日本、今日も平和でいいです。また、渋谷で若者が騒いだようだ。エネルギーの発散場所がない日本の若者は、あわれだ。中年も高齢者も日本人の心は晴れない。モヤモヤしている。メディアはいつも同じメニューだ。グルメ、芸能人ほれた、はれた、不倫した、日本すごい、ゆがんだナショナリズムの歓声、私からすると、どういでもいい話ばかりだ。勝ってにやりやがれだ。方向性をうしなった日本丸はこのまま行けば、嵐に飲み込まれ沈没するだろう。悲惨な未来が待ち受けてるのに、国民は甲板で飲め、歌え、踊れとバカ騒ぎしている。その時になって、後悔しても遅い。日本は閉塞と虚構のクソ溜まりで静かに腐ってゆくだけだ。日本の閉塞と虚構をぶち破るのは、日本人の英知ではなく、自然災害や戦争の大破壊と人間の大量死であろう。がれきと餓えの中で、目覚めるだろう。
東京はいい天気だ。気持ちのいい朝だ。平和そのものだ。不幸な出来事はなにも起きそうもないようだ。しかし、1時間後には大地震が起きるかもしれない。飛行機が墜落するかもしれない。新幹線が脱線するかもしれない。そして、多くの人間が死傷するかもしれないのだ。人間の生活なんて微妙なバランスの上に成り立ってるのだ。元々、人間は自然をコントロールできないのだし、どんなにか完全な安全システムでも、人間が作り出したものに絶対はない。絶対に大丈夫とは言えない。インドネシアで最新の旅客機が墜落した。180人ぐらいの安否が不明だ。今までも多くの飛行機事故が起きてきた。地球には強い重力が働いてる。飛ぶ物は浮く力、揚力を失えば落ちるのだ。墜落した原因は不明だ。パイロットのミスか、機体に問題があったのか。小さいミスの積み重ねが重大事故のつながるのだ。悪因があるから、悪果があるのだ。事故を偶然だとか、たまたまでかたずけてはいけない。ボルト一本、ビス一本の不良が重大事故につながるのだ。管理者はいつもささいなミスに気をつけなければならない。ネットの世界では、良くセキュリティの不備で情報を盗み取られたり、ウィルス感染を起こしたりするが、管理のすき、甘さを狙われるのだ。絶対的な安全システムなどない以上、二重、三重の防護システムを作るべきなのだ。警護の厳しい家には泥棒は入ろうとしない。警備の甘い家に侵入するのだ。自然災害でも、警戒を常に厳しくしてれば、かなり災害をふせげるのだ。日本では自然災害に終わりはない。いつも現在進行中なのだ。大きな自然災害を何度も経験してる割には、すぐに悲惨さを忘れる。喉もと過ぎれば熱さ、冷たさもすぐに忘れるのだ。いつまでもくよくよしてられない心境のようだ。楽観的なのはいいが、災害から何も学ばないのは、愚かだ。今、この瞬間にも大地震が起きるかもしれない。巨大ビルが倒壊するかもしれない。巨大津波が起きるかもしれない。さあ、どうするのだ、サバイバルが始まるのだ。自分の運命を信じるしかない。死ぬ人間もいる、大けがする人間もいる、運命とは残虐で冷たいのだ。日本には安全神話などないのだ。
渋谷でのハロウィンの仮想お祭りで少し騒動になった。車を倒したりして若者が大騒ぎだ。そもそも、ハロウィンは欧米からの文化だ。最近、キリスト教徒人口の1%の日本に定着し始めた。日本の多くの若者にとっては宗教的背景など関係ないのだ。エネルギーを持て余した若者が、ただ、路上でバカ騒ぎをしたいのだ。私は若者が大騒ぎするのを悪いと言ってるのではない。楽しめばいいのだ。草食化し、幼稚な日本の若者にも爆発するエネルギーはあるのだ。なぜ、そのエネルギーが政治に向かわないのか。外国では若者が政治の中心にいる。テロだ、暴動だと過激化するのも若者だ。日本の若者の政治的無関心さは病的だ。若いから介護や年金には関心がないかもしれないが、今の生活、仕事には関心があるだろう。非正規で働いてる人にとっては、将来が心配であろう。漠然とした不安を抱いてるのではないか。生涯、時給換算での労働なのかとか、年金がもらえなくなるのではないかとか、若者にとっても、多くの日本人と同様に不安は、大きな精神的負荷になってる。それなのに、若者の意識は政治に向かわない。日本でも1970年頃は、若者は政治的に過激化し、暴動、テロが頻発したのだ。学園紛争、ベトナム反戦運動、左翼過激派の過激テロ、町に出れば、ヘルメットをかぶった若者と機動隊が衝突していたのだ。あの頃の若者は、政治には敏感で、権力の嘘を見抜き権力にかみついた。私もその頃、大学生活を送った。いつも学校は騒然としていた。休校ばかりだ。授業どころではなかった。居酒屋で飲んで政治論議を始めれば、ビールびんが飛び交い、熱くなって殴り合いのけんかだ。馬鹿野郎、この野郎、あまえみたいな体制にゴマするような男は、権力者のけつの穴をなめてろと、罵声が飛び交ったのだ。今の若者にもこんなエネルギーがあれば、日本は安泰だ。若者が政治、社会に関心を持ち、健全な政治感覚を持ってれば、日本は維持されだろう。しかし、今の若者たちは政治的に去勢されてしまってる。安倍の支持者には若者が多い。世界の傾向とは違う。日本の若者は草食化を超えて去勢されてる。キバ、角、玉抜きだ。幼稚で保守的で女性的だ。ハロウィンでばか騒ぎするエネルギーがあるならば、政治にもエネルギーを注ぐべきだ。自分の生活、人生を守るために政治には関心を持ち、社会的不条理を正し戦うべきなのだ。日本の閉塞と虚構のクソ溜まりに新風を吹き込むのは若者なのだ。若者が日本を変えられるのだ。若者よ!目覚めろ、明るい不安のない日本を作れるのは、あなた達なのだ。様々な不条理に苦しんでる人が多くいるのだ。あなた自身が不幸の主人公になるかもしれない。今を変えないと明るい未来は訪れない。明るい未来を自分の手でつかみ取れ。若者よ、立ち上がれ!若者に期待する。
