政治家は国民の鑑。 こちら
同様に、子どもは大人の鑑。
子どもがダメなのは、大人がダメだから。
子どもが良いのは、良い大人の背中を見ているから。
子は、大人の言うとおりに育たない。大人のやるとおりに育つ。
こんなことは、人の親なら、いや親でなくても、お分かりでしょう。
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遺伝子を継いだ子だけではなく、若者一般もそう。
今の若者は…
すぐ会社を辞める。3年で3割辞める。根性がない。忍耐力がない。本を読まない。
「演技」が上手い。1 on 1で「頑張ります!」と言った直後にシレッと退職する。
この若者の「演技」っぷりは、最近話題の『静かに退職する若者たち』で金間大介さんが活写している。
しかし。
若者を責めてはいけない。若者を罵ったり蔑んだりしてはいけない。
若者は大人の鑑だからだ。
若者は、セコい、保身の、情けない大人を見て、「学習」したのです。
上司にゴマ摺って、「演技」して、世渡りして、成功した卑しい大人たちを。
あれで出世できるんだ。ああいう世渡りがあるんだ。
ああやって楽して生きていけばいいんだ。
そう。
ダサい、セコい、こすい、卑しい、偽善の大人の世渡りを、若者が、「成功体験」として、学習しちゃったんです。
だから若者が「演技」するんです。偽善者になるんです。
若者の演技や偽善を責める前に、大人たちは、自分の、自分たちの演技と偽善を責めなければならない。
若者が演技をするのは、大人のせいです。
若者が偽善をするのは、大人のせいです。
常に他責しない。
常に自責する。
僕はそうありたい。