選挙の効果

総選挙の意味

年金不安 バリケイト伊東

2019-08-28 07:55:29 | 政治
  政府が年金の未来像を提示した。本来、5月頃に公表されるのに、参院選があったから今になったのだろう。年金額が大幅に減ると、発表されれば政権側に不利になると考えて遅らせたのだろう。2050年頃には、今より受け取れる額は、3割、4割減る感じだ。増える事はまずなさそうだ。経済成長率が良くても、年金は減る。高齢者は増え子供は減る国では、年金の制度設計が破綻するかもしれない。今、毎月年金を払っていても、年金を払われる年齢の時、払われる保証はないかもしれない。今、20歳の人間が65歳になった時、厚生年金ではいくら払われるのだろうか、国民年金ではいくら払われるのだろうか。公務員の共済年金ではいくら払われるのだろうか。毎月の掛け金は、払ってもその時の物価水準からかけ離れた金額では、生活ができない。今、受給している年金生活者も減らされるのだ。多くの国民は漠然とした不安を抱えてる。多くの若者は、年金なんてもらえないないと思ってるのではないか。もらえないのに、掛け金を払うのは馬鹿馬鹿しいと感じ、払わなくなるのではないか。国民年金は40年間、きちんと掛け金をはらっても、月に65000円しかもらえてない。この金額で東京で生活するのは厳しい。厚生年金も下げられ、月に150000以下では、厳しいものになるだろう。これでは、まったく掛け金を払わず生活保護を受給したほがいいと、考える人間もいるのではないか。こんな風潮が広がったら、年金システムが破綻してしまう。年金問題を考えれば考えるほど、暗くなる。明かりが見えない。政治を変えないと、不安は解消しない。日本では、年金暴動は起きない。起きれば、安倍政権も考え方を変えるだろう。選挙をすれば政府自民党が勝ってしまう。一番年金を大幅に減らされる可能性の高い若者が、安倍政権を支持しているのだから不思議だ。若者の半数が安倍政権を支持している。日本では、香港みたいに若者が政治改革の核にはならない。自分の生活や未来が脅かされるてるのに、声をあげない。年金だけでなく、日本人は多くの不安を抱えてる。しかし、その思いは政治に反映されない。ぶすぶすとくすぶり続けるだけだ。100年後の日本、どうなってるのだ。その前に2050年を迎える。いいイメージが浮かばない。壊れた日本、貧困者、病人だらけの極端な格差社会、高層ビルの間に点在するスラム、犯罪多発して夜は歩けない、郊外の山に多くの寝たきり高齢者、認知症高齢者が捨てられる。なにかいいイメージを考えても、浮かぶのは悪いイメージだ。若者よ!しっかりしてくれよ。漫画やバラエティー番組見て、げらげら笑ってる場合ではないぞ。いつまでも若さは続かない。人は年を取るのだよ。老いた時、頼れるのは年金だけだぞ。ほとんどの高齢者は2000万円を持ってない。今のまま行けば、葬式もあげられない高齢者が増えるだろう。