また、アメリカでユダヤ教会を狙った銃の乱射事件が発生した。11人が死亡した。明らかにヘイトクライムだ。この事件の背景にはユダヤ人に対しての差別、嫌悪がある。今、アメリカでは、このような民族や人種、宗教に対しての差別、排除、分断が顕著に行われてる。アメリカは移民国家だ。多くの民族、人種、宗教によって成り立ってるのだ。多様性こそがアメリカの強みであり、弱みなのだ。アメリカにトランプが大統領として誕生して以来、トランプ自身が差別と排除発言を頻繁に行ってきた。オバマ大統領が民族や人種、宗教を超えて一つのアメリカを訴えてたのとは、真逆だ。トランプのアメリカファースト主義は、世界の協調主義からずれてアメリカだけが繁栄すればいいと、思ってるようだ。国内でも、民族、人種、宗教の分断と排除を進めてる。その結果がユダヤ教教会の襲撃事件を起こさせたのだ。国のトップが差別と排除の考え方をすすめるなら、アメリカ国民は良識や正義を守ろうとしなくなる。ヘイトスピーチやヘイトクライムが堂々と行われてる。アメリカでは反ユダヤ主義が、黒人差別のKKKが、白人至上主義が、反イスラム主義が、反ヒスパニックが、その他の差別と排除組織が勢いを増してる。多様性の社会が崩壊寸前なのだ。アメリカの動き、風潮は世界に拡がろうろしている。日本でも、朝鮮民族に対してのヘイトスピーチが行われてる。EUでも多くの国で移民排斥、イスラム教徒に対しての差別が問題になってる。中東でもイスラム教内での宗派対立が血の嵐を引き起こしてる。世界中で差別、排除の嵐が人間を苦しめてる。人間、皆兄弟なんていう言葉は嘘になるようだ。人間界から差別、排除の不条理はなくならない。過去も今も未来も差別、排除、殺しの粛清は行われるだろう。なくさないようにしなければならない。明日はあなたが差別、排除、暴力を受けるかもしれない。日本人だって差別されるかもしれない。欧米ではまだまだアジア人に対しての差別感情は色濃く残ってる。アメリカやヨーロッパで差別的言葉や態度をとられた日本人、かなりいるのではないか。日本人をぶっ殺せ、ごきぶり野郎出ていけと、言われたらいい気持ちにはならないであろう。差別や排除は他人ごとではないのだ。差別や排除、分断をあおる政治家こそ、社会から排除されなければならないのだ。人間の本質は悪と罪だ。犯罪と戦争は人間界からなくならない。ヘイト犯罪もなくならない。しかし、なくす努力しないと、世界は血の海になるだろう。暴力と殺しが横行するようになる。アイデンティティは大切にしなければならないが、違いを強調しすぎるのは問題だ。今、地球上に存在している人間は皆アフリカ生まれ、同じ遺伝子を持ってるのだ。人間、皆兄弟なのだ。仲良くしよう。民族や皮膚の色の違い、宗教の違いを乗り越えて、憎しみ感情を排除して、お互いに愛しあおう。愛があれば、許せるだろう。愛があれば暴力を振るわないだろう。愛こそすべてだ。愛こそ人間を再生させる薬だ。
今、世界中でネット情報があふれてる。インターネットは自由な空間だ。私も良くインターネットを利用する。誰でも自由に参加できる。誰でも情報を発信できるし、誰でも情報を得る事ができる。問題はその情報の中身だ。エロ、グロ、人の殺し方情報、原爆製造情報、麻薬売買情報、神様のメッセージ情報、誹謗、中傷、なんでもありだ。しかし、価値ある情報は1%だ。99%くだらない情報だ。人によってなにが価値あるのかは、違うが、ほとんどくだらない情報だ。人間は神が作った生物の中で最低、最悪の生物だ。救いようのない生物が発信する情報など、くだらない情報ばかりだ。人間が発する情報は人間的範ちゅうを超える事はない。宇宙人や神様からのメッセージを直接得る事はできない。最近、やたらとネットではかくかく言われてると、ネットからの情報を特別扱いするような風潮がある。実態のない情報、情報発信者に、現代人は振り回されてる。ネット情報は嘘も多いのだ。だまされないようにしなければならない。ネット情報を過信し、ネット情報にだまされ、ネットに依存するのは、ネット中毒であり、ネットに心を支配されるようなもんだ。一種の催眠術なのだ。ネットは虚構を作りやすい。多くの人間が虚構に神を見出し、虚構に真実を見出し、虚構の落とし穴にはまり動けなくなってる。最初からすべては虚構なのだ。蜃気楼の町を本物の町と見間違えるようなものなのだ。大きなお世話だと思うが、私が述べてきたような事に気をつけて、ネットを利用したほうがいい。だまされて一文なしになるかもしれないのだから。日本では一番政治が虚構なのかもしれない。安倍という虚構の政治家が権力者なのだから。土曜、日曜はスマホ、パソコンいじらないで土をいじろう。自然に触れる事は人間性を復活させる。虚構にだまされない心を養うのだ。