモ隊が押し寄せた話は聞かない。いろいろ文句があっても多くの日本人は何もしない。参政党の党首の演説に一瞬のときめきを感じてるのだろう。選挙が終わればいつもの日本に戻る。ナショナリズムも保守も自民党も立憲も共産党もれいわ新選組も大きな変化はない。革命は起きない。日本は静かに腐ってゆくだけだ。