佐高信さんの最新刊、『統一教会と創価学会』。
宗教関連の仕事をしているので、情報収集のために買って読みました。
ひ、ひどい、、、
最近、彼の書く本(2022『統一教会と改憲・自民党』)はひどいな、タイトルと一致しない詐欺的だなと思っていたのですが、今回の本はもっとひどい。
どの点で「今回の本がもっとひどい」かというと、まず、その分量。
413頁あって、統一教会のことは4頁くらいしか書いていない。内容もスカスカ。
それなのにタイトルに統一教会をもってくる、、、 話題になっているから、つまり「売らんかな」商法ですね。
こういうインテグリティない人を私は好まない。
次に、その内容。
特に17~18頁、、、 統一教会と尊属殺法定刑違憲事件をかけ合わせて、何が言いたいのか、、、
「名のある作家」だから買いましたが、もう彼の本は買う必要がないということが分かりました。
もう一生、私は彼の本は買うまいと誓いました。
さようなら佐高さん、お世話になりました。
御年79歳。加齢による衰えでしょうか。
他山の石にさせていただきます。
私も40代50代、せめて60代で頑張らないと。
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なぜ私がこんなに佐高さんを手痛く書くかというと、昔の彼を知っているから。
1993年『逆命利君』とかはいい本だそうだし(しっかり読んだか覚えていない)、2002年城山三郎との共著『男たちの流儀』なんかは、インパクトあるいい本だった。
城山三郎と組んでいるとき(城山三郎の最晩年)までは、佐高さんもまだよかった。
城山亡き後、ちょっと変な方向に行っちゃった感、、、
作家が、加齢とともに、あらぬ方向に行く、ということはたまにある。私が好きだった日垣隆さんとか、、、
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みなさんも、騙されたと思って、この佐高さんの本『統一教会と創価学会』の17~18頁を読んでみてください。
愕然としますよ。そのレベルのアチャ~さに。
名のある作家だと、編集者もNOと言えないので、こういうアマチュアな文章がそのまま世に出てしまうのでしょう。
そうそう、石原慎太郎の最晩年の文章って、めちゃ長くて読点がなくて、とても読みにくい悪文ですよね。
これも「編集者がモノ言えない」ために起きている、日本の属人化現象の一つ。
老作家の文章には気をつけなければいけない。みなさまもご注意くださいませ!